
棟方志功の作品が見られる宿って、美術館みたいな雰囲気なのかな。湯にもちゃんと浸かりたいし、泊まる宿としてどうなんだろう。



館内には肉筆画のギャラリーがあり、湯は9本の自家源泉。夕食は「椿の箱」というお膳です。25室の旅館に、絵と湯と食が収まっています。
※この記事は、椿館の公式サイトと、楽天トラベル・じゃらんの掲載情報から組み立てました(26年10月時点)。運営者が泊まった体験談ではなく、掲載内容の整理です。料金やプランは予約ページでご確認ください。
序章|浅虫温泉 椿館、椿の根もとに湧いた湯と四百余年
公式サイトによると、椿の根もとから湯が湧いたことから、この湯は「椿の湯」と呼ばれてきました。青森市浅虫内野の「浅虫温泉 椿館」は、浅虫温泉駅に近い温泉街の通りから少し山あいに入った場所にあります。創業は400年と、楽天トラベルは紹介しています。9本の自家源泉を持ち、館内には版画家・棟方志功の肉筆画が飾られています。
電車で向かうなら、浅虫温泉駅まで宿から送迎があります(要予約)。車なら、青森東ICから楽天トラベルは約15分、じゃらんは約10分と案内していて、表示が分かれます。駐車場は35台・無料です。
- 9本の自家源泉。椿に囲まれた露天風呂、大浴場、青森ヒバのサウナ
- 棟方志功の肉筆画。1階入口の正面に、椿館だけに残る作品のギャラリー
- 夕食は「椿の箱」。庭に面したダイニングで、朝は一人用の釜で炊くごはん
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第一章|全25室、茶室付きの特別室と部屋のタイプ
客室は全25室(26年10月時点)。部屋のタイプで、過ごし方が変わります。
公式サイトの客室ページでは、1階の和室モダン、2階の和室10畳ベッド、茶室付きの特別室(1日1組限定)、和室の4タイプです。客室には、板画の小品も飾られています。
部屋選びの前に、知っておきたい点が2つあります。予約サイトの部屋名に「バス無し」と書かれた部屋があり、その場合の湯は大浴場と露天風呂でとります。また、2階の和室ベッドは、階段かエレベーターか、移動手段の違う2タイプがあります。階段が不安な方は、予約のときに確かめてください。
第二章|椿に囲まれた露天風呂と、9本の自家源泉
椿館の湯は、宿の名前そのものです。
湯の名は「椿の湯」。9本の自家源泉から湧く、単純温泉の湯です。公式サイトによると、熱めで癖のない湯で、冬に雪が降る日は、窓越しの雪見風呂も楽しめます。朝風呂も、公式サイトが案内しています。
露天風呂は、椿に囲まれた石造りの湯船です。花の時期は公式サイトに載っていないので、花が目当てなら宿へ確かめましょう。
サウナは、室内に青森ヒバを使っています。定員は男湯6人、女湯3人です。ほかに、青森県内の温泉地で初めて許可を得たという飲泉所が、正面入口の脇にあります。貸切風呂は、じゃらんでは4月下旬から10月の営業です。
湯の扱いは、サイトで表示が分かれます。公式サイトと楽天トラベルは源泉掛け流し、じゃらんは「加水」「温泉掛け流し」の表示です。細かく知りたい方は、予約の前に宿へ確かめてください。
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第三章|棟方志功の肉筆画と、茶室の抹茶
1階の入口正面にあるのが、肉筆画のギャラリーです。
棟方志功は、画家を目指して上京する前、青森で働いていた頃に、三里(約12km)の道を歩いて浅虫へ通い、絵を描いたそうです。浅虫の風景の作品で、昭和3年に帝展に初入選しました。昭和15年からは、夏に家族でひと月ほど椿館に滞在しています。自著『板散華』には、「私は椿の湯宿が好きだ」と書きました。
ギャラリーの作品は、庭の椿、池を泳ぐ7匹の鯉、6人の天女が舞う大作「萬里水雲長 慈航又何処」など。公式サイトによると、椿館だけで見られる倭画(やまとが)だそうです。
2階には、消しゴム版画で知られたナンシー関さんの展示があります。遺族の好意で、作品や制作道具が飾られています。茶室付きの客室では、着物に着替えて簡易のお点前を体験する茶道体験ステイが用意されています。約1時間、定員は4名までで、チェックイン当日だけの実施です。
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第四章|庭に面した「椿の箱」の膳と、釜炊きの朝
食事は、夕食も朝食も、庭に面したダイニング「椿の箱」でいただきます。庭のライトアップを名前に掲げた2食付プランもあります。
陸奥湾をはじめ、青森県を囲む三方の海と、里や山の素材を使った料理を詰めたお膳が、「椿の箱」です。毎朝の市場の魚と、丁寧にひいた出汁が、お膳の土台だそうです。陶板焼きの主役は、八甲田の麓で育った金子ファームのNAMIKI牛です。
朝食は、青森県産の「あさゆき」と「はれわたり」を配合して、一人用の釜で炊くごはん。合わせるのは、棟方志功が好んだというシャケ、すじこ、十三湖のしじみの味噌汁です。アレルギー対応を希望する場合は、1週間前までに連絡が必要です。
終章|朝の湯と、浅虫温泉駅までの送迎
朝は、大浴場の朝風呂という過ごし方があります。朝食のあとは、チェックアウトまでに、ギャラリーの肉筆画をもう一度ゆっくり見て回るのも一案です。
