青森県の温泉宿おすすめ9選|八甲田・下北へ巡る旅

青森の温泉宿おすすめ9選 のイメージイラスト

※本記事ではアフィリエイトリンクを使用しています。Amazonのアソシエイトとして、旅っ温泉旅館は適格販売により収入を得ています。記事見出し・キャッチコピー・紹介文には、当サイト独自の編集表現を含みます。最新情報は公式サイト・各予約ページ等をご確認ください。

青森に行きたいけど、浅虫も八甲田も十和田湖も気になって、結局どの宿にすればいいのか決めきれません……。

管理人

海辺の浅虫から、山の八甲田と十和田、日本海の深浦、そして下北半島へ。旅の順番に宿を並べてみると、自分に合う一軒が見えてきますよ。

青森県は、本州最北にありながら、海辺の浅虫温泉、八甲田の山の湯治場、奥入瀬渓流と十和田湖、日本海の深浦、そして下北半島まで、表情の違う湯が点在しています。この記事では、浅虫から八甲田・十和田、深浦、下北へと巡る旅の物語として、旅の順に9軒の宿を案内します。9軒のうち、アオーネ白神十二湖と十和田湖畔 桜楽の2軒は温泉のない宿です。

気になる宿がすでに決まっている方は、比較表から詳しい記事へ直接進めます。まだ迷っている方は、次の章から旅の順に読み進めていくと、しっくりくる一軒が見つかりやすくなります。

※本記事に掲載した宿の特徴は、各宿の公式サイト・楽天トラベル・じゃらんの掲載情報と、青森県の観光情報サイト・浅虫温泉観光協会の案内をもとに構成しています(26年10月時点)。運営者自身が宿泊した体験ではありません。料金・プランなどの最新情報は、予約ページでご確認ください。

気になる宿は、宿ごとの記事で客室・お風呂・食事を読んでから選べます。空室を確かめたい宿が決まっている方は、下のボタンから予約ページへ進めます。

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目的地が決まっている方は、下の早見表から気になる宿をチェックしてください。

この記事でわかること
  • 浅虫から八甲田・十和田、深浦、下北へとめぐる旅の順番と、各エリアの湯の個性
  • 青森県の宿紹介9記事の要点(湯・食事・雰囲気・向いている人)
  • 目的別(秘湯を味わいたい/景色を望みたい/のんびり過ごしたいなど)に合う宿の選び方
目次

序章|青森の湯の旅へ、海辺から山の湯治場へ

青森の湯の旅は、青森駅から車や電車で約30分の浅虫温泉から始まります。浅虫温泉観光協会によると、1200年以上の歴史があり、「東北の熱海」とも言われる温泉地です。陸奥湾に面し、夕日を望むビーチや水族館、海釣り公園があって、海も山も楽しめると協会は案内しています。

旅の背骨は、八甲田の山の上にあります。酸ヶ湯は、約300年ほど前に開かれた湯治の宿です。鹿が湯に浸かって傷を癒していたことから「鹿湯」と呼ばれ、のちに酸性の強い湯であることから「酸ヶ湯」に呼び名が変わったと伝わる、と青森県の観光情報サイトは紹介しています。

山の湯のあとは、奥入瀬渓流へ進みます。渓流は約14kmにわたって続き、同じ観光情報サイトによると、ミシュラン・グリーンガイドで二つ星です。ベストシーズンは5月中旬〜6月中旬の新緑で、10月中〜下旬の紅葉も人気とのこと。歩くなら下流から上流が写真向きと案内されているので、この記事の宿も、渓流の入口にあたる焼山から十和田湖畔へと並べました。

そのあとは日本海側の深浦、世界遺産・白神山地の麓へ。波打ち際の露天風呂と、十二湖の青池が待つ土地です。旅の終着は、深浦からいったん青森市方面へ戻り、大きく北へ向かう本州最北の下北半島です。

観光情報サイトの掲載値では、酸ヶ湯へは青森空港から車で約1時間、奥入瀬へは新青森駅から車で約1時間30分、三沢空港から約1時間10分、八戸駅から約1時間です。冬期は路面状況で変わります。

