
福井の温泉というと、あわら温泉は思い浮かぶけれど、永平寺や海辺の宿まで入れるとなると、どこから決めればいいのか分からなくなってきました……。



福井は、あわら温泉の宿から、海辺の小さな宿まで、顔ぶれの幅が広い県です。永平寺からあわら、三国、越前海岸、若狭の常神半島の順に見ていけば、あなたの旅に近い一軒がきっと見つかりますよ。
福井県には、永平寺の門前で坐禅に触れられる宿、あわら温泉に並ぶ個性の違う4軒、日本海に面した三国と越前海岸の宿、若狭湾の常神半島に立つ漁師宿が点在しています。この記事では、永平寺の祈りから、あわらの井戸の湯、日本海の漁村へ巡る旅の道すじに沿って、8軒の宿を章ごとに訪ねます。
福井の宿選びで先に知っておきたいのは、温泉のある宿とない宿がまざっていることです。温泉に浸かる旅を探している方が迷わないよう、比較表と各宿の紹介に、温泉の有無を書きました。行き先が決まっている方は、下の早見や比較表の宿名から先へ進めます。
※本記事に掲載した宿の特徴は、各宿の公式サイト・楽天トラベル・じゃらんの掲載情報をもとに構成しています(26年10月時点)。運営者自身が宿泊した体験ではありません。最新の設備・料理内容は、予約ページでご確認ください。
気になる宿は、宿ごとの記事で客室・お風呂・食事を読んでから選べます。空室を確かめたい宿が決まっている方は、下のボタンから予約ページへ進めます。
\ 気になる宿が決まったら /
- 坐禅と朝のおつとめを旅に入れたいなら → 永平寺 柏樹関
- 庭園付きの離れと、ガーデンサウナを楽しみたいなら → あわら温泉 灰屋
- 石窯とオープンキッチンのビュッフェを楽しみたいなら → あわら温泉 清風荘
- 男女で分かれた湯と、姉妹館の湯めぐりを楽しみたいなら → あわら温泉グランドホテル
- 自家源泉と客室棟を選んで、家族で過ごしたいなら → グランディア芳泉
- 雄島を望む展望風呂のある小さな宿に泊まりたいなら → 東尋坊三国温泉 おおとく
- 越前がにや活魚を、海辺の民宿で味わいたいなら → うみの宿 さへい
- 自営の定置網の魚を、個室で味わいたいなら → 魚集 山下屋
- 永平寺からあわら、三国・越前海岸、若狭の常神半島へとめぐる旅の道すじと、各エリアの土地の話、宿の個性
- 8軒の宿から拾える、湯・食事・雰囲気・向いている人のポイント
- 目的別(坐禅を体験したい/越前がにを味わいたい/湯めぐりを楽しみたいなど)に合う宿の選び方
序章|福井の湯の旅へ、永平寺の祈りから日本海の岬まで
福井の湯の旅は、祈りの寺と、井戸から湧いた湯と、日本海の港をたどる旅です。宿を訪ねる前に、土地の話を少しだけたどってみます。
福井県文化財データベースによると、永平寺は、道元が寛元2年(1244)に開創した曹洞宗の大本山寺院です。建造物は、令和元年9月30日に国の有形文化財(建造物)に指定されました。
あわら温泉は、あわら市の紹介によると、かつて葦の生い茂る低湿な沼地でした。明治16年、ひとりの農夫が灌漑用の井戸を掘ったところ、うすい塩分を含んだ湯が湧き出したといいます。
この記事では、永平寺、あわら温泉、三国、越前海岸、常神半島の順に8軒を訪ねます。海沿いには東尋坊や越前がに、若狭湾の半島には樹齢およそ1300年と推測されるソテツがあり、湯のない宿も旅の途中に混ざります。
第一章|永平寺、坐禅と朝のおつとめに触れる門前の1軒
旅の入口は、永平寺です。温泉の旅の最初に、湯の代わりに坐禅と朝のおつとめを挟む一泊を置きました。
永平寺 柏樹関|温泉なし、坐禅と精進料理の宿
