
宮城の温泉、秋保も松島も鳴子も蔵王も気になって、結局どこを選べばいいのか分からなくなってきました……。



秋保の湯から日本三景の松島、鳴子、蔵王のふもと、そして三陸の気仙沼へ。景色の違うエリアを順に並べたので、旅の形から選んでみてください。9軒のうち、アバロンは温泉がなく、はまなす海洋館は温泉の表示がありません。
宮城県には、仙台藩主・伊達家の湯守役を務めた宿のある秋保温泉、日本三景の松島、鳴子こけしで知られる鳴子温泉郷、蔵王連峰のふもとの遠刈田、そして三陸の気仙沼と、景色の違う5つの舞台があります。この記事では、秋保から気仙沼へ向かう1本の旅になぞらえて、9軒の宿を紹介します。
行き先がもう固まっている方は、比較表の下から、宿ごとの予約ボタンへ飛べます。迷っている方は、序章から読み始めてください。湯に入る旅なら、アバロンとはまなす海洋館を除く7軒が候補です。
※本記事に掲載した宿の特徴は、各宿の公式サイトや楽天トラベル・じゃらんの掲載情報をもとにまとめています(26年10月時点)。運営者自身が宿泊した体験ではありません。料金・プランは予約ページでご確認ください。
宿の中身を先に読みたい方は、宿ごとの記事へどうぞ。客室・お風呂・食事を確かめてから、予約ページを開けます。ボタンは、すぐ下に置いています。
\ 気になる宿が決まったら /
\ 9軒を見比べたいときは /
- 大人数でにぎやかに過ごすなら → ホテル瑞鳳
- 歴史ある宿で、仙台黒毛和牛の会席を味わうなら → 佐勘
- 海の景色とオールインクルーシブを楽しむなら → 松島一の坊
- 温泉はなく、貸切風呂と洋風懐石の夕食で泊まるなら → びすとろアバロン
- 自家源泉の宿を選ぶなら → 花渕荘・鳴子ホテル
- 貸切風呂で自由に過ごしたいなら → 旅舘大忠・だいこんの花
- 気仙沼で、フカヒレの姿煮の夕食を食べたいなら → はまなす海洋館
- 秋保・松島・鳴子・遠刈田・気仙沼、5つのエリアで違う湯と旅の景色
- 9軒それぞれの湯・食事・行き方と、選ぶ前に押さえたい点
- 9軒それぞれの予約ボタン(楽天トラベルとじゃらん)
序章|宮城の湯の旅へ、日本三景の海から鳴子のこけしの里まで
宮城の湯の旅は、仙台の街からほど近い秋保温泉から始まります。名取川の渓谷に面した温泉地で、仙台駅から送迎バスを走らせる宿もあります。
次の舞台は、日本三景の松島です。松島観光協会の案内によると、松島湾には260余の島々が浮かび、四大観は島々を一望できる名所です(26年10月時点)。
鳴子温泉郷は、米どころの大崎地方を流れる江合川の上流にあります。鳴子温泉郷観光協会によると、鳴子・東鳴子・川渡・中山平・鬼首の5つの温泉エリアからなり、エリアごとに街並みも風呂も個性が違います。鳴子温泉は古くから「奥州三名湯」の一つに数えられ、駅前に温泉街があります。
鳴子の手仕事といえば、こけしです。協会によると、鳴子こけしは約200年前の文化・文政のころ、山奥の木地職人が子に与えたのが始まりと言われます。首を回すと「キュッキュッ」と鳴るのが特色です。宮城の5系統は「宮城伝統こけし」として1981年に国の伝統的工芸品に指定され、鳴子と遠刈田もその産地に入ります。協会は、現在も約50人の工人が手作りしていると紹介しています。
秋保の庭園から松島の海へ。鳴子の山あいを抜けて、蔵王のふもとの遠刈田、最後は三陸の気仙沼へ。約200年前の木地職人の手仕事が今も続く鳴子を旅の中ほどに置いて、9軒の夜を順にたどります。
