
秩父で、部屋に露天風呂が付く宿を探しています。ただ、その湯が温泉なのか、いまひとつ分からなくて。



客室の露天風呂の湯は、温泉ではありません。温泉の湯に入れるのは、大浴場と貸切風呂です。くわしくは、第一章と第二章で分けて書きました。
※ゆの宿 和どうの公式サイトと、楽天トラベル・じゃらんの掲載を読んで書いています(26年10月時点)。運営者自身が宿泊した体験ではありません。料金・プランなどの最新情報は予約ページでご確認ください。
序章|ゆの宿 和どう(秩父)へ、和同開珎ゆかりの黒谷から
秩父鉄道の和銅黒谷駅から、歩いて約15分。埼玉県秩父市黒谷の「ゆの宿 和どう」は、宿の案内では、秩父と長瀞の中間にあり、日本最古の通貨「和同開珎」の発祥とされる和同遺跡のそばに建つ温泉旅館です。客室は全38室で、湯は自家源泉の和銅鉱泉です。
秩父は、毎年12月2日が宵宮、3日が大祭の秩父夜祭で知られます。秩父市の案内によると、秩父神社の例大祭で、京都の祇園祭、飛騨の高山祭と並ぶ日本三大曳山祭に数えられ、最大20トンの山車が団子坂を曳き上げられます。秩父まるごとジオパーク推進協議会によると、江戸中期に秩父神社の周りで開かれた絹織物の市「絹大市」の繁栄とともに、夜祭は大きくなりました。
その秩父の町から、横瀬川の近くの宿へ向かいます。
- 自家源泉の和銅鉱泉。岩風呂「岩鏡」と檜風呂「檜扇」の2つの大浴場と、貸切風呂があります
- 露天風呂付きの客室14室。別館「せせらぎ」8室、本館「そよかぜ」5室、「バリ風」1室です
- 個室か半個室の夕食。楽天トラベルでは、夕食はほかの宿泊客と同じ席になりません
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第一章|露天風呂付き客室14室と、温泉ではない客室の湯
全38室のうち、露天風呂付きが14室、通常客室が19室、ほか5室があります。露天風呂付き客室は、別館・本館・バリ風の3タイプです。
別館「せせらぎ」は8室で、公式サイトでは宿でいちばん上のランクです。8畳の和室と寝室、露天風呂、テラスがあり、露天風呂は岩・檜・陶器の3種類で、選べません。本館「そよかぜ」は5室で、陶器の露天風呂がテラスとつながっています。「バリ風」は1室で、車椅子のまま入れる部屋はこの1室だけです。風呂まわりに段差があり、状況によって介助が必要です。
露天風呂のない通常客室は、10〜16畳です。10畳の和モダン客室(3室)は、横瀬川が見えず、木々と空が見える部屋です。
客室の風呂は、温泉ではありません。和銅鉱泉の成分分析表をもとに作った「温泉の素」を入れる、人工温泉です。温泉の湯に入るのは、大浴場と貸切風呂です。
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第二章|自家源泉の和銅鉱泉、岩鏡・檜扇・茱萸の3つの湯
和銅鉱泉に入れるのは、2階の2つの大浴場と、貸切風呂です。公式サイトによると、和銅鉱泉は秩父七湯のうち最も古い歴史を持ち、目薬や切り傷に使われたという伝承から「薬師の湯」と呼ばれてきました。
泉質は単純硫黄冷鉱泉で、湯温は40.5〜42.5度(季節で調整)です。加温や循環ろ過の表示は公式サイトとじゃらんで違うので、気になる人は予約のときに宿へたずねてください。
大浴場の岩鏡と檜扇
岩風呂「岩鏡」は、秩父蛇紋石を床に使った内風呂です。その先の露天風呂は横瀬川を見下ろす造りで、初夏は青もみじ、秋は紅葉の中で湯に浸かれます。
檜風呂「檜扇」は、浴槽の壁面に檜を使った内風呂です。露天風呂は岩鏡より大きく、夜は星や月を見ながら入れます。桜の時期には花見風呂になり、秋は露天風呂の横のメタセコイアが赤く染まります。
2つの浴場は、夜に男女が入れ替わります。入れ替わりをまたいで入れば、両方に入れます。日帰り入浴もあります。
貸切風呂の茱萸
貸切風呂の「茱萸(ぐみ)」は、大人2名でも広い湯船とテラス付きで、源泉を使います。宿泊者は、事前予約ができる宿泊プラン(組数限定)で申し込むか、当日のチェックイン以降に予約します。1回は50分です。
第三章|個室「四季」と半個室「群すずめ」の夕食、田舎の朝ごはん
夕食は、個室か半個室の食事処でいただきます。食事の場所は指定できず、楽天トラベルの案内では、夕食は人数にかかわらず、ほかの宿泊客と同席になりません。
「四季」は完全な個室で、椅子テーブル席と、掘りごたつ風の座敷席が4室ずつです。「群すずめ」は半個室で、椅子テーブル席だけです。隣の部屋の声が聞こえます。
基本のコースは、秩父産・埼玉県産の食材を使った創作料理です。露天風呂付き客室の宿泊者と、夕食をグレードアップしたプランの人には、月ごとに献立が変わる「和どう懐石」が出ます。
朝食は、広間でいただく「田舎の朝ごはん」です。主菜のプレートとサラダに、秩父のB級グルメのみそポテト、アクアファームの卵がつきます。席は客ごとに用意されますが、ほかの宿泊客と同じ広間です。