永平寺町志比にある「永平寺 柏樹関」は、大本山永平寺から徒歩約3分の宿です。客室は全18室の和洋室で、藤田観光リゾートが運営しています。JR福井駅東口からは、永平寺ライナーで片道約30分です。公式サイトは、旅館と宿坊の中間に位置する施設と説明しています。
宿泊すると、夕食の前に永平寺で坐禅、翌朝に朝のおつとめと、どちらも永平寺で無料で参加できます。朝のおつとめは、宿泊日の17時までにフロントで申し込みます。
湯めぐりの宿ではありませんが、男女別の大浴場「香水海」には露天風呂があり、内湯には毎日、香湯が用意されます。公式サイトによると、永平寺と同じ成分・分量の香木を使った湯です。
夕食は精進料理または和食膳で、精進料理は永平寺の前典座の指導を受けた献立です。朝食は季節のお粥と小鉢・おかずです。
夕食の前に坐禅、翌朝におつとめ。永平寺まで徒歩約3分という距離が、この宿の一泊の組み立てを決めます。
選ぶ前に:この宿に天然温泉はありません。じゃらんでは「温泉 無し」と表示され、公式サイトと楽天トラベルにも天然温泉の表示はありません。全客室はシャワールームで、浴槽はなく、大浴場は刺青・タトゥーのある方の入浴ができません(隠せば宿泊は可能)。12月前半と2月前半は行事のため朝のおつとめに参加できず、別のプログラムになる可能性が高いと公式サイトに書かれています。未就学児連れの参拝は、朝のおつとめでは原則遠慮することになっています。駐車場は有料です。
永平寺 柏樹関の客室・お風呂・食事の詳細はこちらで、坐禅やおつとめの流れも読めます。
第二章|あわら温泉、井戸から湧いた湯の町で選ぶ4軒
福井で温泉宿が集まるのは、あわら温泉です。同じ湯の町でも、庭の離れ、石窯のビュッフェ、湯めぐり、客室棟と、4軒の過ごし方は分かれます。
あわら市の紹介(2014年11月更新)では、あわら温泉は「関西・中京の奥座敷」として、年間100万人以上の観光客が訪れる温泉地とされています。2024年3月16日には北陸新幹線の金沢〜敦賀が開業し、福井県知事は同年4月11日の記者会見で、開業直後のあわら温泉の宿泊者数について「開業前と開業後では5割増えている」と述べました。
宿の側にも、明治の記録があります。灰屋の創業は明治17年、清風荘は明治16年に開湯した自家源泉と、それぞれの公式サイトにあります。
あわら温泉 灰屋|庭園付きの離れとガーデンサウナ
あわら市温泉にある「あわら温泉 灰屋」は、創業明治17年の旅館で、客室は41室です。JR芦原温泉駅から車で約15分、駐車場があります。公式サイトによると、玄関は創業当時の姿を宮大工が再現したものです。
お風呂は敷地内の自家源泉で、泉質は弱食塩泉です。庭園付きの離れ「松風庵」には、源泉かけ流しの露天風呂付きの客室があり、部屋ごとに露天風呂の材質と形が違います。2025年2月にできたガーデンサウナは、宿泊者は無料で、男女交代制です。
夕食は、福井の食材を使った郷土会席です。冬の越前蟹のプランは、期間が26年11月10日〜27年3月20日で、1泊限定の予約です。同じ宿の「カニのフルコース」と「茹で蟹丸ごと1杯付」は冷凍の海外産の蟹で、越前蟹ではないと楽天トラベルのプラン説明に書かれています。
明治17年創業の宿で、庭園付きの離れの露天風呂は源泉かけ流し。離れに泊まるなら、その棟に泊まれるプランから探します。
選ぶ前に:大浴場の湯は、じゃらんの温泉欄に「あわら温泉(加水・加温・循環ろ過)」とあり、客室露天風呂のかけ流しとは別に考えておくと安心です。離れの客室は、指定に別料金がかかるプランもあります。蟹のプランは、名前に「蟹」とあっても蟹の種類が違うので、楽天トラベルの説明で見比べてください。