第一章|秋保温泉、庭園の露天風呂と茅葺きの河原の湯を巡る2軒
旅の最初の夜は、名取川の渓谷に面した秋保温泉です。日本庭園に6種の露天風呂があるホテルと、伊達家の湯守役を務めた歴史をもつ宿と、湯との向き合い方が対照的な2軒を訪ねます。
ホテル瑞鳳|庭園の6種の露天風呂と夕食ビュッフェ
ホテル瑞鳳は、仙台の中心街から車で約30分の秋保温泉にあります。仙台駅東口の観光・送迎バス乗り場から、無料の直行送迎バスが出ています。公式サイトによると事前予約制で、定員になると締め切られます。仙台南ICからは車で約15分です。
日本庭園の中に露天風呂が6種類あり、潮滝の湯・大和、秋保の湯、磊々の湯のほか、深さ130cmの立ち湯と打たせ湯があります。大浴場は本館の地下にあり、織女と牽牛の2つを、男女の暖簾を入れ替えて使います。公式サイトの案内では、大浴場も露天風呂も15時から24時、翌朝は5時から入れます。
夕食は、レストラン「seasons」のビュッフェです。ずわい蟹、炭火焼きの仙台牛タンと魚介、天ぷら、職人が握る寿司が並びます。本館4階には、天候に関係なく使える屋内の温水プールもあります。
日本庭園の6種の露天風呂と、ずわい蟹や握り寿司のビュッフェ。三世代の家族旅行やグループ旅行の拠点に、まず思い浮かぶ大きな宿です。
選ぶ前に:夕食は2部の入れ替え制で、時間帯はチェックインのときに選びます。到着が遅れると、夕食を案内できない場合があります。湯の方式は、じゃらんが「加水・加温・循環ろ過」と表示しています。客室でのネット接続は、公式サイトが「お部屋での利用環境はなく、本館1階ロビーでWi-Fi」、楽天トラベルが「一部、無線LAN形式」と、案内が分かれています。大浴場は2026年12月15日・16日の日中、プールは2026年12月7〜10日と2027年3月8〜11日にメンテナンスがあります。刺青・タトゥーのある方の入浴は、公式サイトがお断りしています。
ホテル瑞鳳の記事では、庭園露天風呂とビュッフェ会場の様子を確かめられます。
佐勘|名取川の水際に湧く源泉かけ流し「河原の湯」
佐勘は、仙台市太白区秋保町湯元にあります。仙台駅からの無料送迎バスは、宿の予約ページから自分で事前予約する形で、電話では受け付けていません。帰りの便も、同じ予約ページから申し込みます。仙台駅から車で約30分、宮城交通バスなら西口8番乗り場から約50分です。
公式サイトによると、佐勘は仙台藩主・伊達家の湯守役を務めた宿で、初代の佐藤勘三郎から34代を数えます。主屋には家宝の聖火があり、公式サイトは400年と紹介しています。ギャラリーでは、湯守役の歴史にふれられます。
湯は全部で5つあります。名取川を眼下にする露天風呂「河原の湯」は茅葺き屋根の下にあり、宿は源泉掛け流しと書いています。宿泊者だけが入れて、男女で入れる時間帯が分かれます。ほかに、檜と御影石の「名取の御湯」、花月館の大浴場、地下1階の大浴場、予約制の貸切風呂があります。
夕食は、仙台黒毛和牛を主役にした会席です。夕食の場所はプランによって、お部屋、ダイニング、個室のいずれかになります。朝食は、料理人が目の前で調理するビュッフェ「宮城野」が基本で、和定食の日もあります。
伊達家の湯守役を務めた宿で、茅葺き屋根の露天風呂と、仙台黒毛和牛の会席に向き合う。湯を5つ巡る旅や、家族のお祝いの旅に合う宿です。