ここからは、浅虫から八甲田・十和田、深浦、下北へ、青森の旅を順にたどっていきます。

第一章|浅虫、陸奥湾のほとりで旅の幕を開ける2軒

旅の最初の舞台は浅虫温泉です。駅から歩いて着く波打ち際の宿と、温泉街から少し山あいに入った自家源泉の宿と、性格の異なる2軒を選びました。

絶景の宿 浅虫さくら観光ホテル|3階の展望大浴場と、津軽三味線の生ライブ

浅虫温泉駅から歩いて、公式サイトの案内で約10分。国道4号沿いに建つ「絶景の宿 浅虫さくら観光ホテル」は、公式サイトが浅虫温泉で唯一、波打ち際に隣接する旅館と案内する46室の宿です。じゃらんには、駅に着いて連絡すると送迎があるとの案内もあります。宿から浅虫水族館までは徒歩約5分です。

客室は、公式サイトの表記で「全室海側」。風呂は3階にあり、陸奥湾に臨む展望大浴場と、一人用の眺望風呂があります。公式サイトは、夜は青森市内の夜景を一望できると案内しています。

夕食は10階のダイニングで、奥入瀬ガーリックポークのしゃぶしゃぶと帆立の釜飯が入るコースです。夕食のあとは、ロビーで毎晩津軽三味線の生ライブがあります。公式サイトによると、演奏は2011年に第57代青森県民謡王座となった中野みち子さんで、出演できない日はお弟子さんが務めます。

駅から歩いて波打ち際の宿へ。風呂の窓には夜の青森市内、夕食のあとにはロビーの三味線という一夜です。

選ぶ前に:温泉は、公式サイト・じゃらんとも加温・循環ろ過の表示です。夕食会場は10階のダイニングですが、席数に限りがあり、2階の会食場になる場合もあります。追加料理のあわびの火踊りは、予約時に電話で注文し、漁獲状況によっては出せない日があります。

絶景の宿 浅虫さくら観光ホテルの客室・お風呂・食事の詳細はこちらで、客室タイプやお風呂の条件も読めます。

浅虫温泉 椿館|9本の自家源泉と、棟方志功の肉筆画の館内

同じ浅虫でも、温泉街の通りから少し山あいに入った「浅虫温泉 椿館」では、旅の色合いが変わります。創業400年をうたう宿で、椿の根もとから湯が湧き、椿の湯と呼ばれると公式サイトは案内しています。浅虫温泉駅へは、宿の送迎(要予約)があります。

湯は、9本の自家源泉の単純温泉です。公式サイトは熱めで癖のない湯と表し、大浴場のほか、椿に囲まれた石造りの露天風呂があります。源泉については、公式サイトが源泉掛け流しと案内し、じゃらんの表示には「加水」とあります。

館内の1階には、昭和15年から夏に家族で滞在した版画家・棟方志功の肉筆画のギャラリーがあります。夕食は庭に面したダイニング「椿の箱」で、陸奥湾をはじめ青森の海と里山の食材を詰めたお膳です。

湯を浴び、志功の肉筆画の前に立ち、庭に面した椿の箱で膳を囲む。一日の流れが、一軒の中に収まります。

選ぶ前に:客室は全25室(26年10月時点)です。楽天トラベルの部屋タイプ名には「バス無し」「階段のみ」と書かれたものがあります。予約ページで部屋タイプを確かめてから選んでください。

浅虫温泉 椿館の客室・お風呂・食事の詳細はこちらで、ギャラリーや茶室の様子もあわせて読めます。

第二章|八甲田・十和田、山の湯治場から渓流をさかのぼる4軒

浅虫から山へ向かうと、八甲田の湯治場、奥入瀬の入口の小さな宿、渓流沿いのリゾート、十和田湖畔の宿と、性格の異なる4軒が続きます。渓流を下流から上流へたどる順に並べました。

酸ヶ湯温泉旅館|総ヒバ造りの混浴千人風呂と湯治棟

青森駅からJRバスで約1時間10分。新青森駅東口からは、宿泊者限定の無料送迎(要予約・約60分)があると、宿の案内にあります。標高約900mの八甲田の山の上に建つ「酸ヶ湯温泉旅館」。公式サイトによると、酸ヶ湯は1954年(昭和29年)に「国民保養温泉地第1号」に指定された温泉地です。鹿が傷を癒したと伝わる湯治の宿が、いまも山の上に続いています。

