
箱根の富士屋ホテルに泊まる予定です。古い建物の客室と、温泉のことを知りたいです。ランチやアフタヌーンティーだけでも行けるのでしょうか。



客室は4つの棟に120室あって、全室のバスルームに宮ノ下温泉が引かれています。泊まらずに使えるかどうかは、よくある質問にまとめました。
※富士屋ホテルの公式サイトと、楽天トラベル・じゃらんの掲載をもとに書いています(26年10月時点)。運営者は泊まっていません。料金とプランは、予約ページで最新のものをご確認ください。
序章|富士屋ホテルへ、宮ノ下駅から瓦屋根と唐破風の玄関まで
箱根登山鉄道の宮ノ下駅から、富士屋ホテルまでは徒歩約7分です。箱根湯本駅からは登山鉄道で約25分。小田原駅から箱根湯本駅までは約15分で、新宿からはロマンスカーも走っています。駅に着いたら連絡する形の、迎えの車の案内もあります(条件あり、じゃらん)。
玄関は、瓦葺きの屋根と唐破風の本館です。富士屋ホテルは明治11年創業のクラシックホテルで、本館、西洋館、花御殿、フォレスト・ウイングの4つの宿泊棟に、全120室が並びます。建った年は、1891年から1960年までばらばらです。
本館は、現役の最古の建物で、登録有形文化財です。この宿の夜は、客室のバスルームで宮ノ下温泉を使い、食堂棟1階のザ・フジヤでフレンチを、という過ごし方ができます。
- 全室のバスルームが宮ノ下温泉。ナトリウム塩化物温泉で、弱アルカリ性です
- 建った年が違う4つの棟。本館は1891年、西洋館は1906年、花御殿は1936年、フォレスト・ウイングは1960年の建築です
- 3つのレストラン。ザ・フジヤ、旧御用邸 菊華荘、カスケードです
\ 明治11年創業、箱根・宮ノ下の120室 /
第一章|4つの棟の客室、建った年で変わる部屋の造り
荷をほどく部屋は、どの棟かで造りが変わります。同じ棟でも、部屋によって造りが異なります。
本館|1891年建築の全12室
瓦葺きの屋根と唐破風の玄関が目印です。ヒストリックツインは29〜36㎡、ヒストリックダブルは28㎡で、ベッドはダブルです。
西洋館|1906年建築の全21室
1号館「カムフィ・ロッジ」と2号館「レストフル・コテージ」の双子の洋館です。公式サイトによると、ホテルの建築のなかで最も創建時の姿が保存されています。ヒストリックツインは33〜35㎡、ヒストリックデラックスツインは41〜49㎡、ヒストリックスイートは60〜64㎡です。
花御殿|1936年建築の全40室
客室には花の名前が付き、ルームキーとインテリアに、部屋ごとの花のモチーフがあります。ヒストリックデラックスツインは35〜49㎡、ヘリテージルームは69〜74㎡です。最上階のペントハウススイートは113㎡で、ベッドルームが2つ、定員は4名です。
フォレスト・ウイング|1960年建築の全47室
敷地の高台に建つ、いちばん新しい客室棟です。ツインフォレストサイドの一部の部屋からは、箱根登山鉄道が見えます。プレミアスイートは82㎡で、客室専用の半露天風呂が付きます。フォレスト・ウイングでは唯一のスイートで、1室だけです。
\ 4つの棟から、泊まりたい部屋を選ぶ /
\ スパと客室の説明も載る、じゃらんのページ /
第二章|客室の風呂は宮ノ下温泉、6階のスパと温泉プール
洋館のホテルですが、湯は客室の風呂、スパ、プールの3か所にあります。ホテルには源泉が4か所あります。
客室の風呂|蛇口から宮ノ下温泉
全120室のバスルームで、宮ノ下温泉を使えます。加水せず、湯船を温泉だけで満たし、ちょうどよい湯加減になってから入る。それがホテルの勧める入り方です。
スパ|箱根外輪山を望む風呂