選ぶ前に:客室数は、楽天トラベルが140室、じゃらんが173室と案内が分かれる大きな宿です。静けさを最優先する旅より、湯をはしごする旅に向きます。河原の湯は男女で入れる時間帯が分かれ、送迎バスは往復とも事前予約が必要です。食物アレルギーへの個別対応と、好き嫌いによる料理の変更はできません。中学生以上は大人として申し込みます。
佐勘の記事では、5つの湯の違いと客室タイプを確かめられます。
第二章|松島、日本三景の海辺と高台で泊まり分ける2軒
旅は仙台を挟んで反対側の海辺、日本三景の松島へ。オールインクルーシブの海辺のリゾートと、高台の小さなホテルを訪ねます。
松島一の坊|最上階の展望露天と、飲み物つきのオールインクルーシブ
松島一の坊は、松島町高城浜にあります。松島駅と松島海岸駅へは宿のお迎えがあり(駅から電話します)、松島駅のほうが近いと公式サイトは案内しています。松島海岸ICからは車で約15分です。敷地には、中島健氏が設計した7,000坪の水上庭園が広がります。
全81室のどの客室からも、日本三景・松島の景色が見えます。館内最上階の展望露天風呂は、水平線と島々を眺める「八百八島」と、内湯に加えて階段を下りた先に露天風呂のある「五大観」の2か所です。男女は朝と夜で入れ替わります。
宿泊料金には、ラウンジのドリンクとスイーツ、レストランのドリンクが含まれるオールインクルーシブのスタイルです。アクティビティも含まれ、エステなどは一部有料です。
夕食と朝食は、料理長の厨房を囲むオーダービュッフェ「青海波」です。三陸の海の幸のにぎり寿司やお造り、12ミリの極厚に切って炭火で焼く一の坊牛たんなどが並びます。朝食には、ふわとろフレンチトーストがあります。
松島の島々を望む最上階の展望露天と、極厚の一の坊牛たん。ドリンクまで宿泊料金に含まれた海辺の滞在は、夫婦やカップルの記念日の旅に合います。
選ぶ前に:展望露天は男女が入れ替わり、月曜(五大観)、水曜(八百八島)、金曜(庭がSPA)の昼間には、温泉が使えない時間帯があります。湯の方式は、じゃらんが「循環ろ過」と表示しています。食物アレルギーには別の料理を用意できません。本人用の安全な食品の持ち込みは、予約のときに伝えれば可能です。別棟の「庭がSPA」の利用の区分と料金は、公式サイトで確かめてください。
松島一の坊の記事では、展望露天風呂とラウンジの使い方を確かめられます。
びすとろアバロン|温泉なし、貸切風呂2つと洋風懐石の夕食
びすとろアバロンは、全12室の小さなホテルです。日本三景の海を見下ろす高台に建ち、公式サイトは「松島で一番小さなホテル」と表しています。JR仙石線の松島海岸駅から徒歩8分で、連絡すれば駅まで迎えが来ます。渋滞のときは断る場合があります。松島海岸ICからは車で2分(楽天トラベル)、3分(じゃらん)です。
前身は、1981年に開業したレストラン「びすとろ」です。風呂は温泉ではなく、五右衛門風呂と檜葉風呂の2つの貸切風呂です。五右衛門風呂は鋳物の湯舟で、大人2名が肩まで入れます。直焚きは安全上行いません。壁や椅子には、檜・青森ヒバ・栗の無垢材を使い、1回50分です。
夕食は、お箸で食べる洋風懐石のコースです。魚介は塩釜の市場で仕入れ、冬は東松島で殻付き牡蠣を漁師から買うと、公式サイトにあります。ホタテ貝とズワイガニのグラタンが入り、肉料理は日高見牛のステーキの日と宮城野ポークの煮込みの日があります。内容は季節で変わります。
1981年開業のレストラン「びすとろ」から続く料理を、お箸で味わう夜。湯は、木の貸切風呂でゆっくりと。