湯は、総ヒバ造りの大浴場「ヒバ千人風呂」です。柱が一本もない約160畳の木造空間で、天井までは約5m。屋根裏にはイワツバメが巣をつくり、群れ飛ぶ姿が風物詩と、観光情報サイトは紹介しています。白く濁る酸性硫黄泉が満ち、「熱の湯」「冷の湯」「四分六分の湯」「湯滝」と、異なる湯が続きます。足もとから源泉が湧く熱の湯はぬるめで、四分六分の湯は43度前後です。

夕食は、泊まり方で変わります。旅館食は、地元青森の旬の食材を使ったお膳です。湯治棟に泊まるなら、5〜6品の日替わりの湯治食か、炊事場での自炊も選べます。

千人風呂は混浴で、朝と夜に女性専用の時間があります。洗い場はないので、体を洗うときは男女別の小浴場「玉の湯」へ向かいます。2024年5月から、湯あみ着のレンタル(有料・着用は任意)も用意されています。湯は強酸性(pH1.5〜2.0)で、観光情報サイトは、乳幼児や肌の弱い人は短時間に(目安は乳幼児1〜3分、幼児・小学生3〜5分)と案内しています。

鹿が傷を癒したという伝承が残る山の上で、柱のない木の大浴場に入る。山道を上る理由は、それで足ります。

選ぶ前に:湯治棟は、洗面とトイレが共同です。冬の道路には注意があり、公式のアクセスページには、夜間に雲谷ゲートが閉まること、大量の降雪では四輪駆動かタイヤチェーンが必要なことが載っています(26年10月時点)。2026年11月16日〜18日は、館内メンテナンスのため全館休業です。

酸ヶ湯温泉旅館の客室・お風呂・食事の詳細はこちらで、千人風呂の様子も読めます。

遊魚荘|奥入瀬の入口で味わう自家養殖ニジマスと源泉かけ流し

旅は、奥入瀬渓流の入口にあたる十和田市焼山へ進みます。「遊魚荘」は全10室、公式サイトが「小さな宿」と呼ぶ一軒です。最寄りのバス停「奥入瀬渓流温泉」から徒歩約3分。公式サイトによると、渓流は十和田湖から焼山まで約14kmです。

湯は猿倉温泉混合泉の単純温泉で、源泉温度は59.8度。加水も加温も、循環ろ過もしない源泉かけ流しです。

夕食の主役は、自家養殖のニジマス。お造り、塩焼き、揚げ物、ぬた、鍋物まで、さまざまな調理で味わうフルコースです。公式サイトは、水質管理と餌に気を配り、うま味と身の締まりを追求していると紹介しています。朝食は和定食です。

渓流の入口の小さな宿で、源泉かけ流しの湯と、宿で育てたニジマスの膳。奥入瀬へ向かう前夜に似合う一泊です。

選ぶ前に:客室は和室で、トイレと洗面は共同です。支払いは現金のみで、クレジットカードは使えず、入湯税は別です。入浴できる時間は、公式サイトの中でも「24時間」と「チェックインの15時〜翌朝9時」の表記が分かれているので、予約前に宿へ問い合わせてください。

遊魚荘の客室・お風呂・食事の詳細はこちらも参考にしてみてください。

星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル|渓流露天と岡本太郎のアート

奥入瀬渓流の畔に建つ「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」は、公式サイトが「畔に建つ唯一のリゾートホテル」と案内する、全181室、2棟の宿です。八戸駅からは無料送迎(要予約・2日前まで)があり、青森駅からの送迎は有料です。JRバスなら、奥入瀬渓流館から徒歩約5分で、冬季は運休します。ロビーでは、岡本太郎作の巨大暖炉「森の神話」が迎えます。

宿泊者限定の渓流シャトルは、1時間おきに渓流の中流域へ向かい、予約は要りません(26年4月10日〜11月25日)。紅葉の時期は、公共交通機関と渓流シャトルの利用を公式サイトがすすめています。