フォレスト・ウイング6階のスパは、浴槽から箱根外輪山が見えます。男女それぞれにサウナがあります。使える人は、公式サイトでは宿泊かデイユースのプランの人、じゃらんでは宿泊者と表示が分かれます。じゃらんは、湯を「循環ろ過」とも表示しています。リラクゼーション施設の「禅」は、宿泊者だけが使えます。
マーメイド|宿泊者専用の温泉プール
花御殿の地下1階にある屋内プールで、通年、宿泊者だけが使えます。宮ノ下の天然温泉を使い、ホテルの室内プールとしては日本初といわれていると、公式サイトにあります。
第三章|フレンチ、日本料理、洋食、3つの食卓
食事は、3つのレストランから始まります。公式サイトは、ザ・フジヤを創業当時のレシピを受け継ぐフランス料理、カスケードを大正時代から受け継がれる洋食の店と案内しています。夕食の会場は、プランによって分かれます。ザ・フジヤのフランス料理の夕食付きと、カスケードの洋食の夕朝食付きがあります(楽天トラベル)。
メインダイニングルーム・ザ・フジヤ|フランス料理とクレープシュゼット
食堂棟1階の、席数120、個室のないレストランです。フランス料理で、ドレスコードがあります。名物は、客の目の前でフランベするクレープシュゼットです。
旧御用邸 菊華荘|純日本建築の日本料理
1895年に皇室の宮ノ下御用邸として造られ、のちに高松宮家の別邸になった純日本建築です。敷地内の別棟で、席数は60、個室があり、ドレスコードがあります。すき焼きと玉子焼きが、名物の料理に挙がっています。
レストラン・カスケード|旧宴会場の洋食
カスケード・ウイング3階の、席数90のレストランです。1920年建築の旧宴会場を復原した空間で、ステンドグラスと彫刻が残ります。オールドファッション ビーフシチューが、名物の料理に挙がっています。
終章|ラウンジとピコット、アップルパイを目当てにする寄り道
泊まる夜の前後には、甘い寄り道もあります。本館1階のラウンジには、アップルパイとアフタヌーンティーがあります。
アフタヌーンティーは、ラウンジ、菊華荘、ザ・フジヤの3か所で、予約制のものがあります。パンとスイーツの店「ピコット」は、敷地内の別棟で、クラシックカレーパンやレーズンパン、アップルパイを売ります。食堂棟地下1階のホテル・ショップには、ホテルの味を再現したレトルトカレーとクッキーが並びます。
1891年の本館から1960年のフォレスト・ウイングまで、どの棟の客室にも宮ノ下温泉の風呂が付き、食卓は3か所あります。棟を選ぶところから、この宿の旅は始まります。
選ぶ前に:同じ棟でも部屋によって造りが異なるので、気になる部屋の広さと設備は、予約ページで確かめてください。ザ・フジヤと菊華荘にはドレスコードがあります。全客室禁煙です。
\ 明治11年創業、箱根・宮ノ下の120室 /
\ 館内の施設も載る、じゃらんの宿ページ /
寄り道|洋館の旅に、着物の一日を足す
明治11年創業のクラシックホテルに泊まる旅の、前か後に、服装を変えてみる過ごし方もあります。「箱根で着物レンタル」は、題名に手ぶらでOKとあり、所要は7時間からです。
受け取りの場所は、ページに書かれていません。手がかりは題名の「箱根」だけです。集合の場所と時間は、予約画面で確かめてから日程に入れてください。
下のボタンを押すと、楽天トラベル観光体験の「箱根で着物レンタル 体験予約」のページが新しいタブで開きます。(PR)
選ぶ前に|棟選びと、服装・スパの決まり
歴史のある建物のホテルなので、泊まり方によって向き不向きがあります。先に確かめたい点を並べました。
古い洋館に向く旅
- 古い洋館の客室に泊まる旅。本館は登録有形文化財で、西洋館は最も創建時の姿が保存されています
- 客室の風呂で温泉に入る旅。全室のバスルームに宮ノ下温泉が引かれています