選ぶ前に:館内の風呂は天然温泉ではありません。温泉に入る旅なら、秋保や鳴子など、ほかの章の宿と選び分けてください。夜間は施錠され(午前0時から7時)、21時以降にチェックインする場合は宿への連絡が必要です。貸切風呂は午後から翌朝まで使え、時間は季節で変わります。駐車場は15台の先着順です。
びすとろアバロンの記事では、客室タイプと夕食の流れを確かめられます。
第三章|鳴子温泉郷、中山平と鳴子の自家源泉に入る2軒
松島からいったん内陸へ戻り、鳴子温泉郷へ向かいます。本記事の2軒は、中山平の自家源泉の宿と、鳴子温泉駅から歩ける老舗です。
花渕荘|自家源泉かけ流しと庭園の露天風呂
花渕荘は、鳴子温泉郷のうち中山平温泉にあります。古川ICから国道47号で約50分で、公式サイトの別のページには約40分、楽天トラベルには約45分という表記もあります。中山平温泉駅と鳴子温泉駅へは送迎があり、予約のときに到着する駅と時間を伝えます。鳴子峡までは徒歩約7分です。
自家源泉かけ流しで、公式サイトの表記は無加水・無加温です。単純温泉で、無色透明、においはほとんどありません。男女それぞれに庭園露天風呂、大浴場、一人用の岩風呂があり、予約制の貸切露天風呂を加えて、風呂は男女合わせて7つです。女性の庭園露天風呂は、庭に大きく張り出した湯船で、夜はライトアップされます。
夕食は、女将と若女将の母娘が手づくりする山里料理です。宮城県産の伊達ざくらポークと、鳴子産の希少米「ゆきむすび」を、公式サイトが紹介しています。2017年初夏の献立例には、伊達ざくらポークのしゃぶしゃぶ、岩魚の塩焼き、ズワイガニ、季節の天ぷら、お刺身が挙がっています。献立は季節で変わり、料理は客室で、混み合うときは大広間でいただきます。
館内には売店があり、序章で触れた鳴子こけしや銘菓が並びます。
鳴子峡まで徒歩約7分。無加水・無加温の自家源泉と、母娘が手づくりする山里料理に向き合う、中山平の宿です。
選ぶ前に:中山平温泉駅から宿までは、公式サイトが徒歩約15分、楽天トラベルが車で3分と案内が分かれているので、駅からは送迎を予約すると確実です。豪雪地帯で、12月上旬から3月下旬はスタッドレスタイヤが必要です。館内は「レトロな趣」と公式サイトが表す造りで、廊下はスロープ、階段と浴場には手すりがあります。足の悪い方は、事前に宿へ相談できます。
花渕荘の記事では、庭園露天風呂と客室の様子を確かめられます。
鳴子ホテル|色が変わる硫黄泉と3本の自家源泉
鳴子ホテルは、JR鳴子温泉駅から徒歩約5分の、大崎市鳴子温泉湯元にあります。創業は明治6年で、全115室です。仙台駅から電車で約60分と、公式サイトは案内しています。
敷地内に3本の自家源泉があり、5人の湯守が24時間管理していると公式サイトは紹介しています。湯の色は外気や湿度で変わり、透明、緑色透明、乳白色、鶯色などになります。大浴場の芭蕉の湯と玉の湯は、朝夕で男女が入れ替わります。
芭蕉の湯は、宿が鳴子温泉エリアで一番大きい湯船と紹介する大浴場です。玉の湯には、檜風呂、高野槇桶の露天風呂、青畳石の露天風呂があります。公式サイトによると、館内にはこけし2000体をはじめ数多くの美術品が展示されています。
夕食は、オープンキッチンのみちのくバイキングか、温泉会席膳から選びます。バイキングは和洋中の料理が常時50種類で、鮎の姿焼きや自家製のばっけ味噌が並びます。朝食もバイキングで、雑煮や炊き立てのご飯、朝のライブキッチンのあんこ餅があります。