八甲田山から湧き出る温泉の露天風呂は、渓流を望む造りです。夕食は、ビュッフェの「青森りんごキッチン」か、要予約のフレンチ「Sonore」から選びます。

冬は、26年12月4日〜27年3月29日の期間限定で、渓流露天風呂に氷瀑が再現される「氷瀑の湯」(予約不要)があると公式サイトは案内しています。ロビーの暖炉から渓流の露天風呂まで、季節ごとに表情が変わる宿です。

選ぶ前に:Sonoreは要予約で、未就学児は利用できません。温泉の表示は、楽天トラベルが単純温泉、じゃらんが奥入瀬渓流温泉(循環ろ過)と分かれています。渓流シャトルが走るのは11月25日までです。

星野リゾート 奥入瀬渓流ホテルの客室・お風呂・食事の詳細はこちらもあわせてご覧ください。

十和田湖畔 桜楽|温泉なし、寿司かセルフ調理の24室

渓流をさかのぼった先、十和田湖畔の休屋地区に、2023年7月にオープンした「十和田湖畔 桜楽」があります。十和田湖(休屋)バス停から徒歩約1分。公式サイトによると、青森駅からバスで約2時間45分、八戸駅西口から約2時間20分です。公式サイトが「セルフバケーションスタイル」と呼ぶ客室24室の宿で、奥入瀬渓流までは車で約10分です。

チェックインは、予約後に届くコードを使って、フロントのタブレット端末で行います。スタッフから館内の説明もあります。和室の布団は、好きな時間に自分で敷きます。

大浴場は、公式サイトが「玉川北投石大浴場」と呼ぶ湯で、温泉ではありません。予約制の家族風呂もあります。夕食は、特上にぎりセットなどを出す1階の寿司龍神か、部屋でのセルフ調理のプランです。朝食は、1階の軽食スペースで自分でホットサンドなどを作ります。

バス停から歩いて1分。夕食を部屋で好きな時間にセルフ調理し、翌朝は自分でホットサンドを焼く。湖のそばで、自分のペースで過ごす一泊です。

選ぶ前に:温泉の宿ではなく、じゃらんの温泉欄も「無し」です。11月中旬〜4月上旬はJRバスが運休し、車で行く場合は交通規制を確認して冬タイヤで向かいます。駐車場は20台です。チェックイン受付の時刻は、公式サイトと楽天トラベルで表示が違うので、予約前に確かめてください。

十和田湖畔 桜楽の客室・お風呂・食事の詳細はこちらで、客室・大浴場・夕食のプランを読めます。同じ奥入瀬エリアでは、源泉かけ流しの遊魚荘と、渓流を望む露天風呂の奥入瀬渓流ホテルも紹介しています。

第三章|深浦、日本海の波打ち際と十二湖へ2軒

十和田から日本海側へ足を延ばすと、世界遺産・白神山地の麓に広がる深浦です。波打ち際に露天風呂がある宿と、十二湖の散策を軸にするコテージの宿、性格の異なる2軒を選びました。

黄金崎不老ふ死温泉|日本海の波打ち際に浸かる露天

ウェスパ椿山駅から、宿の送迎バスがあります(リゾートしらかみ号は予約不要、普通列車は要予約)。車で青森市や弘前市から向かう場合、公式サイトは県道28号の白神ラインを避け、国道101号の海沿いを案内しています。深浦町の海岸に立つ「黄金崎不老ふ死温泉」の主役は、日本海の波打ち際にある露天風呂です。

湯は含鉄-ナトリウム-塩化物強塩泉で、地下200mから湧き出たときは透明です。空気に触れて赤褐色に変わります。公式サイトは、夕暮れが最もおすすめと案内しています。深浦町は「日本の夕陽百選」の町です。名の由来について、公式サイトは「ここで養生すれば老いたり弱ったりしない」と紹介しています。

露天風呂は混浴と女性専用の2つで、湯あみ着を着られます。冬期間は湯温が上がらず、混浴のみになる日もあります。シャワーはなく、体を洗うときは館内の内風呂を使います。撮影は禁止で、刺青・タトゥーのある方は利用できません。

夕食は、魚介の多くを社長の兄の網元から直接仕入れた膳です。深浦産の本マグロが付く特選和膳か、津軽ふかうらバイキングから選びます。朝食は「浜の朝食」のバイキングです。

