
長門湯本に泊まるなら、お湯のほかに、町も歩いてみたいです。夜の温泉街は、どんな様子なのでしょう。



玉仙閣は、楊貴妃の伝承をまとった宿です。湯は循環ろ過式。宿が貸し出す手提げ提灯「おとずれ灯」をさげて、音信川(おとずれがわ)のほとりへ出ていく夜が、旅の後半になります。
※この記事は、玉仙閣の公式サイト、長門湯本温泉の観光サイト、楽天トラベルの掲載情報をもとにしています(26年10月時点)。運営者が泊まった体験ではありません。料金や空室は予約ページでご確認ください。
序章|玉仙閣へ、山口県最古の湯の町と楊貴妃の伝承
山口県長門市の長門湯本温泉は、約600年前の1427年(応永34年)に、大寧寺の定庵禅師が住吉大明神のお告げで見つけたと伝わる湯の町です。長門湯本温泉の観光サイトは、山口県でもっとも古い温泉と紹介しています。江戸時代には、藩主も湯治に訪れました。
その町にある「楊貴妃浪漫の宿 玉仙閣」は、全24室の宿です。旅の入口で押さえておきたいのは、鉄道のことです。JR美祢線は2023年6月の大雨から運休が続き、いまは代行バスが走っています。2026年10月1日からは、代行バスは駅前ではなく「長門湯本温泉」停留所(長門湯本温泉駐車場内)に発着しています。
玉仙閣には、長門湯本駅から無料の送迎(要予約)があります。ただ、代行バスの停留所に着いたときの迎えの場所は、予約の前に宿へたずねてください。福岡からは高速バス「萩・長門おとずれ号」が長門湯本温泉まで直通で、1日2往復、全席指定です。車なら、中国自動車道の美祢ICから約30分。駐車場は無料で30台あります。
楊貴妃の伝承にちなんだ浴槽に入り、山口の海の会席を味わい、借りた提灯をさげて夜の温泉街へ。湯と町の両方を歩く一夜が、この宿を軸にすると組み立てられます。
- 唐代の遺跡の浴槽を再現した「貴妃湯」。楊貴妃の伝承にちなんだ湯船です
- 手提げ提灯「おとずれ灯」。宿泊客は無料で借りて、夜の温泉街を歩けます
- 仙崎港のイカと下関のフグなど、山口の食材の会席です
\ 押すと楽天トラベルの玉仙閣のページが開き、日付を選んで空室を調べられます /
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第一章|萩の旧家を移した「玉仙の間」と、テラス付きの洋室
客室は24室で、和室、洋室、和洋室があります。全館全室が禁煙で、無料のWi-Fiは全室で使えます。チェックインは15時から(最終21時)、チェックアウトは10時です。
個性のある部屋がいくつかあります。「玉仙の間」は、宿の案内では萩の旧家を移築した客室です。洋室の111号室と112号室には、プライベートテラスが付いています。ROOM113は一人用のシングルルームで、2022年に改装されました。
2024年8月には、開放的な和洋室が4部屋整いました。たとえば411号室は50㎡で、定員は7名です。家族や仲間と泊まる旅には、この和洋室が候補になります。
第二章|楊貴妃が座ったとされる玉座の浴槽「貴妃湯」と、2つの大浴場
湯は弱アルカリ性単純泉です。源泉の温度は34.3度、湧出量は毎分190.3L。湯の方式は循環ろ過式で、宿の案内では源泉を100%使用しています。源泉かけ流しの宿ではありません。
大浴場は2つです。男性の浴場「太子湯」にはジェット風呂とハンモック風呂があり、女性の浴場は「華清湯」です。露天風呂は男女ともにあり、ジャグジーもあります。入浴できる時間は、朝の6時から9時と、午後3時から夜11時までです。
宿の案内では、「貴妃湯」は唐代の遺跡の浴槽を再現した、青い切り石の湯船で、深さは120cm。大理石の階段で降ります。楊貴妃が座ったとされる玉座も再現されています。「太子湯」と「貴妃湯」は朝と夜で男女が入れ替わり、貴妃湯に入れるのは、男性が朝6時から9時、女性が午後3時から夜11時です。
楊貴妃は、756年に唐から流れ着いた人だと伝わっています。宿の案内によると、里人に看護されたものの亡くなり、久津の丘に葬られたという話が、向津具(油谷)の二尊院に1766年に書き留められた古文書に残っています。二尊院には、墓と伝わる五輪塔があります。貴妃湯は、この伝承にちなんだ再現の浴槽です。
貸切風呂と、露天風呂付きの客室はありません。湯は大浴場で、時間を分けて入ります。
第三章|仙崎港のイカ、下関のフグ、薬膳を重ねた山口の会席
夕食は会席です。仙崎港のイカやアジ、下関のフグなど、山口の海の食材が中心になります。冬には、ふぐの会席もあります。
宿は、薬膳をとり入れたヘルシーな食事を特徴としています。楊貴妃が好んだとされるレイシ、ワイン、ラバジューの3点を、料理に取り入れているという案内です。食事の場所は、部屋食とも食事処とも案内が分かれています。予約の前に宿へたずねてください。
館内には、ティーラウンジと売店、マッサージがあります。お食事処「仙楽」ではランチも営業していて、営業日は2026年8月26日から変わっています。
終章|提灯「おとずれ灯」をさげて、恩湯とうたあかりの音信川へ
玉仙閣は、宿泊客に手提げ提灯「おとずれ灯」を無料で貸し出しています。夜の温泉街を歩くための灯りです。楽天トラベルの宿紹介では、温泉街まで徒歩約5分とされています。