鳴子温泉駅から徒歩約5分。自家源泉の湯と、館内に展示されたこけし2000体が迎えてくれる宿です。
選ぶ前に:湯の使い方は、楽天トラベルとじゃらんが「源泉かけ流し」、公式サイトが「加水・加温する場合あり」と案内しています。夕食の会場は、公式サイトがバイキングレストラン「宮城野」、楽天トラベルが広間と書いています。食物アレルギーには、対応できないと公式サイトが案内しています。貸切風呂「木華子の湯」は予約制で、1グループ50分です。
鳴子ホテルの記事では、湯の色の違いと客室を確かめられます。同じ鳴子温泉郷では、昭和11年の木造本館が残る鳴子温泉のゆさや旅館と、二つの重曹泉をもつ東鳴子温泉の旅館大沼も訪ねられます。
第四章|遠刈田温泉、貸切風呂と自然林の離れで過ごす2軒
鳴子から南へ下り、蔵王連峰のふもとの遠刈田温泉へ。だいこんの花の公式サイトでは、遠刈田は開湯400年の温泉地とされています。その温泉街にある貸切風呂の宿と、自然林に離れが建つ宿を訪ねます。
旅舘大忠|貸切風呂3つと、夕食までの飲み物つきの宿
旅舘大忠は、蔵王町遠刈田温泉旭町にある、客室9室の小さな宿です(楽天トラベルの基本情報は10室)。仙台駅前の34番乗り場から高速バスで約60分、1日7本です。新幹線なら白石蔵王駅で降ります。車は白石ICから約25分、村田ICから約30分です。専用駐車場は少し離れた場所にあり、台数は10台です。
風呂は、男女入れ替えの大浴場が2つ(天色の湯・南天の湯)と、貸切風呂が3つで、あわせて5つです。貸切風呂は、もも花の湯、青い信楽焼の浴槽の紺碧の湯、大きな窓の岩風呂の風みどりの湯。予約は要らず、入口の看板で空き具合を確かめて、空いていれば入れます。
湯は、遠刈田温泉の共同源泉から引いています。宿の案内によると、ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉で、源泉100%の掛け流し、加水も加温もしません。共同源泉は、8軒の旅館と2つの公衆浴場へ、同じ分配量で引かれています。冬には、蔵王山麓のりんごを使った「魔法のりんご風呂」もあります。
チェックインから夕食まで、飲み物は宿の用意です。生ビール、ワイン、日本酒、焼酎、カクテルなどが並びます。食事は京風のダイニングで、夕食は出来立てを出すため、開始時間が決まっています。
貸切風呂が3つあり、飲み物はチェックインから夕食まで宿の用意。9室の小さな宿で、湯と酒の夜を過ごせます。
選ぶ前に:客室は和室5・和洋室4の9室で、露天風呂は半露天です。貸切風呂は予約ができず、空いていれば入る形になります。夕食の開始時間は決まっているので、予約ページで確かめてください。食物アレルギーに配慮した料理には、対応できると楽天トラベルが案内しています。宿の情報は、楽天トラベルとじゃらんの掲載をもとにしています。
旅舘大忠の記事では、5つの風呂と夕食までの飲み物の使い方を確かめられます。
だいこんの花|自然林に建つ18室の離れと貸切露天風呂4つ
だいこんの花は、蔵王連峰のふもと、遠刈田温泉の約1万坪の自然林に、12棟18室の離れが建つ宿です。無料送迎はありません。白石蔵王駅からは、前日までに申し込む有料の定額タクシー(3名まで、所要約40分)があります。バスなら仙台駅前の33番乗り場から、終点の「メルキュール宮城蔵王リゾート&スパ前」まで乗り、宿までは徒歩約15分です。車は東北道の白石ICから約20分、村田ICから約25分です。