駅から送迎バスで海辺へ着き、夕暮れの波打ち際の湯へ。夜は網元の魚介の膳という流れです。

選ぶ前に:海辺の露天風呂に入れるのは、宿泊者で日の出から日没まで。高波や雷雨など悪天候のときは利用できません。バス付きの客室は洋室ツインだけで、和室は洗面台とトイレのみです。階段で移動する客室もあります。夏は、アブやブヨ(磯ヌカカ)が出る日もあります。

黄金崎不老ふ死温泉の客室・お風呂・食事の詳細はこちらで、露天風呂の様子も読めます。

アオーネ白神十二湖|温泉なし、十二湖の散策拠点になるコテージの宿

JR十二湖駅から車で約5分(徒歩なら約30分)。無料の送迎バスは要予約で、お迎えは前日までに頼みます。同じ深浦町でも、十二湖の近くにある「アオーネ白神十二湖」を選べば、旅は十二湖の散策が主役になります。客室はログコテージ17棟と和室棟10室で、敷地に点在しています。コテージは、北欧産赤松材のフィンランド製ログ造りです。

散策の行き先は、「青池」です。青池まで、じゃらんの写真説明は車で15分と徒歩10分、楽天トラベルの施設紹介は車で10分としています。深浦町は、2000年の全国星空継続観察(夏の部)で、全国でもっとも星空観察に適した地に選ばれたと、楽天トラベルとじゃらんの写真説明にあります。

湯は、温泉ではありません。大浴場「アオーネの湯」は、敷地内の井戸地下水を沸かした湯です。夕食は別棟のレストラン「アカショウビン」で、和食膳かバイキングのどちらかです。

駅から送迎バスに乗り、青池へ。温泉こそありませんが、十二湖の散策を一日の主役にする旅です。

選ぶ前に:冬期間の11月3日〜4月28日は、大浴場が休業します。その間は、全室にあるバス・シャワーを使います。夕食は和食膳かバイキングのどちらかで、スタンダードのプランでは選べません(じゃらんの表示)。全室禁煙で、ペットは不可です。秋から冬にかけては、カメムシが部屋に入ることがあります。

アオーネ白神十二湖の客室・大浴場・食事の詳細はこちらもあわせてご覧ください。温泉に入ることを軸にする旅なら、同じ深浦町の不老ふ死温泉を先に見てください。

第四章|下北半島、薬研渓流のほとりの宿へ1軒

深浦からはいったん青森市方面へ戻り、大きく北へ迂回して本州最北の下北半島へ向かいます。旅の終着は、全6室の小さな宿です。

薬研温泉 薬研荘|全6室の小さな宿と山菜きのこ鍋

下北駅から佐井行きのバスで「バスの駅大畑」へ。そこから宿の送迎(片道・有料・要予約・当日不可)があります。むつ市大畑町の薬研渓流のそばに、全6室の「薬研温泉 薬研荘」があります。公式サイトは、旅館と民宿の中間的な宿と案内しています。薬研から奥薬研へ続く遊歩道は、約3kmで歩いて約1時間半です。

湯は無色透明の単純温泉で、公式サイトは加水も加熱もしない源泉かけ流しと説明しています。浴槽からあふれる湯と、岩に付く温泉成分の結晶がある一方、浴室は公式サイト自身が「何の変哲もないタイルの浴室」と紹介しています。一度に入れるのは3人までです。

夕食は部屋食で、名物は山菜とキノコが10種類入る鍋です。山菜やキノコは天然物で、女将が薬研の山で採ってきます。出汁は使わず、少量の肉でアクを抜き、化学調味料は使いません。公式サイトは、見た目は地味と書いています。海の幸は津軽海峡の魚介です。恐山や仏ヶ浦、大間崎など、下北半島の見どころへは車で足を延ばせます。

渓流のそばの全6室で、女将が山で採った山菜とキノコの鍋を囲む。旅の終着には、飾らない宿が似合います。

選ぶ前に:露天風呂とシャワーはなく、各部屋にバス・トイレもありません。クレジットカードと電子マネーは使えません。毎週火曜・水曜が定休日で、26年は11月8日から冬季休業です(公式サイト・26年10月時点)。2027年度の予約受付は、2027年3月13日からです。