あわら温泉 灰屋の客室・お風呂・食事の詳細はこちらも参考にしてみてください。
あわら温泉 清風荘|庭園露天風呂と劇場型ビュッフェ
あわら市温泉3丁目の「あわら温泉 清風荘」は、総部屋数110室の旅館です。JR芦原温泉駅西口からは無料送迎バスがあり、事前予約が必要で、予約のない便は運行しません。
男性の大浴場に八角腰掛風呂・庭園風呂・陶器風呂、女性の大浴場に庭園風呂・陶器風呂・花見風呂があります。明治16年に開湯した自家源泉で、信楽焼の陶器風呂は100%源泉かけ流しです。炭酸泉の「木もれ陽の湯」は、男女入れ替え制です。
夕食は90分の飲み食べ放題で、石窯とオープンキッチンのある劇場型ビュッフェです。若狭牛や福地鶏、手造りピザ、目の前で握る寿司が並びます。
明治16年開湯の自家源泉に、90分の飲み食べ放題。湯と夕食の両方を旅の中心に置きたいときの選択肢です。
選ぶ前に:大浴場のサウナには水風呂がありません。休館日と全館貸切日もあり、26年10月時点の公式のお知らせでは、休館日は11月29・30日、12月15〜17日、1月12〜14日と案内されています。日程の決まっている方は、予約前に確かめておくと間違いありません。
あわら温泉 清風荘の客室・お風呂・食事の詳細はこちらで、ビュッフェと大浴場の様子も確認できます。
あわら温泉グランドホテル 湯めぐりの宿|男女で分かれる湯と湯めぐり
あわら市温泉1-601の「あわら温泉グランドホテル 湯めぐりの宿」は、楽天トラベルとじゃらんで総部屋数48室の旅館です(公式サイトは49室)。芦原温泉駅から車で約10分と、公式サイトにあります。
楽天トラベルによると、お宿所有の自家源泉が2本あり、湯殿は貸切の家族風呂を含めて7つです。男性専用の「朝倉門」と露天の「隆泉庵」、女性専用の「式部の湯」と「平安の湯」と、男女で別の湯が用意されています。最上階の展望露天風呂「ひのき」は男女入れ替え制です。
姉妹館「ゆ楽」「ぐらばあ亭」の温泉は、フロントで申し出ると無料で使える湯めぐりサービスがあります。夕食は、越前ガニや甘えび、鰤、アワビなどの日本海の魚介と山菜を使った四季の会席です。
湯殿は7つ、姉妹館の湯もフロントへの申し出で使えます。宿の名前のとおり、湯をはしごして過ごせます。
選ぶ前に:入浴できる時間は、公式サイトでは湯ごとに決まっていて、楽天トラベルは宿泊者24時間と案内しています。湯の使い方も掲載ごとに表記が分かれ、公式サイトのトップに掛け流しの表記がある一方、じゃらんは「加水・加温」(加温・循環ろ過は浴槽ごとに異なる)としています。入りたい湯がある方は、公式サイトと予約ページで確かめておくと安心です。
あわら温泉グランドホテル 湯めぐりの宿の客室・お風呂・食事の詳細はこちらに、7つの湯殿の紹介があります。
グランディア芳泉|自家源泉3つと選べる客室棟
あわら市舟津の「グランディア芳泉」は、客室の建物が6つに分かれ、客室概要は全111室の旅館です。個止吹気亭・ゆとろぎ亭・ここみち亭・さくら亭 SUITE・さくら亭 なごみ・煌粋殿から、旅の目的に合う棟を選べます。
湯は自家源泉が3つで、アルカリ性単純温泉です。5階の大浴場「月の湯」「星の湯」には、田園風景を望む露天棚湯と露天空湯があります。別邸の個止吹気亭と離れのゆとろぎ亭は、全室が温泉の露天風呂付きです。
夕食は、約550平方メートルのオープンキッチンがある「季の蔵」で、寿司や焼きたての国産牛ステーキ、揚げたての天ぷらが並ぶ飲み放題つきのディナービュッフェです。さくら亭 なごみには恐竜ルームもあり、子ども連れの旅の選択肢になります。