客室の風呂は、露天風呂付きが12室、内風呂付きが2室、風呂なしが4室です(公式サイトの部屋ページより)。予約なしで入れる貸切露天風呂が4つあり、朝かぜ、星の林、雪待ち、通り雨と名づけられています。雪待ちは眼下に渓流があり、せせらぎが聞こえます。大風呂「ぎんやんま」は半露天で、24時間入れます。
食事は、半個室のダイニング「コの字」で。自家菜園と地元の野菜が主役で、肉や魚は野菜を引き立てる役です。献立は月替わりで、当月と翌月の献立が公式サイトに載ります。朝食には、焼きたての出汁巻き卵、手作り豆腐の和食膳、サラダビュッフェがあります。
母屋には、樹齢180年を超える山形・金山杉の梁と、大きな囲炉裏があります。
自家菜園の野菜が主役の月替わりの食卓と、予約なしで入れる4つの貸切露天風呂。約1万坪の自然林に離れが建つ宿です。
選ぶ前に:泊まれるのは中学生からで、12歳未満の子どもは乳幼児も宿泊できません。予約はインターネットのみで、電話では受け付けていません。大風呂の洗い場と、貸切露天風呂の一部の脱衣所は屋外です。食物アレルギーは、公式サイトの食事ページが「できる限りの対応」、よくある質問が「対応は行っていません」と、案内が分かれています。日帰り入浴は受けていません。客室の風呂は部屋ごとに違うので、予約サイトの部屋タイプで確かめてください。
だいこんの花の記事では、離れの5つのエリアと貸切露天風呂を確かめられます。
第五章|気仙沼、三陸の海辺に建つ旅の終着1軒
旅の終着は、宮城県の北東端、三陸海岸に面した気仙沼です。蔵王からは大きく北東へ向かう道のりで、三陸の海に面した宿が、旅を締めくくります。
はまなす海洋館|大谷海岸のそばの11室と大浴場
はまなす海洋館は、気仙沼市本吉町九多丸にある客室11室の宿です。JR気仙沼線BRTの大谷海岸駅から徒歩約5分で、駐車場は50台が無料、予約も要りません。楽天トラベルの紹介欄には、気仙沼初でここでしか泊まれない「ホヤぼーやルーム」も載っています。
風呂は大浴場で、温泉の表示はありません。貸切風呂とサウナの表示もなく、館内の設備は大浴場までです。
夕食の看板は、気仙沼産のフカヒレの姿煮です(楽天トラベルの紹介欄)。地場産の魚介と、オーブンキッチンで焼き上げる仙台牛のステーキも、夕食にあります。食事場所は、朝食も夕食もレストランです。
大谷海岸駅から歩いて着く11室の宿で、気仙沼産のフカヒレの姿煮を夕食の主役に。
選ぶ前に:温泉に入る旅なら、ほかの章の宿と選び分けてください。チェックインが夕方遅くなるときは宿への連絡が必要で、夕食の最終案内の時刻と門限もあります。送迎バスは、楽天トラベルの案内に出ていません。宿の情報は、楽天トラベルの掲載をもとにしています。
はまなす海洋館の記事では、海に面した客室と夕食の様子を確かめられます。
終章|宮城の湯の旅、迷ったらこの5軒から
9軒を読んでも決めきれないときは、旅の目的から1軒を選ぶ手もあります。宿名を選ぶと、予約ボタンの一覧へ戻れます。
- 大人数のグループで、庭園の露天風呂とビュッフェを → ホテル瑞鳳
- 海の景色とオールインクルーシブを → 松島一の坊
- 中山平の自家源泉かけ流しと、山里料理を → 花渕荘
- 自然林の離れと、貸切露天風呂4つを → だいこんの花
- 気仙沼で、フカヒレの姿煮の夕食を → はまなす海洋館
秋保の庭園、松島の海、鳴子の自家源泉、遠刈田の自然林、気仙沼の海辺。宮城の旅は、湯をどこで味わうか、食卓をどこで囲むかで形が変わります。鳴子を旅に入れるなら、売店や館内の展示で、序章に書いたこけしと出会えます。