終章|朝の横瀬川のせせらぎと、和銅黒谷駅への帰り道
公式サイトの案内では、朝は横瀬川のせせらぎと鳥のさえずりで目覚めます。朝風呂は、大浴場なら和銅鉱泉、客室の風呂なら人工温泉です。玄関の横には和同開珎のモニュメントがあり、まわりは四季の花で飾られています。
帰りは、和銅黒谷駅まで歩いて約15分です。駅からの送迎は1名から頼めるので、時刻は予約のときに宿へたずねてください。
公式サイトが秩父七湯で最も古い歴史と案内する和銅鉱泉を、岩鏡と檜扇の2つの露天風呂で入り比べられます。
選ぶ前に:客室の風呂は人工温泉で、温泉の湯は大浴場と貸切風呂です。刺青・タトゥー(シール・ペイントを含む)のある人と、飲酒後の人は、入浴できません。食事の場所は指定できず、朝食はほかの宿泊客と同じ広間です。
\ 楽天トラベルで和どうの宿ページを開く /
\ じゃらんの和どうは、こちら /
寄り道|黒谷の宿から、谷を渡る体験
和同開珎ゆかりの黒谷に建つ宿から、秩父市荒川の秩父ジオグラビティパークへ向かう体験があります。高所を渡るキャニオンウォーク&フライです。
ハイヒールと長いコートは避けます。宿からの道のりは調べていないので、行き方は予約の前に調べておきます。
下のボタンを押すと、楽天トラベル観光体験の「キャニオンウォーク&フライ」のページが新しいタブで開きます。(PR)
基本情報|全38室・和銅鉱泉・駅の送迎と花園IC
客室と湯の概要を、表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 埼玉県秩父市黒谷813(和銅鉱泉) |
| 客室 | 全38室。露天風呂付き客室14室、通常客室19室、ほか5室です |
| 温泉 | 自家源泉の和銅鉱泉。単純硫黄冷鉱泉で、湯温は40.5〜42.5度(季節で調整)です。じゃらんの掲載は「加温・循環ろ過」です |
| お風呂 | 岩風呂「岩鏡」と檜風呂「檜扇」(どちらも内湯と露天風呂)、貸切風呂「茱萸(ぐみ)」。日帰り入浴もあります |
| 食事の場所 | 夕食は個室の「四季」か、半個室の「群すずめ」。朝食は広間です |
| アクセス | 秩父鉄道の和銅黒谷駅から徒歩約15分。駅からの送迎は1名からで、駅に着いたら宿へ電話します。車は関越道の花園ICから、公式サイトでは約45分、楽天トラベルでは約30分の表示です。駐車場は無料です |
※表の内容は26年10月時点です。
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選ぶ前に|人工温泉の客室風呂・入浴の条件・秩父夜祭の日
湯の扱いと入浴の条件が、相性の分かれ目です。
自家源泉と川の音を選ぶ旅
- 自家源泉の大浴場に入りたい旅。岩鏡と檜扇の2つがあります
- 川の音を聞きたい旅。別館「せせらぎ」のテラスに、横瀬川のせせらぎが届きます
- 電車で行きたい旅。和銅黒谷駅から、1名から送迎を頼めます
合わない人もいる条件
- 客室の風呂は人工温泉です。温泉の湯は、大浴場と貸切風呂に入ります
- 入浴の条件。刺青・タトゥーのある人と、飲酒後の人は、大浴場に入れません
- 夕食と朝食の席。食事の場所は指定できず、朝食はほかの宿泊客と同じ広間です
- 12月の旅。12月2日と3日は秩父夜祭の日なので、日程を見ておきましょう
埼玉のほかの温泉宿も見たいなら、埼玉の温泉宿のまとめを開いてみてください。
本館の客室に風呂がなく、温泉は貸切風呂3つ。全7室の御宿 竹取物語は、同じ秩父にある、そんな宿です。
よくある質問|駅の送迎・日帰り入浴・貸切風呂・アレルギー
駅からの行き方、日帰り入浴、貸切風呂、アレルギーを取り上げます。
- 駅から送迎してもらえますか?
-
秩父鉄道の和銅黒谷駅から、1名から送迎を頼めます。駅に着いたら、宿へ電話してください。駅から宿までは、歩くと約15分です。
- 日帰りでも湯に入れますか?
-
日帰り入浴があります。岩風呂と檜風呂は毎日男女が入れ替わるので、どちらに入れるかは、その日の入れ替わり次第です。
- 貸切風呂は、どう予約しますか?
-
宿泊者は、事前予約ができる宿泊プラン(組数限定)で申し込むか、当日のチェックイン以降に予約します。1回は50分です。
- 食物アレルギーは、対応してもらえますか?
-
3日前までに、メールか電話で相談します。「海老がだめ」のように単品の食材は対応できますが、小麦・大豆のような成分は調味料に含まれることがあり、対応できない場合があります。
参考資料
ゆの宿 和どう 公式サイト、楽天トラベル 施設ページ、じゃらんnet 宿ページ、秩父市 秩父観光なび(秩父夜祭)、秩父まるごとジオパーク推進協議会


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