薬研温泉 薬研荘の客室・お風呂・食事の詳細はこちらを読んでおくと、当日のイメージがつかみやすくなります。

終章|青森の湯の旅、迷ったらこの4軒から

9軒を読んでも決めきれないときは、旅の目的から1軒を選ぶ手もあります。宿名を選ぶと、予約ボタンの一覧へ戻れます。

青森は広く、すべてを一度の旅で巡るのは難しい県です。駅やバス停からの道と宿の休みの日を調べて、予約ページを開いてみてください。奥入瀬の渓流シャトルは11月25日まで、薬研荘は26年は11月8日から冬季休業と、時期の決まった宿もあります。行き先の一軒が決まった日が、旅の始まりです。

この記事のまとめ

浅虫から旅を始めたい:陸奥湾を望む海辺の湯と観光のしやすさが持ち味の浅虫温泉。
山の湯治場と渓流をめぐりたい:八甲田の秘湯、奥入瀬の入口の遊魚荘、渓流のリゾート、十和田湖畔の北投石の大浴場。
日本海と下北の旅の終着を求めたい:深浦・白神山地(温泉のない宿を1軒含む)と下北半島の3軒。

宿選びの前に、温泉旅そのものの準備を整えておきたい方はこちらもあわせてどうぞ。

青森の温泉宿9選|9軒の特徴を一覧でチェック

旅の道のりはここまで。ここからは、旅の順番(浅虫→八甲田・十和田→深浦→下北)に沿って9軒をまとめた比較表です。エリア・湯や雰囲気・向いている人を見比べて、行き先がすでに決まっている方は表の下の予約ボタンから空室を確かめられます。宿名を選ぶと、各宿の詳しい記事へ進めます。

スクロールできます
宿名エリア湯・雰囲気の特徴向いている人予約
絶景の宿 浅虫さくら観光ホテル浅虫温泉陸奥湾に向いた3階の展望大浴場と津軽三味線海の景色と三味線を楽しみたい人予約ボタンへ ↓
浅虫温泉 椿館浅虫温泉9本の自家源泉と棟方志功の肉筆画歴史・文化にふれたい人予約ボタンへ ↓
酸ヶ湯温泉旅館八甲田総ヒバ造りの混浴千人風呂と湯治棟本格湯治・秘湯を味わいたい人予約ボタンへ ↓
遊魚荘十和田・奥入瀬の入口加水・加温なしの源泉かけ流しと自家養殖ニジマス家庭的な小さな宿でのんびりしたい人予約ボタンへ ↓
星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル十和田・奥入瀬渓流露天風呂と岡本太郎の大暖炉リゾート感と食事を重視する人予約ボタンへ ↓
十和田湖畔 桜楽十和田湖畔北投石の大浴場と、セルフバケーションスタイルの24室十和田湖のそばに泊まりたい人予約ボタンへ ↓
黄金崎不老ふ死温泉深浦(日本海)波打ち際の赤褐色露天風呂景色の海辺露天を味わいたい人予約ボタンへ ↓
アオーネ白神十二湖深浦(十二湖)温泉はなく、井戸水を沸かした大浴場とログコテージ17棟・和室棟10室十二湖の散策を拠点にしたい人予約ボタンへ ↓
薬研温泉 薬研荘下北半島(むつ市)源泉かけ流しの単純温泉と、山菜・きのこの手作り料理露天風呂のない小さな宿で、素朴な夕食を味わいたい人予約ボタンへ ↓

比較表と同じ順番で、宿ごとの予約先を並べました。楽天トラベルとじゃらんの両方に載っている宿は、好きな方を選べます。宿名の横の「宿の記事を読む」からは、客室・お風呂・食事の紹介へ進めます。

絶景の宿 浅虫さくら観光ホテル

浅虫温泉 椿館

酸ヶ湯温泉旅館

遊魚荘

星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル

十和田湖畔 桜楽

黄金崎不老ふ死温泉

アオーネ白神十二湖

薬研温泉 薬研荘

青森の温泉宿|よくある質問

青森県の宿選びでよく聞かれる質問をまとめました。

結局、浅虫と八甲田・十和田、どっちを選べばいいんでしょうか?

