四万温泉の旅館3軒|四万川沿いと奥座敷の湯

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四万温泉の旅館に泊まりたいのですが、山あいの町でバスも冬の道も心配です。3軒の違いを教えてください。

管理人

やまぐち館・たむら・佳元の3軒に絞りました。湯の表示は、宿の案内と予約サイトの掲載をもとに書きます。

群馬県中之条町の四万温泉は、JR中之条駅からバスで30分から40分。四万川の谷に、旅館が並ぶ温泉地です。

この記事では、四万川沿いのやまぐち館とたむら、バス終点よりさらに奥のゆずりは地区にある佳元を、湯・行き方・冬の道の順に書きます。

※この記事は、四万温泉協会・中之条町観光協会の案内、やまぐち館とたむらの公式サイト、楽天トラベル・じゃらんの掲載情報をもとにしています(26年11月5日時点)。佳元は予約サイトと四万温泉協会の案内をもとにしています。運営者は3軒とも泊まっていません。冬の道は変わるので、出発の前に最新の案内をご確認ください。

この記事でわかること
  • 四万川沿いの2軒と、奥のゆずりは地区の1軒の違い
  • 湯の表示、休止中の風呂、日帰り入浴の休止
  • 中之条駅からのバスと、冬の道の注意点
目次

序章|四万温泉の旅館3軒、四万川の谷に湯が湧く町

四万温泉の始まりは、伝説のなかにあります。桓武天皇の時代、坂上田村麻呂が蝦夷征討の途中で、四万の日向見の湯に入ったという話です。四万という名は、「四万の病を癒す霊泉」に由来するともいわれます。

湯の町の景色|四万川と国立公園

近代には福沢諭吉、与謝野晶子、太宰治らがたびたび訪れた、と四万温泉協会は紹介しています。町は上信越高原国立公園のなかにあり、奥四万湖の「四万ブルー」、四万川、摩耶の滝、甌穴群が知られています。昭和の面影を残す街並みも、町の見どころです。

中之条駅から|新幹線と吾妻線、バスは30〜40分

東京から高崎までは上越・北陸新幹線で約50分、高崎から中之条まではJR吾妻線で約55分です。上野からは特急「草津・四万号」が約2時間5分で中之条に着きます。駅から先は、関越交通のバス「四万温泉線」に乗ります。所要時間は30分から40分と、案内によって幅があります。

バスを降りたあとの距離は、3軒でかなり違います。バス停「山口」が玄関の目の前にあるやまぐち館、終点から徒歩3分のたむら、終点から奥へ15分ほど歩く佳元です。

第一章|四万温泉の旅館、四万川沿いのやまぐち館とたむら

川沿いに建つ2軒です。大岩の露天風呂のある宿と、七つの湯をもつ宿を並べます。

四万やまぐち館|四万川沿いの69室と、3つの風呂

バス停「山口」を降りると、玄関は目の前です。四万やまぐち館は、四万川沿いに建つ69室の宿で、チェックインは14:30から18:00まで、駐車場は90台で無料です。

風呂は三つあります。大きな岩を据えた「お題目大露天風呂」、渓流露天風呂「四万川の湯」、檜の大浴場「薬師の湯」で、薬師の湯には飲泉処もあります。

お題目大露天風呂の大岩には、いわれがあります。大雨で四万川があふれたとき、この岩が川の流れを変えて宿を守ったと伝えられ、感謝をこめてお題目が彫られました。湯は硫酸塩温泉で、温度は50〜58度。7階と8階の特別室には客室の風呂があり、宿は源泉かけ流しと案内しています。

夜は、四万川にライトアップが入ります。20:15からは女将の紙芝居が館内であり、民話やおばけの話を読みます(女将が不在の日は中止)。料理には群馬県産の高原野菜やブランド肉を使い、食事は個室か食事処です。

バスを降りてから紙芝居の夜まで、館内で過ごせます。

選ぶ前に:お題目大露天風呂と四万川の湯は男女入れ替え制で、時間は宿の案内で見てください。お題目大露天風呂へは、展望エレベーターで2階まで降り、そこからさらに1階ぶんを階段で下ります。おむつが外れていない子は大浴場に入れず、アレルギー対応にも制限があります。日帰り入浴は休止のお知らせが出ています(2026年9月20日付)。源泉名と、加水・加温・循環の有無は、宿へ聞いてください。

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四万たむら|七つの湯と七本の自家源泉、1563年からの宿

バスの終点から徒歩3分。駐車場は120台で、無料です。チェックインは15:00から19:00まで。

宿の沿革によれば、田村家の祖・田村甚五郎清政が1563年(永禄6年)に四万へ来て、四万川の中から湧く湯を見つけ、湯宿を始めました。989年の碓井貞光の夢のお告げが「四万温泉」の名の由来になった、という言い伝えも沿革に残ります。