帰りは、浅虫温泉駅まで送迎があります。椿の根もとの湯、釜炊きのごはん、入口正面の肉筆画。雪の降る冬の日には、窓越しの雪見風呂も楽しめます(公式サイトの案内)。椿館の一泊は、湯から絵、食事までが一続きです。
選ぶ前に:公式サイトのお知らせに、月ごとの休館日が出ています。泊まる月を決めたら、休館日を見てから予約ページへ進んでください。冬の旅では、貸切風呂が春から秋の営業(じゃらんでは4月下旬から10月・26年10月時点)で、冬は使えません。電車の人は、浅虫温泉駅からの送迎が要予約です。
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海辺の温泉街のそばではなく、奥入瀬渓流の入口で自家養殖のニジマスを味わう宿なら、十和田・焼山の遊魚荘という選び方もあります。
選ぶ前に|冬の貸切風呂、休館日、送迎と部屋のタイプ
展示と湯が主役の宿だからこそ、向き不向きがあります。選ぶ理由と、ためらう理由を拾いました。
展示と湯を一緒に楽しむ旅
- 湯と文化を一つの宿で味わう旅。肉筆画のギャラリーと茶室があり、館内を歩くだけでも見どころがあります
- 朝の湯を楽しむ旅。大浴場の窓から景色を望む湯や、雪見風呂、朝風呂があります
- 電車で行く旅。浅虫温泉駅から送迎があります(要予約)
椿館で気になる4点
- 全室に風呂を求める旅。予約サイトの部屋名に「バス無し」と書かれた部屋があり、湯は大浴場と露天風呂でとります
- 階段が不安な旅。2階の和室ベッドは、階段かエレベーターか、移動手段の違う2タイプがあります。予約時に確認を
- 冬に貸切風呂を使いたい旅。貸切風呂は春から秋の営業です(じゃらんでは4月下旬〜10月、26年10月時点)
- 日程が先に決まっている旅。公式サイトのお知らせに、月ごとの休館日が出ています
- 予約する部屋のタイプ(風呂の有無・階段か、エレベーターか)
- 泊まる月の休館日(公式サイトのお知らせ)
- 加水の有無など、湯の扱い
よくある質問|湯・客室・休館日の5問
問い合わせの手間を減らすために、よく出る疑問へ先に答えておきます。
- 温泉は源泉かけ流しですか?
-
公式サイトは、9本の自家源泉からあふれる源泉掛け流しとしています。じゃらんの表示には「加水」とあります。湯の扱いを細かく知りたい方は、予約の前に宿へ確かめてください。
- 客室に風呂はありますか?
-
予約サイトの部屋名に「バス無し」と書かれた部屋があります。湯は、大浴場と椿に囲まれた露天風呂、サウナでとることになります。部屋ごとの設備は予約ページで確認してください。
- 電車で行けますか?
-
行けます。浅虫温泉駅まで、宿から送迎があります(要予約)。温泉街の通りから少し山あいに入った場所なので、車でない場合は送迎の確認が欠かせません。
- 冬も泊まれますか?
-
公式サイトの温泉ページに、冬は雪見風呂を楽しめるとあります。ただし休館日が月ごとにお知らせされるので、日程は予約の前に公式サイトで確かめてください。貸切風呂は春から秋の営業です。
- 茶道体験はできますか?
-
茶室付きの客室に泊まる方向けの体験ステイがあります。着物に着替えて、簡易のお点前を体験する内容で、約1時間、定員は4名までです。チェックイン当日だけの実施なので、予約ページで確かめてください。
基本情報|25室の宿帳
湯と客室と食事の基本を、表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 青森県青森市浅虫内野14(浅虫温泉) |
| 温泉 | 自家源泉の「椿の湯」。単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)で、公式サイトは源泉掛け流しとしています。じゃらんの表示は「浅虫温泉(加水)」「温泉掛け流し」で、加水があることも示されています |
| 客室 | 全25室(26年10月時点)。1階の和室モダン、2階の和室10畳ベッド、茶室付きの特別室(1日1組限定)、和室の4タイプ。予約サイトの部屋名に「バス無し」と書かれた部屋もあります |
| 食事の場所 | 庭に面したダイニング「椿の箱」。夕食・朝食ともここでいただきます |
| アクセス | 浅虫温泉駅から送迎あり(要予約)/青森東ICから車で、楽天は約15分・じゃらんは約10分/駐車場35台・無料 |
| 最終更新 | 26年10月 |
参考資料
浅虫温泉 椿館 公式サイト、楽天トラベル 施設ページ、じゃらん 宿ページ
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この宿は、青森を巡る旅路の途中にあります。青森市・浅虫から八甲田・十和田・奥入瀬、深浦・白神山地、下北半島へ。同じ旅路の続きを、もう少しだけのぞいてみませんか。
まだ迷っている方は、まず県のまとめで9軒の宿を並べて見比べるのがおすすめです。すでに気になる宿がある方は、下の一覧からそのまま次の一夜の物語へ進めます。
青森市・浅虫温泉
- 浅虫さくら観光ホテル|3階の展望大浴場と津軽三味線の生ライブ
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- 十和田湖畔 桜楽|温泉はなく、北投石の大浴場と、寿司かセルフ調理の夕食
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