6つの棟のうち、どこに泊まるかで風呂も夕食の会場も変わります。旅は、棟を選ぶところから始まります。
選ぶ前に:温泉表示には、加水・加温・循環ろ過・消毒の注記があります。さくら亭 SUITE の客室内の半露天風呂は温泉ではありません。ビュッフェでは、アレルギー食に対応できません。足湯「足軽の湯」は、冬季は温度が保てない場合があると公式サイトに書かれています。JR芦原温泉駅西口からの無料シャトルバスは、事前予約制です。
グランディア芳泉の客室・お風呂・食事の詳細はこちらもあわせてご覧ください。
第三章|三国、東尋坊と北前船の湊町、雄島を望む1軒
あわらの温泉街から海沿いへ進むと、旅は三国に入ります。岩壁の東尋坊と湊町の話をしてから、全8室の小さな宿を訪ねます。
坂井市の案内によると、東尋坊は約1キロメートルにわたって豪快な岩壁が広がる国指定名勝で、「このような輝石安山岩の柱状節理が広範囲にあるのは、世界に3ヵ所ともいわれ」ます。えちぜん鉄道三国駅から京福バスで約15分、JR芦原温泉駅から京福バスで約45分です。
DMOさかい観光局によると、三國湊町は江戸時代から明治初期にかけて北前船交易で隆盛を極めた港町で、格子戸の町家や豪商の商家が残っています。
東尋坊三国温泉 おおとく|全8室の展望風呂と三国の魚
坂井市三国町安島にある「東尋坊三国温泉 おおとく」は、新館4室・本館4室の全8室の宿です。送迎は、えちぜん鉄道三国駅に限り、要予約です。
展望風呂は男女各1つの大浴場で、雄島と海原を望みます。海沿いには独立した源泉が3か所あり、おおとくは4号泉。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉で、塩分濃度が高くミネラル豊富と公式サイトで説明されています。モッコの間には個室風呂(天然温泉)が、椿の間にも個室風呂が付いています。
夕食は部屋か個室で、「おおとくコース」は三国の四季の幸を使います。冬は越前がにのメニューがあり、2025年は11月6日が解禁でした(公式のお知らせ)。
雄島と海原を望む男女別の展望風呂に、冬は越前がにのメニュー。全8室だけの小さな宿です。
選ぶ前に:本館にエレベーターはなく、2階へは階段です(新館にはエレベーターがあります)。館内に自動販売機もありません。駐車場は、楽天トラベルが20台、公式サイトが乗用車15台と案内しています。
東尋坊三国温泉 おおとくの客室・お風呂・食事の詳細はこちらには、モッコの間など客室の違いをまとめています。
第四章|越前海岸、定置網の魚と越前がにを味わう民宿1軒
三国から先は、越前海岸です。冬の味覚の主役、越前がにの話から入ります。
福井県の案内によると、「越前がに」は福井県の港で水揚げされたズワイガニのことで、黄色いタグが付いています。漁期は例年、雄がにが11月6日〜3月20日、雌がにが11月6日〜12月31日です。宿の料理の提供期間は宿ごとに違うので、それぞれの宿の案内も確かめてください。
うみの宿 さへい|温泉の表示なし、かにと活魚の民宿
南越前町糠の「うみの宿 さへい」は、温泉の表示がなく、魚を目当てに選ぶ民宿です。楽天トラベルの総部屋数は10室で、客室は8畳、宿の案内ではすべてオーシャンビューです。送迎はなく、車なら公式サイトの案内で武生ICから約35分、駐車場は10台です。
風呂は最上階の展望浴場です。近くの温泉施設は、河野シーサイド温泉 夕映えが徒歩約11分、越前温泉露天風呂「日本海」が車で約5分と、宿の観光案内にあります。