館は三つ。プレミアムの木涌館、スタンダードの水涌館、前身の「田村旅館」の歴史を残す金涌館で、客室は47室です。木涌館には、渓流を望む檜風呂付きの客室が3室だけあります。夕食は個室料亭「山桜」か、半個室の「石憩(SEKIKEI)」です。全館の暖房には、温泉の熱を使っています。

湯は七つ。露天風呂「森のこだま」、二層吹き抜けの大浴場「甍の湯」(上が女湯、下が男湯)、新湯川の川原にある混浴の野天風呂「竜宮」、檜風呂「御夢想の湯」、庭園露天風呂「甌穴」、「岩根の湯」、貸切風呂「クリスタル」です。竜宮は、川の水かさが増すと水中に隠れます。湯は七本の自家源泉で、泉質はカルシウム・ナトリウム硫酸塩泉。公式は天然かけ流しと案内しています。

七つの湯には貸切風呂も含まれます。入る順番を考えるのが、夜の楽しみになりそうです。

選ぶ前に:御夢想の湯の女性専用の内風呂は休止中で、再開の見込みは未定です。2024年5月7日から、御夢想の湯と甌穴は時間制の男女入れ替えで、女性が15:00〜21:00、男性が21:30〜翌9:30です。日帰り入浴も休止のお知らせが出ています(2026年6月1日付)。竜宮が冬に入れるかどうかは、宿に聞いてください。

四万たむら|宿の記事を読む

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第二章|四万温泉の奥座敷、ゆずりは地区の佳元と全8室

バス終点から奥へ入った、全8室の宿です。

佳元へ着くまで|終点からの迎えと徒歩15分

中之条駅からバスで終点の「四万温泉」まで行き、宿へ連絡すると約5分で迎えが来ます(じゃらんの案内。楽天は「送迎要連絡」)。歩けば15分ほどです。車なら関越道の渋川伊香保ICから約1時間で、駐車場は無料の20台、予約は要りません。カーナビは、電話番号の0279-64-2314で設定します。

チェックインは15:00から18:00まで。チェックアウトは10:00で、やまぐち館とたむらより1時間早くなります。

入浴は24時間と案内されているので、到着が夕方になっても湯の時間は取れそうです。

時わすれの宿 佳元|全8室の料理旅館

四万温泉協会は佳元を、温泉街より奥まった閑静な奥座敷・ゆずりは地区にある、隠れ家のような全8室の料理旅館と紹介しています。会席は、上州牛や赤城地鶏、山菜、川魚など地元の旬の食材を生かしたものです。

客室は洋室が1、和室が7。「栗」は2022年2月に新しく開いた部屋、「竹」は2020年8月にリニューアルした客室風呂付きの部屋、「樅」は信楽焼の客室露天風呂のある部屋です。食事は朝夕とも、部屋か個室でとります。

大浴場と露天風呂、貸切風呂があり、楽天トラベルの施設情報では入浴は24時間です。泉質も楽天の表示でカルシウム・ナトリウム硫酸塩泉。じゃらんの温泉欄は「四万温泉(加水・加温)」で、写真説明では「樅」の客室露天風呂が温泉とされています。ほかの部屋の風呂が温泉かどうかは、予約前の電話で。

選ぶ前に:ひとり利用、子連れ、階段とエレベーター、冬の道路と休業は、予約の前に電話(0279-64-2314)で聞いてください。

時わすれの宿 佳元|宿の記事を読む

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第三章|四万温泉の冬の旅、バス・車・道路

冬の四万で迷いやすい、足と道の話です。日付は26年11月5日時点のものです。

バスで|中之条駅から30〜40分、高速バスは約3時間

中之条駅からは、関越交通のバス「四万温泉線」で四万へ向かいます。冬の運行時刻は、関越交通と泊まる宿の案内で最新のものを見てください。高速バスは、新宿バスタ発の「上州ゆめぐり号」が約3時間、東京駅八重洲口発の「四万温泉号」が約3時間30分で、どちらも中之条に着きます。

車で|渋川伊香保ICから約1時間、凍結に備える

関越道の渋川伊香保ICから四万の宿まで、宿の案内では約1時間です。冬の路面について、やまぐち館は次のように案内しています。積雪はここ数年ほとんどないものの、一度降ると日の当たらない道路が凍結することがあり、朝起きたら雪だったこともしばしばある。車で来る人には、タイヤチェーンなどの滑り止めの装備をすすめる、というものです。この案内の最終更新は2022年12月なので、行く前に宿へ聞いておきます。

道路の冬期閉鎖|観光協会の案内を先に見る

中之条町観光協会は、2026年10月30日に「中之条町内 道路の冬期閉鎖について」をお知らせに載せました。冬に車で向かう人は、出発前にこのお知らせと、泊まる宿の凍結の案内を見ておくと安心です。雪や凍結の最新の状況は、道路管理者の案内でも見られます。