長門湯本の町は、この数年で姿を変えました。宿泊客や温泉の利用者が大きく減った時期を経て、長門市は平成29年に「長門湯本温泉観光まちづくり計画」を策定し、民間と行政と専門家で、温泉街の魅力づくりを進めてきました。令和2年には、星野リゾート 界 長門の開業と、地域の若手による立ち寄り湯「恩湯(おんとう)」の再建が重なり、音信川沿いの温泉街がリニューアルされました。川沿いには、外湯、食べ歩き、文化体験、そぞろ歩きなど、6つの魅力が配されています。
恩湯は、山口県最古、開湯600年の元湯と案内されている外湯です。10時から22時まで、不定休。朝の一番風呂を貸し切れる枠は、1日2組で要予約です。宿の湯とは別に、町の湯に入る時間を足せます。
夜の灯りの催しも、季節ごとに用意されています。2026年10月23日から11月29日までは「秋の夜長のそぞろ歩き」で、紅葉ごろ寝BAR、期間限定のライトアップ、あけぼのカフェの夜営業、ポケットパークの焚き火が並びます。冬は音信川うたあかり2027。2027年1月15日から3月7日まで、毎日、日没から22時まで、入場無料で、長門市出身の童謡詩人・金子みすゞの詩をテーマにしたライトアップが続きます。会場は恩湯と雁木広場、竹林の階段、河川公園などです。車なら、長門湯本温泉駐車場(有料)から徒歩3分、大寧寺駐車場(無料)から徒歩15分です。
宿の湯、町の外湯、冬の川沿いの灯り。湯のあとの時間を、町で過ごせる旅になります。
選ぶ前に:湯は循環ろ過式で、源泉かけ流しではありません。貸切風呂はなく、客室に露天風呂も付きません。
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同じ長門湯本には、2つの大浴場とボウリングのある湯本観光ホテル 西京、客室露天風呂の別邸 音信、大浴場が2つの大谷山荘もあります。山口の宿を広く見るなら、山口の温泉宿おすすめから選べます。
選ぶ前に|循環ろ過の湯、代行バスの旅、館内のエレベーター
伝承の浴槽と夜の町歩きが目当てなら、合う旅と、先に宿へたずねたい点を並べておきます。
伝承の浴槽と夜の町歩きに向く旅
- 伝承にちなんだ浴槽を楽しむ旅。貴妃湯は、唐代の浴槽を再現した湯船です
- 夜の温泉街を歩く旅。おとずれ灯を借りて、恩湯や川沿いへ出られます
- 福岡から高速バスで向かう旅。長門湯本温泉まで直通です
先に宿へたずねたい4点
- 湯の扱い:循環ろ過式です。源泉かけ流しを重視する旅には合いません
- 駅の迎え:代行バスの停留所が2026年10月1日から変わっています。迎えの場所は宿で確かめます
- 食事の場所:案内が分かれています。宿へたずねます
- エレベーター:有無は、予約のときにたずねてください。車いすは利用でき、貸し出しもあります
基本情報|24室と2つの大浴場、行き方
予約の前に押さえたい項目を、表にまとめました。内容は26年10月時点です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 山口県長門市深川湯本1234(電話 0837-25-3731) |
| 客室 | 全24室。和室、洋室、和洋室。全館全室禁煙、無料Wi-Fi |
| 湯 | 弱アルカリ性単純泉。循環ろ過式。大浴場は2つ(男女入れ替えあり)、貴妃湯、露天風呂、ジャグジー。貸切風呂はありません |
| 入浴時間 | 朝6時〜9時、午後3時〜夜11時 |
| 食事 | 山口の食材の会席。冬はふぐの会席もあります |
| 時刻 | チェックイン15時から(最終21時)、チェックアウト10時 |
| 行き方 | 長門湯本駅から無料送迎(要予約)。JR美祢線は運休中で、代行バスは「長門湯本温泉」停留所発着。車は美祢ICから約30分 |
| 駐車場 | 無料で30台 |
よくある質問|駐車場・送迎・入浴時間・チェックイン
駐車場、駅からの送迎、お風呂の時間、チェックインを順に答えます。
- 玉仙閣に駐車場はありますか?
-
あります。無料で、30台分です。中国自動車道の美祢ICから約30分です。
- 玉仙閣に駅から送迎はありますか?
-
長門湯本駅から無料の送迎があります(要予約)。JR美祢線は運休中で代行バスが走っており、2026年10月1日から代行バスは「長門湯本温泉」停留所に発着します。停留所に着いたときの迎えの場所は、予約の前に宿へたずねてください。
- 玉仙閣の温泉は源泉かけ流しですか?
-
いいえ、循環ろ過式です。宿の案内では、源泉を100%使用した弱アルカリ性単純泉です。
- 大浴場の入浴時間は何時から何時までですか?
-
朝は6時から9時、午後は3時から夜11時までです。
- 貸切風呂や、露天風呂付きの客室はありますか?
-
どちらもありません。露天風呂は大浴場に、男女ともにあります。
- チェックインとチェックアウトは何時ですか?
-
チェックインは15時から(最終21時)、チェックアウトは10時です。
- 楊貴妃の湯とは何ですか?
-
唐代の遺跡の浴槽を再現した「貴妃湯」のことです。楊貴妃が入った湯ではなく、伝承にちなんだ再現の浴槽です。
- 夜の温泉街を歩くための提灯はありますか?
-
宿泊客には、手提げ提灯「おとずれ灯」を無料で貸し出しています。
- 福岡から行けますか?
-
高速バス「萩・長門おとずれ号」が、長門湯本温泉まで直通です。1日2往復、全席指定です。
参考資料
玉仙閣 公式サイト(温泉・楊貴妃伝説・アクセス・客室・お知らせ)/長門湯本温泉 公式観光サイト(歴史・温泉・イベント)/音信川うたあかり 公式サイト/楽天トラベル 施設ページ


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