食事の主役は、河野定置網の朝とれ魚です。11月〜3月は越前かに料理、4月〜10月は定置網の水揚げで内容が変わる活魚料理で、せいこがには11月6日から12月までです。
11月から3月は越前がにのコース、4月から10月は定置網の活魚。海の季節が、そのまま夕食の顔になります。
選ぶ前に:展望浴場は最上階にひとつで、男女共用です。入口の札で入浴中かどうかを確かめます。海が荒れて入荷がない日もあるので、かにの時期はメニューを事前に問い合わせてください。
うみの宿 さへいの客室・お風呂・食事の詳細はこちらでは、かにと活魚のコースの違いを紹介しています。
第五章|若狭、常神半島の漁師宿で朝獲れの魚を味わう1軒
旅の終わりは、若狭湾に突き出た常神半島です。半島の来歴を少し見てから、自営の定置網をもつ漁師宿を訪ねます。
若狭町の案内によると、常神半島は若狭湾の中ほどに突き出た半島で、一帯は国の海域公園に指定されています。三方海域公園は暖かい海域と冷たい海域の生物が共存しているのが最大の特徴で、国の天然記念物「常神のソテツ」は樹齢およそ1300年と推測されています。半島には漁家民宿が多数あります。
魚集 山下屋|自営の定置網と台盛の漁師宿
若狭町常神にある「魚集 山下屋」は、常神半島で自営の定置網をもつ漁師宿です。JR三方駅から車で約30分、駐車場は3台です。半島にはコンビニ、ドラッグストア、ガソリンスタンドがなく、最寄りのコンビニは車で約30分なので、給油と買い物は半島に入る前に済ませます。
客室は3階の海側で、7畳の和室です。楽天トラベルのプラン説明には、ベランダから常神湾が望め、夕焼けと朝焼けを楽しんでほしいと書かれています。
夕食と朝食は、客室ではなく別の個室でいただきます。夕食の台盛は、自営の小定置網で獲れた若狭湾の地魚の盛り合わせで、内容は当日の朝に獲れた魚で変わると楽天トラベルの掲載に書かれています。冬限定のふぐコースもあります。
半島の先で、その朝に獲れた魚が台盛になる。コンビニも給油所もない分、夕食に旅が集まります。
選ぶ前に:温泉の案内はなく(じゃらんは「温泉 無し」)、浴場は男女各1つの内湯です。クレジットカードは使えません。楽天トラベルの案内では、食物アレルギーや生ものが苦手な方への代替料理は用意されていません。
魚集 山下屋の客室・お風呂・食事の詳細はこちらは、台盛やふぐコースの紹介つきです。
終章|福井の湯の旅、迷ったら目的から選ぶ5軒
8軒を読んでも決めきれないときは、旅の目的から1軒を選ぶ手もあります。宿名を選ぶと、予約ボタンの一覧へ戻れます。
- 坐禅と朝のおつとめを旅に入れるなら → 永平寺 柏樹関
- 庭園付きの離れで過ごすなら → あわら温泉 灰屋
- 湯殿をはしごするなら → あわら温泉グランドホテル
- 雄島を望む展望風呂のある小さな宿なら → 東尋坊三国温泉 おおとく
- 越前がにを民宿で味わうなら → うみの宿 さへい
祈りの寺、井戸から湧いた湯、北前船の湊、冬の越前がに、樹齢およそ1300年と推測されるソテツ。福井の湯の旅は、祈りと暮らしから生まれた湯と海をたどる旅です。湯を重ねるか、魚を重ねるかで、同じ福井でも道すじは変わります。
坐禅と精進料理を旅に入れたい:永平寺の永平寺 柏樹関(温泉なし)。
離れとガーデンサウナで過ごしたい:あわら温泉の灰屋。
ビュッフェと庭園風呂を楽しみたい:あわら温泉の清風荘。
湯殿をはしごしたい:あわら温泉グランドホテル。
客室棟を選んで家族で過ごしたい:グランディア芳泉。
展望風呂のある小さな宿に泊まりたい:三国のおおとく。
かにと活魚を民宿で味わいたい:越前海岸のさへい(温泉の表示なし)。