管理人

青森観光と組み合わせて動きやすい旅なら浅虫、山の湯治場や渓流沿いの個性的な湯を重視するなら八甲田・十和田が向いています。次のFAQでも整理していますね。

青森県で温泉宿を選ぶなら、浅虫と八甲田・十和田のどちらがいい?

青森市街から近く、観光と組み合わせやすいのは浅虫温泉です。山あいの自然や個性的な湯質を求めるなら、八甲田・十和田・奥入瀬エリアの宿が向いています。旅の目的に合わせて選んでみてください。

子供連れでも泊まれる宿はある?

アオーネ白神十二湖の敷地には、フィンランド製の大型遊具があります。宿泊棟は敷地に点在しています。予約の前に、各宿の公式サイトで最新の受け入れ条件を確かめておくと安心です。

一人旅でも安心して泊まれる宿はある?

十和田湖畔 桜楽は、チェックインがフロントのタブレットで、布団も自分で敷く宿です。遊魚荘は、全10室の小さな宿です。一人での宿泊条件は、予約前に宿へ確かめてください。

青森で冬に温泉宿へ行くときの注意は?

山の上の酸ヶ湯温泉旅館は、公式のアクセスページに冬期間の注意があります(26年10月時点)。夜間に雲谷ゲートが閉まること、大量の降雪では四輪駆動かタイヤチェーンが必要なこと、17時以降は原則として道路の除雪がないことが載っています。また、2026年11月16日から18日は、館内メンテナンスのため全館休業です(公式のお知らせ)。詳しくは酸ヶ湯温泉旅館の記事に書きました。

青森で日帰り入浴ができる宿は?

この記事の宿のうち、公式で日帰り入浴の記載を確かめられたのは酸ヶ湯温泉旅館です(26年10月時点)。ほかの宿は日帰り入浴の可否を確かめていないので、宿泊を前提に選んでください。

雪の季節に行くなら|足もと・寒さ・濡れ物の備え

冬に温泉街を歩くなら、足もとと寒さ、湯上がりの濡れ物の備えがあると身軽です。持ち物の一例です。

  • 靴に付ける氷雪用ソール: 靴の裏に取り付けるタイプ。サイズが分かれているので、靴に合うものを選んでください。(Amazon/楽天市場)
  • 貼るカイロ: 衣類に貼るタイプ。桐灰の商品ページでは14時間持続と案内されています。(Amazon/楽天市場)
  • 濡れたタオルを入れるポーチ: 止水ファスナー付きで、24×17cmの大きさと案内されています。(Amazon/楽天市場)

※商品の内容は各ページでご確認ください。雪道は、靴の備えがあっても足もとに気をつけて歩いてください。

浅虫温泉で駅から歩いて行ける宿を探している方は、南部屋・海扇閣の記事も読んでみてください。浅虫温泉駅から徒歩約2分で、掘りごたつのある和室を中心に紹介しています。八甲田の冬景色を宿の中から眺めたい方は、雪化粧のブナ林が見える大浴場を紹介した八甲田ホテルの記事も読んでみてください。露天風呂はなく内湯だけなので、その点も書いています。

青森で紹介している宿|10軒の記事一覧

このページで取り上げた宿のほかにも、青森の宿をそれぞれの記事で紹介しています。宿の名前から、くわしい記事へ進めます。

参考資料
青森県観光情報サイト Amazing AOMORI、浅虫温泉観光協会、各宿の公式サイト・楽天トラベル・じゃらんの掲載ページ(26年10月時点の情報をもとに構成)

物語で読んでみたい温泉旅館があれば、お問い合わせから宿名を教えてください。公式サイト・楽天トラベル・じゃらんで確かめられる宿だけを書くので、必ずお書きできるとは限りません。一棟貸しや休業中の宿も対象外です。

紹介をご希望の旅館さまも、同じお問い合わせからどうぞ。掲載は無料です。内容は公式サイトと予約サイトで確かめられる事実だけで書き、宿泊や料金をいただいて書くことはしません。将来そうする場合は、記事に「PR」と明記します。情報の誤りのご連絡も、こちらで受け付けています。

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