
全室スイートで、文化財の料亭があって……。素敵な宿だとは思うのですが、お風呂がどうなっているのか、肝心なところがつかめなくて。



客室の露天風呂は、宿の案内では自家源泉の掛け流しです。ただ、じゃらんの温泉欄は「加水・加温」。館内の露天浴場は循環ろ過式なので、その違いも書きました。
※この記事は、宿の公式サイトと予約サイト2社(楽天トラベル・じゃらん)の掲載情報を材料にしています(26年10月時点)。運営者の宿泊体験ではない点をご了承ください。料金やプランは、予約ページでご確認ください。
序章|箱根・翠松園、三井財閥の別荘が料亭になって残る小涌谷
箱根登山鉄道の小涌谷駅、または箱根登山バスの小涌園バス停に着いたら、宿の送迎に乗ります。送迎は要予約で、宿泊者は無料です。車で向かうなら、無料の駐車場があります。
向かう先の小涌谷には、三井財閥の別荘として建てられた、大正14年築の建物が残っています。いまは「料亭 紅葉(もみじ)」として、夕食と朝食の席になっています。国登録有形文化財に指定されているのは、この料亭の建物です。
その料亭を囲むように客室棟が並ぶのが「箱根・翠松園」です。全23室が、間取りもデザインも違う宿で、すべての客室に露天風呂が付き、宿の案内では自家源泉掛け流しです(じゃらんの温泉欄は「加水・加温」の表示)。文化財の料亭と、泊まる客室棟は別の建物です。
- 全23室に露天風呂。宿の案内では自家源泉掛け流しで、ミストサウナ付きの部屋や、琉球畳の和室のある部屋もあります
- 国登録有形文化財の「料亭 紅葉」。夕食は日本料理か鉄板焼きです
- Spa by sisleyとバー「伊都」。3,000坪の庭には、樹齢300年のもみじがあります
\ 23室の客室露天|空いている部屋を見る /
第一章|8タイプの客室から、まず部屋で一息つく
送迎で着いたら、客室棟の部屋へ。客室は全8タイプで、広さは約55〜122㎡、定員は2〜4名です(26年10月時点)。
ミストサウナ付きの部屋、琉球畳の和室のある部屋、1階と2階をつなぐメゾネットの部屋と、タイプごとに表情が違います。テラスには、ガーデンベンチやラウンジャーなどの家具が置かれています。客室のミニバーには、ソフトドリンク、ビール、ネスプレッソのコーヒーがそろい、追加分を除いて無料とされています。
階段の上り下りに不安がある方は、旅の作法として、部屋を選ぶ段階でひと言添えておきましょう。客室は1階から3階にあり、メゾネットの部屋もあります。エレベーターの有無は、予約のときに宿へ尋ねておくと安心です。
第二章|石造りの客室露天風呂と、館内の露天浴場
荷をほどいたら、湯の時間です。翠松園の湯は、客室ごとの露天風呂が中心になります。
バスルームには、石造りの露天風呂が付いています。湯は小涌谷温泉の自家源泉で、宿の案内では掛け流しです。弱アルカリ性の単純温泉で、部屋の風呂なので、人目を気にせず自分たちのタイミングで入れます。
じゃらんの温泉欄は「加水・加温」と表記しているため、湯の扱いが気になる方は、予約のときに宿へ確かめてください。
\ 23室の客室露天|空いている部屋を見る /
\ 客室タイプの写真は、じゃらんにも /
第三章|大正14年の「料亭 紅葉」で、日本料理か鉄板焼き
夕食の席は、宿の案内によると、客室から中庭を抜けた先にある大正の建物です。ここが「料亭 紅葉」で、席は個室、庭園を望むテーブル席、鉄板を前にしたカウンター席の3種類があります。ドレスコードはなく、部屋の浴衣のままで行けます。
夕食は、日本料理か鉄板焼きです。日本料理は、先付けから最後の水菓子まで一連のコースで、料理長が選んだ食材と器で出されます。鉄板焼きは、前菜、スープ、お造りから魚介と肉料理、食事へと進みます。一部の客室タイプでは、日本料理を部屋でいただけます。
チェックインのあとは、縁側や建物の中で飲み物をいただけます。1階には、バー「伊都(いと)」もあります。
客室棟から中庭を抜け、浴衣のまま大正14年の料亭へ向かう。翠松園の夜は、その道のりから始まります。
選ぶ前に:国登録有形文化財なのは料亭の建物で、客室は別の棟です。客室の湯は宿の案内では自家源泉掛け流し、館内の露天浴場は循環ろ過式なので、湯の扱いは部屋と館内で違います。
\ 料亭の夕食つき|プランを見る /
\ 食事付きの並びは、じゃらんにも /
終章|朝の和朝食と3,000坪の庭、小涌谷を発つまで
翌朝の朝食は、釜炊きのコシヒカリに、小鉢と焼き魚が付く和朝食です。
館内のロビー棟1階には、「Spa by sisley」もあります。植物の恵みを生かしたオールハンドのトリートメントで、コースはフェイシャルが5種類、ボディが11種類です。
外には、3,000坪の庭が広がります。樹齢300年のもみじや、正面玄関の多行松(たぎょうしょう)があり、朝露や雪化粧など、季節ごとに表情が変わると宿は案内しています。
部屋の源泉の湯、料亭の夕食、そして庭。客室を起点に、大正の建物と庭を行き来する一泊が、翠松園の過ごし方です。泊まる日の客室タイプまで決まっているなら、空室の画面でタイプごとの空きを見比べてみてください。
