
下呂温泉で、歴史のある建物の宿に泊まってみたいです。客室にお風呂がない部屋もあると聞きました。



湯之島館の本館は、創業当時のスタイルのままで、客室に風呂がありません。風呂付きの客室があるのは別館だけです。その違いを、先に分けて書きます。
※この記事は、宿の公式サイトと予約サイトの掲載、下呂温泉旅館協同組合の案内をもとに書いています(26年10月時点)。運営者が泊まった体験ではありません。料金や空室は予約ページでご確認ください。
序章|下呂温泉 湯之島館へ、山の中腹の文化財の宿
下呂温泉の起源は、延喜年中(901〜923年)といわれます。かつての地名は「下呂」ではなく「湯島」でした。大正期に良い湯の湧く湯口を失って一度は廃れ、昭和3年(1928年)に現在の源泉が掘り当てられたと、湯之島館は説明しています。
湯之島館は、昭和2年に名古屋の実業家・岩田武七が構想した宿です。昭和4年に着工し、昭和6年11月に開業しました。平成22年(2010年)には、本館と渡り廊下、玄関が国の登録有形文化財になっています。敷地は5万坪、客室は40室です。
JR下呂駅からは車で約5分。駅から宿へは、無料のシャトルバスがあります。公式ページの時刻は2018年3月現在の表記なので、最新の運行は宿に電話で確かめてください。名古屋と下呂を結ぶ直行バスは1日1往復で、2か月前から予約でき、原則として旅館組合に加盟する宿の宿泊者が対象です。
- 本館は登録有形文化財。創業当時のスタイルのまま、客室に風呂はなし
- 展望大浴場と展望露天風呂。「山渓之湯」と「飛山之湯」
- 風呂付きの客室は別館の一部。源泉の風呂と宿が案内
山の中腹の文化財の宿で、客室に風呂のない本館に泊まり、湯は大浴場へ向かう。風呂付きの客室で過ごす夜を望むなら、別館を選ぶ。この宿の泊まり方は、その二つに分かれます。
第一章|数寄屋造りの本館と、娯楽館の洋館
本館は3階建ての数寄屋造りです。設計監督は丹羽英二氏で、木造の和風建築と近代の洋風建築を融合させました。もうひとつの娯楽館は、当時としては珍しい半木造半鉄筋コンクリートの洋館で、ダンスホールと家族湯、会議室を備えます。
創業時には、ビリヤード場、舞踏場、日光浴室、バー、テニスコートまで備えていました(テニスコートは現在は営業していません)。宿の記述によると、昭和33年の秋に昭和天皇と皇太后両陛下、昭和51年の夏に上皇・上皇后両陛下が宿泊されています。
本館の客室に、風呂はありません。 創業当時のスタイルのままで、湯は大浴場で入ります。客室の風呂を望む方は、別館の一部の客室から選んでください。
第二章|山渓之湯と飛山之湯、アルカリ性単純温泉
湯は、源泉名「下呂温泉」。アルカリ性単純温泉で、pHは8.90です。公式サイトの表示では、源泉の温度が55℃、使用する位置では42℃です。下呂温泉は集中管理システムを導入していて、加盟する旅館は同じ泉質の源泉を使えると、旅館協同組合が説明しています。
山の中腹にある展望大浴場と展望露天風呂が「山渓之湯」「飛山之湯」です。深夜は男女入れ替えの作業で入れない時間があります。家族風呂と山の足湯もあります。加温・加水・循環の有無は、予約の前に宿へたずねてください。
客室の風呂は、別館の一部の客室だけです。内湯、専用の露天風呂、檜風呂などのタイプがあり、公式は「どのお部屋のお風呂やシャワー、洗面台に至るまで新鮮な源泉」と案内しています。
第三章|四季彩々の会席と、朴葉味噌の朝
夕食は「四季彩々の会席料理」です。焼物は夏が鮎、冬が尼子(あまご)などの川魚。飛騨牛は、しゃぶしゃぶやステーキで出ます。食事処は「篝火」です。
朝食は、飛騨の朴葉味噌焼きと豚の角煮が宿の伝統の献立で、ご飯は岐阜県産のコシヒカリです。会場は8階の大広間「鶴之間」です。別注の料理もあります。
食物アレルギーは、宿泊日の3日前までに電話で伝えます。出汁は鰹と鯖が軸で、変更できません。
終章|山の足湯と、シャトルバスで下呂駅へ