- ホテルの中で食事を選ぶ旅。フレンチ、日本料理、洋食の3つのレストランがあります
予約の前に聞いておきたい点
- 半露天風呂付きの部屋を探す旅。フォレスト・ウイングのプレミアスイートです
- スパを使う旅。使える人の条件は、公式サイトとじゃらんで表示が分かれます
- 夕食の会場を決めたい旅。会場はプランによって分かれます。ザ・フジヤと菊華荘にはドレスコードがあります
- 敷地内の移動。4つの棟に加え、菊華荘やピコットは別棟です。足腰に不安がある家族と泊まるなら、部屋の位置を予約の前に宿へ伝えてください
露天風呂のある大浴場を探すなら、箱根湯本のホテルマイユクール祥月があります。全40室で、露天風呂は日本庭園風の2つです。箱根でほかの宿とも比べたいときは、客室露天や送迎の違いを並べた箱根の旅館・ホテル比較もどうぞ。箱根と神奈川のほかの宿は神奈川の温泉宿おすすめ7選に、旅館選びの手順は温泉旅館の事前調査術にまとめています。
基本情報|箱根登山鉄道・バス・車の行き方と、客室数
所在地から駐車場までを、表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下359 |
| 行き方 | 箱根登山鉄道の宮ノ下駅から徒歩約7分です。バスならホテル前のバス停から歩きます。徒歩は公式サイトが2分、じゃらんが1分です。タクシーは、箱根湯本駅から約15分、小田原駅から約30分です。車は、御殿場ICから約35分、厚木ICから約50分です |
| 客室 | 全120室。本館12室、西洋館21室、花御殿40室、フォレスト・ウイング47室です。全客室禁煙です |
| 温泉 | 宮ノ下温泉。泉質はナトリウム塩化物温泉(弱アルカリ性)です。全客室の風呂に引かれ、スパはフォレスト・ウイング6階にあります |
| 食事 | レストランは3つ、ほかにラウンジとバーがあります。夕食の会場は、宿泊プランによって決まります |
| 駐車場 | 無料で、敷地内と国道1号沿いにあります。係が案内するので、一度正面玄関へ向かいます。台数は予約の前に宿へたずねてください |
よくある質問|ランチ、アップルパイ、ドレスコード、箱根湯本から
泊まらずに使えるか、アップルパイとカレー、服装、箱根湯本からの行き方を挙げます。
- ランチやアフタヌーンティーだけでも利用できますか?
-
公式サイトのレストランのページに、オンライン予約の入口があります。アフタヌーンティーは、3か所で予約制のものがあります。公式サイトには「デイユース」の予約もあります。宿泊しない人の条件は、各ページで確かめてください。
- アップルパイは食べられますか?
-
本館1階のラウンジのメニューにあります。敷地内の別棟のピコットでも、アップルパイを売っています。
- カレーはどこで食べられますか?
-
パンとスイーツの店ピコットで、クラシックカレーパンを売っています。食堂棟地下1階のホテル・ショップには、ホテルの味を再現したレトルトカレーが並びます。
- ドレスコードはありますか?
-
ザ・フジヤ、旧御用邸 菊華荘、バー・ヴィクトリアに、ドレスコードがあります。
- 箱根湯本駅からは、どう行きますか?
-
箱根登山鉄道で宮ノ下駅まで約25分、そこから徒歩約7分です。箱根湯本駅からタクシーなら、約15分です。
※宿の情報・プランは、公式サイトと楽天トラベル・じゃらんの掲載内容(26年10月時点)をもとにしています。
参考資料
富士屋ホテル 公式サイト、楽天トラベル 施設ページ、じゃらん 宿ページ


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