
離れの宿って、静かで良さそうです。でも山の中だと聞くと、行き方も、食事の場所も、先に分かっておきたくて。



車で山あいへ入り、離れで湯に浸かり、個室で膳を囲む。そんな一晩の流れで、順にたどります。
※この記事は、宿の公式サイト、楽天トラベル・じゃらんの掲載情報から組み立てています(26年10月時点)。掲載どうしで食い違う点だけ、本文で出典を分けて書いています。運営者が泊まった体験記ではありません。料金やプランは、予約ページでご確認ください。
序章|四季の杜 紫尾庵へ、山あいの夜星川を目指して
鹿児島県さつま町の紫尾温泉にある「四季の杜 紫尾庵(しびあん)」は、客室がすべて離れの宿です。客室は8室です(26年10月時点。公式サイトの一部のページには6室の記載もあります)。どの客室にも専用の湯が付き、宿は源泉掛け流しの紫尾温泉だと案内しています。
車なら、九州自動車道の横川ICから約45分、鹿児島空港から約50分。カーナビの目的地は、姉妹館の「しび荘」に設定してください。楽天トラベルとじゃらんの掲載に、そう書かれています。
車がない旅なら、鹿児島空港、鹿児島中央駅、川内駅、出水駅の方面からバスで、さつま町の宮之城(鉄道記念館前)へ。そこからタクシーで約15分です。宮之城のバス停からは送迎も可能で、予約のときに希望を伝えます。
山あいなので不便な点もある、と宿自身が書いています。町から離れた場所だからこその自然の美しさ、という言い方です。その先に待つのは、風で揺れる竹笹の音、川のせせらぎ、虫の音が聞こえる竹林のなかの隠れ宿、と公式サイトが表す離れです。
第一章|離れで荷を解く、4タイプの客室
離れに着いたら、まず部屋で一息つきます。客室のタイプで、湯の形や間取りが少しずつ違います。
客室は4タイプです(公式サイト)。Type Aは屋根のある半露天風呂で、庭テラスが付きます。Type B・C・Dは内風呂です。Type Bはバリアフリーに対応し、Type Cは4人まで使えるツイン寝室2つの客室です。Type A・B・Cには庭テラスが付いています。
庭の前を流れるのは、夜星川です。Type Dは川沿いの2階で、マッサージチェアが付きます。階段を使う部屋なので、足の不自由な方には、ほかの部屋を勧めると宿は書いています。
\ 離れ8室|空いている日を調べる /
第二章|紫尾神社の拝殿の下から湧く、客室の湯と「神の湯」
荷を置いたら、湯へ。客室の湯は、24時間いつでも入れます。
湯は、pH9.4以上のアルカリ性です。ほのかな硫黄の香りがして、淡い緑色にもみえると、宿は案内しています。アルカリ性単純硫黄泉で、源泉は50.3度(気温22度のとき)。湯ざわりは「ぬるりとした」ものだそうです。ぬるりとした湯ざわりの先は、離れの湯船に入った人だけが知るところです。
源泉があるのは、宿から歩いて2分の紫尾神社の拝殿の下です。そこから「神の湯」と呼ばれ、新日本百名湯にも選ばれました(宿の公式サイト)。湯が濁っている日は「神様が入浴した日」と言い伝えられ、縁起がよいとされるそうです。
紫尾庵に大浴場はありません。かわりに、姉妹館「旅籠 しび荘」の大浴場も使えます。じゃらんの掲載には、2つの自噴泉があり、温度の違う湯が楽しめるとあります。加水・加温・循環の有無は、予約のときに宿へ確かめてください。
紫尾神社の拝殿の下に湧く湯を、客室ごとの専用の湯で味わう一晩です。
選ぶ前に:大浴場はなく、日帰り入浴も受け付けていません。子ども連れの条件は掲載によって違うので、この後の「選ぶ前に」で確かめてください。
\ 客室の湯を楽しむ一泊を、探す /
\ 宿の写真とプランは、じゃらんの掲載ページで /
第三章|離れを出て向かう、完全個室のお食事処
湯のあとは、夕食です。離れを出てお食事処へ向かいます。部屋食はありません。夕食も朝食も、個室のお食事処です。
お食事処は完全個室で、温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たいうちに、と公式サイトにあります。料理は、山の幸、川の幸、海の幸を使った創作会席で、月替わりです。十品ほど。じゃらんには、薩摩の郷土料理や地元の素材を使った四季折々の料理とあります。
月が替われば膳も替わります。十品ほどの顔ぶれは、予約した月の献立で知ることになります。
選ぶ前に:食事は部屋ではなくお食事処で、アレルギーの連絡は3日前までです。
\ 月替わりの会席|夕食付きを見る /
\ プランの並びは、こちらでも /
終章|翌朝は歩いて2分の紫尾神社へ
朝食は、和食と洋食から選べます。食事処は、やさしい光が差し込む部屋です。
食後は、紫尾神社まで歩いて2分。源泉が拝殿の下にあるのは、この神社です。古くは紫尾山三所権現と呼ばれ、源実朝が奉納したと伝わる3面の大鏡が御神体として祀られていると、宿の公式サイトにあります。
車で山を下りるなら、曽木の滝へ約35分。滝幅210メートル、高さ12メートルで、「東洋のナイアガラ」とも呼ばれます。蛍は、客室の庭の前の川で見られると公式サイトにあり、目安は例年5月ごろです。天候によっては飛ばない日もあるので、行く日の様子は宿へ問い合わせてください。