5万坪の敷地には山の足湯があり、展望大浴場は朝にも入れます。下呂駅へ戻るときは、宿のシャトルバスがあります。
昭和の本館と、別館の風呂付きの客室。どちらに泊まる場合も、大浴場の湯は源泉名「下呂温泉」の湯です。
昭和6年に開業した本館に泊まり、山の中腹の展望大浴場へ向かう。登録有形文化財の建物と、アルカリ性の下呂の湯が、同じ宿にあります。
選ぶ前に: 本館の客室には風呂がありません。部屋で入れる風呂を求めるなら、別館の風呂付き客室を選びます。食物アレルギーは3日前までの電話連絡が必要で、シャトルバスの最新の時刻は宿へ電話で確かめてください。
\ 楽天トラベルの湯之島館のページで、空いている日を見られます /
\ 別館の風呂付き客室のプランは、じゃらんでも探せます /
寄り道|湯めぐり手形と、月ごとの花火物語
下呂温泉の街では、旅館の風呂を渡り歩くための湯めぐり手形が用意されています。旅館協同組合の案内では、手形に加盟する旅館のうち3軒の風呂に入浴でき、購入から6か月のあいだ使えます。手形を使える旅館は、組合のページで確かめられます。
街の夜には、「下呂温泉の花火物語」があります。月ごとにテーマの異なる花火が上がり、1月は成人花火です。日程は、旅館協同組合のページで確かめられます。
ほかの下呂温泉の宿は、下呂温泉 小川屋の記事で読めます。岐阜県の宿は岐阜のおすすめ温泉宿にまとめました。
選ぶ前に|本館と別館の違い、アレルギー、シャトルバスの時刻
文化財の宿だからこそ、部屋のタイプで条件が大きく変わります。
本館と別館の選び分け
- 本館。登録有形文化財。客室に風呂はなく、湯は大浴場です
- 別館の一部。内湯、専用露天風呂、檜風呂のタイプがあり、宿は源泉の湯と案内しています
食事と移動の条件
- 食物アレルギー。宿泊日の3日前までに電話で伝えます
- 出汁。鰹と鯖が軸で、変更できません
- シャトルバス。最新の時刻は、宿に電話で確かめます
- 宿泊税。下呂市で令和7年10月から導入され、別にかかります
- 3〜5歳の子。食事・布団が不要な場合は、施設使用料がかかります
基本情報|40室、住所・行き方・食事
予約の前に見返せる形で、基本の情報を並べます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 〒509-2207 岐阜県下呂市湯之島645(電話 0576-25-4126) |
| 客室 | 40室。本館は風呂なし。風呂付きは別館の一部 |
| 源泉・泉質 | 源泉名「下呂温泉」。アルカリ性単純温泉(pH8.90)。源泉55℃・使用位置42℃ |
| 風呂 | 展望大浴場・展望露天風呂「山渓之湯」「飛山之湯」。家族風呂、山の足湯 |
| 食事 | 夕食は四季彩々の会席。朝食は朴葉味噌焼きと豚の角煮 |
| 行き方 | JR下呂駅から車で約5分。無料のシャトルバスあり |
| 駐車場 | 無料。台数は宿へ |
※数字や条件は26年10月時点のものです。
よくある質問|客室の風呂・送迎・駐車場・アレルギー
客室の風呂や送迎など、予約の前に気になりやすい点です。
- 湯之島館の客室に風呂はありますか?
-
本館の客室には風呂がありません。風呂付きの客室は、別館の一部です。
- 下呂駅から湯之島館まで送迎はありますか?
-
下呂駅から無料のシャトルバスがあります。最新の時刻は、宿に電話で確かめてください。
- 湯之島館に駐車場はありますか?
-
駐車場は無料です。台数は、宿へたずねてください。
- 食物アレルギーがあるときはどうしますか?
-
宿泊日の3日前までに、電話で伝えます。出汁は鰹と鯖が軸で、変更できません。
- 湯之島館の朝食には何が出ますか?
-
飛騨の朴葉味噌焼きと豚の角煮が宿の伝統の献立で、ご飯は岐阜県産のコシヒカリです。
参考資料
湯之島館 公式サイト/楽天トラベル 湯之島館の宿ページ/下呂温泉旅館協同組合 公式サイト


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