朝獲れの魚を個室で味わいたい:常神半島の山下屋(温泉の案内なし)。
宿の記事では、客室・お風呂・食事をもう少し詳しく読めます。行き先の見当がついたら、楽天トラベルかじゃらんで空室を調べてください。
宿選びの前に、温泉旅そのものの準備を整えておきたい方はこちらもあわせてどうぞ。
福井の宿おすすめ8選|温泉あり5軒・なし3軒の特徴と予約先
旅の順(永平寺、あわら温泉、三国、越前海岸、常神半島)に、8軒を並べた一覧です(26年10月時点)。気になる宿の名前を選べば宿ごとの記事へ、右端の「予約ボタンへ」を選べば、宿ごとの予約先へ進めます。
比較表|8軒の湯・特徴・向いている人
| 宿名 | エリア | 湯・雰囲気の特徴 | 向いている人 | 予約 |
|---|---|---|---|---|
| 永平寺 柏樹関 | 永平寺 | 温泉なし。大本山永平寺まで徒歩約3分、坐禅と精進料理 | 坐禅や朝のおつとめを旅に入れたい人 | 予約ボタンへ ↓ |
| あわら温泉 灰屋 | あわら温泉 | 敷地内の自家源泉、庭園付きの離れ、ガーデンサウナ | 離れの客室と越前蟹のプランを比べて選びたい人 | 予約ボタンへ ↓ |
| あわら温泉 清風荘 | あわら温泉 | 庭園風呂・陶器風呂と、石窯のある劇場型ビュッフェ | 夕食の時間も楽しみたい人 | 予約ボタンへ ↓ |
| あわら温泉グランドホテル 湯めぐりの宿 | あわら温泉 | 7つの湯殿(貸切の家族風呂を含む)と、姉妹館の湯めぐり | いくつもの湯をはしごしたい人 | 予約ボタンへ ↓ |
| グランディア芳泉 | あわら温泉 | 自家源泉3つと6つの客室棟、ビュッフェとラウンジ | 客室タイプを選んで、家族で過ごしたい人 | 予約ボタンへ ↓ |
| 東尋坊三国温泉 おおとく | 三国 | 全8室の小さな宿、雄島を望む男女別の展望風呂 | 海辺の小さな宿で温泉に入りたい人 | 予約ボタンへ ↓ |
| うみの宿 さへい | 越前海岸 | 温泉の表示なし。海の見える客室と、定置網の魚の民宿 | 越前がにや活魚を、民宿で味わいたい人 | 予約ボタンへ ↓ |
| 魚集 山下屋 | 常神半島 | 温泉の案内なし。自営の定置網の魚を出す漁師宿 | 朝獲れの魚を、個室でゆっくり食べたい人 | 予約ボタンへ ↓ |
予約ボタン|8軒それぞれの宿ページへ
比較表と同じ順番で、宿ごとの予約先を並べました。楽天トラベルとじゃらんの両方に載っている宿は、好きな方を選べます。宿名の下の「宿の記事を読む」からは、客室・お風呂・食事の紹介へ進めます。
永平寺 柏樹関
あわら温泉 灰屋
あわら温泉 清風荘
あわら温泉グランドホテル 湯めぐりの宿
グランディア芳泉
東尋坊三国温泉 おおとく
うみの宿 さへい
魚集 山下屋
福井の温泉宿|よくある質問
福井の宿選びで迷いやすいポイントを、Q&A形式で整理しました。



結局、あわら温泉と海辺の宿は、どう選べばいいんでしょうか?



湯をたっぷり楽しみたいならあわら温泉、日本海の魚を主役にしたいなら海辺の宿が向いています。次のFAQで、温泉の有無も整理していますね。
- 福井県で温泉宿を選ぶなら、あわら温泉と海辺の宿のどちらがいい?
-
湯めぐりや大浴場を楽しみたいなら、灰屋・清風荘・グランドホテル・グランディア芳泉の4軒があるあわら温泉が向いています。日本海の魚や、小さな宿での滞在を重ねたい旅なら、三国のおおとくや、越前海岸のさへいなどの海辺の宿が合います。旅程が長ければ、あわらと海辺を組み合わせるのもよいでしょう。
- 紹介されている宿は、すべて温泉がある?