秋保で庭園の湯と湯守役の宿を選ぶ:ホテル瑞鳳、佐勘。
松島の海辺で泊まる:松島一の坊、びすとろアバロン。
鳴子で自家源泉に入る:花渕荘、鳴子ホテル。
遠刈田で貸切風呂を使う:旅舘大忠、だいこんの花。
気仙沼でフカヒレの夕食を:はまなす海洋館。
仙台に泊まるなら、仙台のドーミーイン仙台ANNEXの記事もあります。大浴場と朝食の様子を詳しく紹介しています。
宿選びの前に、温泉旅そのものの準備を整えておきたい方はこちらもあわせてどうぞ。
宮城の温泉宿おすすめ9選|秋保から気仙沼まで9軒を一覧で比べる
旅の道のりはここまで。ここからは、秋保から気仙沼へ向かう旅の順に、9軒を並べた一覧です(26年10月時点)。気になる宿の名前を選べば本文の紹介へ、右端の「楽天で空室を見る」を選べば楽天トラベルの空室確認へ進めます。
比較表|9軒の湯・特徴・向いている人
| 宿名 | エリア | 湯・雰囲気の特徴 | 向いている人 | 予約 |
|---|---|---|---|---|
| ホテル瑞鳳 | 秋保温泉 | 日本庭園の6種の露天風呂と夕食ビュッフェ | 大人数・三世代家族 | 楽天で空室を見る |
| 佐勘 | 秋保温泉 | 宿が源泉掛け流しと書く「河原の湯」と5つの湯 | 歴史ある宿で湯をはしごしたい人 | 楽天で空室を見る |
| 松島一の坊 | 松島 | 最上階の展望露天とオールインクルーシブ | 記念日・大人の海景色旅 | 楽天で空室を見る |
| びすとろアバロン | 松島 | 温泉なし。貸切風呂2つと洋風懐石の夕食 | 夕食を目当てに泊まりたい人 | 楽天で空室を見る |
| 花渕荘 | 鳴子温泉郷(中山平) | 自家源泉かけ流しと庭園の露天風呂 | 庭園の露天風呂と山里料理を楽しみたい人 | 楽天で空室を見る |
| 鳴子ホテル | 鳴子温泉 | 色が変わる硫黄泉と3本の自家源泉 | 温泉派・食事も両立したい人 | 楽天で空室を見る |
| 旅舘大忠 | 遠刈田温泉 | 貸切風呂3つと、夕食までの飲み物つき | 貸切風呂とお酒の夜を楽しみたい人 | 楽天で空室を見る |
| だいこんの花 | 遠刈田温泉 | 18室の離れと貸切露天風呂4つ | 自然林の離れで過ごしたい人 | 楽天で空室を見る |
| はまなす海洋館 | 気仙沼・大谷海岸 | 温泉の表示なし。大浴場と、フカヒレの姿煮の夕食 | 気仙沼の海辺で、夕食を目当てに泊まりたい人 | 楽天で空室を見る |
予約ボタン|9軒それぞれの宿ページへ
比較表と同じ順番で、宿ごとの予約先を並べました。楽天トラベルとじゃらんの両方に載っている宿は、好きな方を選べます。「宿の記事を読む」からは、客室・お風呂・食事の紹介へ進めます。
ホテル瑞鳳
佐勘
松島一の坊
びすとろアバロン
花渕荘
鳴子ホテル
旅舘大忠
だいこんの花
はまなす海洋館
宮城の温泉宿|よくある質問
秋保と松島の選び方、気仙沼までの道のり、温泉の有無、貸切風呂。気になりやすい点を、宿の名前を添えて4つ並べます。



結局、秋保と松島、どっちを先に行けばいいんでしょうか?



旅の順は、行きやすさで決めて大丈夫です。秋保は、仙台駅からホテル瑞鳳と佐勘の送迎バスがあります。松島は、松島一の坊が松島駅と松島海岸駅へお迎えに来ます。次のFAQでも整理していますね。
- 宮城県で温泉宿を選ぶなら、秋保と松島のどちらがいい?