終章|四万温泉の旅館、川沿いか奥座敷かで選ぶ

バス停から玄関までは、目の前、徒歩3分、迎えを頼んで約5分と、3軒とも違います。風呂は、三つの宿、七つの湯の宿、全8室の小さな宿と、性格も分かれます。

迷ったら
  • 四万川沿いの69室で、3つの風呂と女将の紙芝居の夜を選びたい → 四万やまぐち館
  • 七つの湯と七本の自家源泉、1563年からの沿革で選びたい → 四万たむら
  • バス終点の奥の全8室で選びたい(電話で聞く項目あり) → 時わすれの宿 佳元

四万には、積善館の記事もあります。群馬のほかの宿は群馬の温泉宿のまとめに、雪の景色で選ぶなら雪見露天を探す冬の温泉宿に、予約前の下調べは温泉旅館の選び方にまとめました。

選ぶ前に|四万温泉の3軒、湯の表示・休止中の風呂・日帰り入浴

3軒の違いを表に並べました。内容は26年11月時点です。

スクロールできます
宿風呂湯の表示先に知っておくこと
四万やまぐち館お題目大露天風呂・四万川の湯・薬師の湯硫酸塩温泉、50〜58度。加水・加温・循環は宿へ。客室の風呂は宿が源泉かけ流しと案内お題目大露天風呂は階段あり。日帰り入浴は休止
四万たむら七つの湯(貸切風呂を含む)七本の自家源泉、カルシウム・ナトリウム硫酸塩泉。公式は天然かけ流しと案内御夢想の湯の女性専用内風呂は休止中。日帰り入浴は休止。竜宮は水位で隠れる混浴
時わすれの宿 佳元大浴場・露天風呂・貸切風呂(楽天で入浴24時間)楽天はカルシウム・ナトリウム硫酸塩泉、じゃらんの温泉欄は「加水・加温」ひとり・子連れ・階段・冬の休業は電話。チェックアウトは10:00
  • バスの降りたあと:玄関の目の前、徒歩3分、迎えか徒歩15分ほど
  • 冬の道:観光協会の冬期閉鎖の案内と宿の凍結の案内を、出発前に見ておきます
  • 時点:日帰り入浴の休止や休止中の風呂は、再開したら変わります

よくある質問|四万温泉の日帰り・バス・送迎・冬の道

日帰りの可否や送迎、冬の足について、各宿と観光協会の案内から答えます。

四万温泉の旅館で、日帰り入浴はできますか?

やまぐち館とたむらは、日帰り入浴を休止しています。やまぐち館は2026年9月20日付、たむらは2026年6月1日付のお知らせで、再開の時期はお知らせに出ていません。佳元の日帰り入浴は、電話(0279-64-2314)での問い合わせになります。

中之条駅から四万温泉まで、バスは何分かかりますか?

関越交通のバス「四万温泉線」で、30分から40分です。

四万温泉で、バスの終点から送迎してくれる旅館はありますか?

佳元は、じゃらんの案内では、終点に着いて宿へ連絡すると約5分で迎えが来ます。たむらは終点から徒歩3分で、やまぐち館はバス停「山口」が玄関の目の前です。

四万温泉の旅館に、駐車場はありますか?

楽天トラベルの施設情報では、3軒とも無料の駐車場があります。やまぐち館は90台で、玄関前で車のキーを預けて係が駐車します。たむらは120台です。佳元は20台で、予約は要りません。

四万温泉の旅館のチェックインとチェックアウトは何時ですか?

チェックアウトは、やまぐち館とたむらが11:00、佳元が10:00です。チェックインは、やまぐち館が14:30から18:00、たむらが15:00から19:00、佳元が15:00から18:00です。

四万温泉の旅館で、おむつが外れていない子は大浴場に入れますか?

やまぐち館は、おむつが外れていない子は大浴場に入れません(楽天トラベルの案内)。

四万たむらにコインランドリーはありますか?

有料のコインランドリーがあります(楽天トラベルの施設情報)。

四万たむらの御夢想の湯に、女性は入れますか?

女性専用の内風呂は休止中ですが、時間制の男女入れ替えで入れます。2024年5月7日から、女性は15:00〜21:00、男性は21:30〜翌9:30です。再開の見込みは未定です。

四万温泉の冬、タイヤチェーンは必要ですか?

必要かどうかは路面しだいで、やまぐち館は車で来る人に滑り止めの装備(タイヤチェーンなど)をすすめています。積雪はここ数年ほとんどないものの、日の当たらない道路が凍結することがあり、朝に雪が降っていたこともある、という案内です(2022年12月更新)。中之条町観光協会も、道路の冬期閉鎖のお知らせ(2026年10月30日掲載)を出しています。

参考資料

四万温泉協会の案内/中之条町観光協会の案内(アクセス・お知らせ)/四万やまぐち館・四万たむらの各公式サイト/楽天トラベル・じゃらんの各施設ページ(佳元はこの2サイトと協会の案内)

物語で読んでみたい温泉旅館があれば、お問い合わせから宿名を教えてください。公式サイト・楽天トラベル・じゃらんで確かめられる宿だけを書くので、必ずお書きできるとは限りません。一棟貸しや休業中の宿も対象外です。

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