-
いいえ。永平寺 柏樹関はじゃらんで「温泉 無し」と表示され、うみの宿 さへいは温泉の表示がなく、魚集 山下屋は温泉の案内がありません。灰屋、清風荘、グランドホテル、グランディア芳泉、おおとくの5軒は、温泉の湯を引いた宿です。気になる宿は、予約ページで最新の泉質や設備も確かめてください。
- 越前がにを食べるなら、どの宿でいつ行けばいい?
-
灰屋の越前蟹のプランは26年11月10日〜27年3月20日、グランディア芳泉の越前がには26年11月7日〜27年3月31日(12月29日〜1月5日を除く)です。うみの宿 さへいは11月〜3月にかに料理があり、せいこがには11月6日から12月までです。おおとくも冬は越前がにのメニューがあります。なお灰屋には冷凍の海外産の蟹を使うプランもあるため、越前蟹かどうかはプラン名と説明で確かめてください。福井県の例年の漁期は、雄がにが3月20日までです。宿の提供期間はそれぞれの案内どおりで漁期と同じではないため、3月下旬に泊まる場合は、使う蟹について宿に確かめてください。
- 電車で行ける宿はある?送迎はある?
-
永平寺 柏樹関はJR福井駅東口から永平寺ライナーで片道約30分です。清風荘とグランディア芳泉はJR芦原温泉駅から無料の送迎バスがあり、どちらも事前予約が必要です。おおとくの送迎は、えちぜん鉄道三国駅に限り、要予約です。さへいに送迎はなく、山下屋は三方駅から車で約30分です。
- 永平寺 柏樹関に泊まると、どんな体験ができる?
-
夕食前の坐禅と朝のおつとめを、永平寺で体験できます。朝のおつとめは、宿泊日の17時までにフロントで申し込みます。12月前半と2月前半は、朝のおつとめに参加できず、別のプログラムになる可能性が高いとされています。
冬に温泉街を歩くなら、足もとと寒さ、湯上がりの濡れ物の備えがあると身軽です。持ち物の一例です(PR)。
- 靴に付ける氷雪用ソール: 靴の裏に取り付けるタイプ。サイズが分かれているので、靴に合うものを選んでください。(Amazon/楽天市場)
- 貼るカイロ: 衣類に貼るタイプ。桐灰の商品ページでは14時間持続と案内されています。(Amazon/楽天市場)
- 濡れたタオルを入れるポーチ: 止水ファスナー付きで、24×17cmの大きさと案内されています。(Amazon/楽天市場)
PR:商品リンクにはアフィリエイト広告を含みます。商品の内容は各ページでご確認ください。雪道は、靴の備えがあっても足もとに気をつけて歩いてください。
福井で紹介している宿|10軒の記事一覧
このページで取り上げた宿のほかにも、福井の宿をそれぞれの記事で紹介しています。宿の名前から、くわしい記事へ進めます。
- あわら温泉 清風荘|庭園露天風呂と劇場型ビュッフェの全110室
- あわら温泉グランドホテル|男女で分かれる湯と越前の会席
- うみの宿 さへい(越前海岸)|温泉なし、越前がにと活魚の民宿
- グランディア芳泉(あわら温泉)|客室ごとの風呂と食事
- ふぐ料理の宿 さいば(小浜市阿納)|自家養殖のふぐと個室食
- 芦原温泉・あわら温泉の旅館おすすめ3選|井戸から湧いた湯の町
- 永平寺 柏樹関|温泉なし、坐禅と精進料理の宿
- 灰屋(あわら温泉)|庭園付きの離れとガーデンサウナ
- 魚集 山下屋(常神半島)|朝獲れの台盛と個室食
- 東尋坊三国温泉 おおとく|全8室の展望風呂と越前がに
参考資料
各宿の公式サイト・楽天トラベル・じゃらんの掲載ページ(26年10月時点の情報をもとに構成)。土地の歴史は、福井県文化財データベース、あわら市「あわら温泉」、福井県「知事記者会見の概要(令和6年4月11日)」、坂井市「東尋坊」、DMOさかい観光局「三国湊」、福井県「冬の味覚の王者『越前がに』」、若狭町「常神半島」による


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