-
名取川の渓谷に面した秋保温泉には、庭園の6種の露天風呂があるホテル瑞鳳と、伊達家の湯守役を務めた佐勘があります。日本三景の海を望みたいなら、松島の松島一の坊です。秋保は仙台駅からの送迎バス(瑞鳳・佐勘とも事前予約)、松島は松島駅・松島海岸駅へのお迎えがあるので、前半を秋保、後半を松島にして組み合わせることもできます。
- 気仙沼まで足を延ばす価値はある?
-
気仙沼は蔵王・遠刈田から見ると大きく北東へ移動する道のりになりますが、三陸の海に面した大谷海岸のそばで泊まれます。本記事で紹介したはまなす海洋館は、気仙沼産のフカヒレの姿煮の夕食を目当てに、旅程へ組み込めます。
- 紹介されている宿は、すべて天然温泉?
-
いいえ。びすとろアバロンは温泉がなく貸切風呂、はまなす海洋館は温泉の表示がなく大浴場です。残る7軒は温泉の宿ですが、湯の方式は宿や予約サイトで表示が分かれることがあります。ホテル瑞鳳はじゃらんが加水・加温・循環ろ過、鳴子ホテルは公式サイトが加水・加温する場合ありと案内しています。旅舘大忠は共同源泉から引いた湯です。予約前に、各宿のページで泉質や設備を確かめてください。
- 貸切風呂を重視するなら、どの宿がいい?
-
予約なしで貸切風呂に何度も入りたいなら旅舘大忠、自然林の離れに泊まって貸切露天風呂を巡りたいならだいこんの花が向いています。いずれも遠刈田温泉の宿です。
宮城で紹介している宿|15軒の記事一覧
このページで取り上げた宿のほかにも、宮城の宿をそれぞれの記事で紹介しています。宿の名前から、くわしい記事へ進めます。
- スーパーホテル仙台駅東口(名掛丁)|天然温泉と無料朝食
- だいこんの花(遠刈田温泉)|18室の離れと貸切露天4つ
- ドーミーイン仙台駅前(仙台)|天然温泉と夜鳴きそば
- はまなす海洋館(気仙沼)|フカヒレの姿煮と大谷海岸のそばの11室
- びすとろアバロン(松島)|温泉なし、貸切風呂2つの全12室
- ホテルルートイン利府(宮城)|天然温泉と無料朝食
- ホテル瑞鳳(秋保温泉)|6種の露天風呂と夕食ビュッフェ
- 花渕荘(中山平温泉)|自家源泉かけ流しと庭園の露天風呂
- 御宿 野乃仙台(広瀬通)|畳敷きと14階の大浴場
- 佐勘(秋保温泉)|河原の湯と5つの湯めぐり
- 秋保グランドホテル|磊々峡を望む4つの露天風呂と夕食ビュッフェ
- 松島一の坊(松島)|オールインクルーシブと展望露天
- 大忠(遠刈田温泉)|9室と貸切風呂3つ、夕食までの飲み物つき
- 南三陸ホテル観洋|海を望む露天風呂と夕食、語り部バス
- 鳴子ホテル(鳴子温泉)|色が変わる湯と3本の自家源泉
参考資料
宿ごとの公式サイト、楽天トラベルとじゃらんの施設ページ、鳴子温泉郷観光協会と松島観光協会の案内(26年10月時点)


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感想や「ここが違っていた」というお知らせは、とてもありがたく読ませていただいています。情報の誤りは確かめたうえで直します。
当サイトは宿の運営者ではありません。予約・料金・キャンセルのご相談は、宿か予約サイトへお願いします。
次のようなコメントは、公開せずに削除します。
くり返される場合はコメントをお断りし、内容によっては関係する窓口に相談します。気持ちよく使える場にするため、ご協力をお願いします。