\ 部屋の湯と料亭の夜を|空き日を見る /
\ 客室の様子は、じゃらんで確認 /
同じ小涌谷温泉の宿なら、箱根小涌園 天悠|全150室が露天風呂付き、浮雲の湯があります。全室露天風呂の箱根の宿には、強羅花扇(箱根)|全室露天風呂と飛騨の匠の技も。客室数をぐっと絞った宿は、日光の御宿檜山で、3室すべてに専用の温泉風呂があります。
寄り道|大正の料亭の翌日に、水族館で過ごす
3,000坪の庭を歩いた朝のあと、チェックアウトまでの時間を屋内で過ごしたいときの候補が、箱根園水族館です。入場はEチケットで、題名にそう書かれています。
所在地はページに書かれていません。小涌谷からの道のりは調べていないので、送迎の時刻とあわせて予約の前に確かめます。
下のボタンを押すと、楽天トラベル観光体験の「神奈川 箱根園水族館 Eチケット 予約」のページが新しいタブで開きます。(PR)
選ぶ前に|文化財の範囲と、湯の違い
「文化財に泊まる」という言葉から、思い描く滞在はさまざまです。掲載情報から、迷いそうな点を並べました。
- 部屋の露天風呂に、時間を気にせず入りたい
- 文化財の建物で、日本料理か鉄板焼きの夕食をとりたい
- 3,000坪の庭を歩く滞在がしたい
翠松園が合う人
- 客室で湯を完結させたい人。全23室に露天風呂があります
- 建築と庭を味わいたい人。大正14年の料亭と、3,000坪の庭があります
- 2〜4人で一室を使う人。定員は客室のタイプで2名から4名です
イメージと違いそうな点
- 文化財の客室を想像している人。文化財の建物は料亭で、客室は別の棟にあります
- 大浴場の湯の鮮度を求める人。露天浴場は循環ろ過式で、掛け流しなのは客室の湯です
- 階段や段差が心配な人。客室は1階から3階にあり、メゾネットの部屋もあります。エレベーターの有無は、予約のときに宿へ尋ねておくと安心です
よくある質問|泊まる前の疑問と答え
予約の前に気になりやすい点を、客室のタイプも含めて6つ答えます。
- 客室の湯は温泉ですか?
-
はい。全23室に露天風呂があり、宿の案内では自家源泉掛け流しです。じゃらんの温泉欄には「加水・加温」の表示もあるため、気になる方は予約のときに宿へ確かめてください。
- 文化財の建物に泊まれますか?
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宿泊する客室は、料亭を囲む客室棟にあります。国登録有形文化財に指定されているのは、大正14年に建てられた「料亭 紅葉」の建物で、夕食と朝食の席として使われています。
- 駅からどう行きますか?
-
箱根登山鉄道の小涌谷駅と、箱根登山バスの小涌園バス停から、宿の送迎があります。宿泊者は無料で、予約のときに申し出ます。車なら、無料の駐車場があります。
- 夕食は部屋で食べられますか?
-
夕食は基本的に「料亭 紅葉」です。一部の客室タイプでは、日本料理を部屋でいただけるため、希望する方は予約のときに伝えましょう。
- 子ども連れでも泊まれますか?
-
ハリウッドツインにすると、子どもとの添い寝がゆったりできると案内されています。年齢の条件は、予約のときに宿へ確かめてください。
- 客室はどんなタイプがありますか?
-
客室は全23室、8タイプで、広さは約55〜122㎡、定員は2〜4名です(26年10月時点)。ミストサウナ付きの部屋、琉球畳の和室のある部屋、1階と2階をつなぐメゾネットの部屋があり、どの部屋にも石造りの露天風呂が付きます。
全室に露天風呂がある宿のあと、箱根のほかの宿ではどうなのかが気になるかもしれません。客室露天や送迎の条件は、箱根の旅館・ホテル比較に横並びで載せています。
基本情報|所在地・湯・客室・アクセスの早見表
所在地や湯の種類、客室、食事の場所を表にしました。湯の扱いは、客室と館内で違います。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷519-9 |
| 温泉 | 小涌谷温泉。弱アルカリ性の単純温泉です。客室の湯は宿の案内では自家源泉掛け流し、館内の露天浴場は循環ろ過式(公式サイト)。じゃらんの温泉欄は「加水・加温」と表記しています |
| 客室 | 全23室、8タイプ。広さは約55〜122㎡で、定員は2〜4名(26年10月時点) |
| 食事の場所 | 夕食・朝食は「料亭 紅葉」。一部の客室タイプは、日本料理を部屋でいただけます |
| アクセス | 箱根登山鉄道の小涌谷駅と、小涌園バス停から送迎があります(要予約。宿泊者は無料)。無料駐車場あり |
| 最終更新 | 26年10月 |
参考資料
箱根・翠松園 公式サイト(お部屋・お料理・温泉・館内施設・アクセス)、楽天トラベル 施設ページ、じゃらん 宿ページ


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