客室で湯に入り、川の音を聞き、また湯に入る。何も予定を入れない一晩を過ごすための宿です。湯の肌ざわりや竹林の夜の音は、離れの戸の内側の話です。朝に歩く紫尾神社までは、わずか2分です。気になる日があれば、8室のカレンダーを開いてみてください。
\ 8室の空き日を、カレンダーで /
\ 日程が決まっていれば、じゃらんでも空きを確認できます /
選ぶ前に|子ども連れの条件と、山あいの不便さ
静かな宿ほど、条件がはっきり出ます。選ぶ理由と、ためらう理由を分けて書きます。
静けさを求める旅
- 客室の湯で、自分たちだけの時間を過ごす旅。どの離れにも専用の湯があります
- 川の音と静けさで過ごす旅。竹林に囲まれた離れです
- 個室で食事をしたい旅。部屋食ではなく、完全個室のお食事処です
ためらう理由になりそうな点
- 子どもと泊まりたい旅。13歳未満は受け入れなし(公式サイトの質問欄)、小学生以下は利用不可(楽天トラベルの注意書き)と、書き方が分かれています。予約前に宿へ確かめてください
- 大浴場で湯めぐりをしたい旅。紫尾庵に大浴場はなく、使えるのは姉妹館しび荘の大浴場です
- 階段が不安な旅。Type Dは川沿いの2階で、階段を使います。足の不自由な方には、ほかの部屋を勧めると宿は書いています
- 日帰り入浴や食事だけで寄りたい旅。どちらも受け付けていません
- 子どもの年齢の条件(掲載によって書き方が違う)
- 食物アレルギーの連絡(チェックイン日の3日前まで)
- 車なしなら、宮之城のバス停からの送迎(予約のときに希望を伝える)
基本情報|所在地・客室・温泉・アクセスの一覧
所在地、客室、湯、食事の場所、行き方を一覧にしました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 鹿児島県薩摩郡さつま町紫尾1663(紫尾温泉) |
| 客室 | 全8室、すべて離れ(楽天トラベル・じゃらん・公式の客室案内。公式のコンセプトのページには6室の記載もあり)。公式サイトでは4タイプで、Type Aが半露天風呂付き、Type B・C・Dが内風呂付き |
| 温泉 | 紫尾温泉。アルカリ性単純硫黄泉、pH9.4以上、源泉温度50.3度(公式サイトの数値)。宿は源泉掛け流しと案内(加水・加温・循環の有無は、予約のときに宿へ確かめてください) |
| 大浴場 | なし。姉妹館「旅籠 しび荘」の大浴場を利用できる |
| 食事の場所 | 夕食・朝食とも個室のお食事処。部屋食はなし |
| アクセス | 九州自動車道の横川ICから約45分/鹿児島空港から約50分/バスは宮之城で下車し、タクシーで約15分(宮之城のバス停からは送迎も可能) |
| 最終更新 | 26年10月 |
\ 日程が決まったら、楽天トラベルでカレンダーを /
よくある質問|離れの湯・食事・行き方・子ども連れ
迷いやすい点を、答えと一緒に並べます。
- 客室の風呂は、すべて露天風呂ですか?
-
いいえ。露天風呂(半露天)はType Aだけで、屋根があるので雨の日も使えます(公式サイト)。Type B・C・Dは内風呂です。湯は、どの客室も紫尾温泉です。
- 大浴場はありますか?
-
紫尾庵にはなく、客室の風呂を使います。宿泊者は、姉妹館「旅籠 しび荘」の大浴場も使えます。
- 日帰り入浴や、食事だけの利用はできますか?
-
どちらも受け付けていません(公式サイトの質問欄)。泊まる場合は、客室の湯と、個室のお食事処を使います。
- 車がなくても行けますか?
-
鹿児島空港、鹿児島中央駅、川内駅、出水駅の方面から、さつま町の宮之城(宮之城鉄道記念館)までバスがあります。宮之城のバス停から宿へは、送迎も可能です。じゃらんには、予約のときに送迎が必要かどうかを伝えるよう書かれています。車の場合は、カーナビの目的地を「しび荘」にしてください。
- 子ども連れでも泊まれますか?
-
掲載によって条件が分かれています。13歳未満は受け入れなし(公式サイトの質問欄)、小学生以下は利用不可(楽天トラベルの注意書き)と、掲載で差があります。どちらも年齢の条件があるので、予約前に宿へ確かめてください。
- 食物アレルギーや、お酒の持ち込みはどうなりますか?
-
食物アレルギーは、チェックイン日の3日前までに、人数と食材名を伝えてください。連絡がないと対応できません。お酒は、お食事処に限って持ち込めますが、持ち込み料金がかかります。
霧島温泉郷の離れの宿は、一心(霧島温泉郷)|全8棟の離れと客室の源泉掛け流しで読めます。
指宿や霧島など、鹿児島のほかの温泉地の宿は鹿児島の温泉宿おすすめ8選|指宿・霧島・屋久島の宿で、行き方と予約ボタンを並べています。
参考資料
四季の杜 紫尾庵 公式サイト、楽天トラベル 施設ページ、じゃらん 宿ページ


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