
鶴の湯に泊まってみたいのですが、予約のしかたも、混浴のことも、よく分からなくて。



予約は電話か、日本秘湯を守る会のWebサイトです。お風呂には混浴の露天風呂があり、棟によって部屋の造りも変わります。
※鶴の湯温泉の公式サイト、乳頭温泉組合のページ、日本秘湯を守る会の宿ページをもとに書きました(26年10月時点)。運営者が泊まった体験ではありません。空室・料金は、電話か守る会のWebサイトでご確認ください。
序章|鶴の湯温泉へ、茅葺き屋根の本陣と半径50mに湧く4つの源泉
秋田県仙北市、乳頭温泉郷にある「鶴の湯温泉」は、茅葺き屋根の本陣が建つ温泉宿です。公式サイトは、乳頭温泉郷でも最も古くからある温泉宿と紹介しています。客室は34室で、通年営業です。
湯は、半径50m以内に湧く泉質の異なる4つの源泉です。白湯、黒湯、中の湯、滝の湯と呼ばれ、混浴の露天風呂があります。公式サイトは、同じ敷地から泉質の違う温泉が4つ湧く、珍しい温泉場としています。
着くまでの道のりも、旅のうちです。田沢湖駅から乳頭線のバスに乗り、乗るバスの時刻を電話で伝えると、アルパこまくさバス停まで鶴の湯の送迎車が迎えに来ます。部屋は、囲炉裏のある本陣か、六畳一間の湯治部屋か。食事は山の芋鍋で、風呂には混浴の露天風呂があります。この条件が揃うなら、山の中の宿で、鍋と湯を軸に過ごす一夜です。
第一章|本陣の囲炉裏と二号館の六畳一間、棟で選ぶ客室
客室は、1号館、2号館、本陣、新本陣・東本陣の棟に分かれます。棟によって食事の場所も部屋の造りも変わるので、泊まりたい棟から決めていきます。
本陣は、夕食を室内の囲炉裏のそばで食べる部屋食です。新本陣と東本陣では、新本陣5番と東本陣1番・5番の部屋に囲炉裏があります。新本陣1〜4番と東本陣2・3番は、広間で食事をします。囲炉裏の部屋に泊まりたいなら、部屋の番号まで見て予約しましょう。
二号館の湯治部屋は六畳一間で、トイレと洗面所は共同です。朝食も夕食も食堂で、一人でも泊まれます。一号館には大部屋もあり、食事は大広間です。
日本秘湯を守る会の施設情報では、冷房とエレベーターは「×」、暖房は「◯」です。夏の暑さや階段が気になる人は、予約の電話で聞いておくと安心です。
第二章|白湯・黒湯・中の湯・滝の湯、4つの源泉と混浴露天風呂
湯の話は、4つの源泉の名前から始まります。
源泉は、白湯、黒湯、中の湯、滝の湯。このうち滝の湯は打たせ湯で、冬は休みになります。浴槽は、内湯が8、露天が2。混浴の露天風呂があります。
湯の利用形態は、守る会のページで源泉かけ流しとされ、加水ありとも添えられています。泉質は、含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩泉ほかです。混浴以外の浴槽の有無と、入浴できる時間は、予約の電話で聞いておくと安心です。
日帰りで入るとき
日帰り入浴の受付時間は、乳頭温泉組合のページに載っています。月曜の扱いは、公式サイトと組合のページで少し違います。公式サイトは、毎週月曜は風呂清掃のため日帰り入浴は休みで、月曜が祝日なら直近の平日が清掃日とします。組合のページは、月曜は露天風呂が不可としています。休憩は二号館の玄関で、貴重品は二号館の入口のコインロッカーに預けます。
第三章|山の芋鍋と岩魚の塩焼き、川連塗りの膳
食事の主役は、山の芋鍋です。鶴の湯オリジナルの味噌仕立てで、山菜や岩魚の塩焼きなどが、川連塗りのお膳で出ます。
二号館以外は、すべて部屋出しです。外に面した本陣の部屋にも、雨や雪の日は笠をかぶって配膳する、と宿の案内にあります。
日帰りの人は、二号館の玄関の休憩所か、川沿いの露天テーブルで昼食がとれます。山の芋鍋定食、山菜丼、各種麺類が並びます。駐車場の横の喫茶「鶴の茶舎」は、土曜と日曜だけの営業です。酒は、地酒の秀よしと、秘湯ビール、秘湯ワインがあります。
終章|冬の暖房費と、1時間に1本のバス
鶴の湯は通年営業で、冬も泊まれます。冬の期間は、部屋ごとに暖房費がかかります。大体10月から5月までで、時期はその年の気温で前後します。滝の湯は冬季休みです。
行き方は、田沢湖駅から羽後交通の乳頭線バスで約50分、タクシーなら約30分です。乳頭線のバスは1時間に1本なので、先にバスの時刻から旅の段取りを決めます。送迎車が走るのは、鶴の湯と別館の山の宿、アルパこまくさバス停の間だけです。
車なら、東北自動車道の盛岡ICから約1時間です。道順は、国道341号の先達沢交差点を右折し、県道を13kmほど登って左折、木製の看板から鶴の湯林道を3km進みます。途中に別館の山の宿があります。冬の道路やバスの運行は、出発の前に宿へ電話で聞いておくと安心です。
茅葺きの本陣、公式サイトが半径50m以内とする4つの源泉、34室の客室。電話か守る会のWebから、予約が始まる宿です。
選ぶ前に:風呂には混浴の露天風呂があり、携帯電話の送受信は「△」です。冬は部屋ごとに暖房費がかかります。
予約は、電話の0187-46-2139か、日本秘湯を守る会のWebサイトで進めます。メールでの対応はありません。宿の案内は鶴の湯温泉の公式サイトにあります。
混浴の露天風呂が気がかりなら、男女別の大浴場と露天風呂がある湯瀬ホテルが、鹿角市の湯瀬温泉にあります。同じように混浴の風呂がある山の湯には、青森・八甲田の酸ヶ湯温泉旅館もあります。宿選びの進め方は温泉旅館の事前調査術に、秋田の宿を見渡すなら秋田の温泉宿のまとめにあります。
選ぶ前に|混浴の湯と、電波・冷暖房・冬の費用
湯と鍋に魅力がある一方で、先に知っておきたい点が3つあります。
混浴の湯と囲炉裏を目当てにする旅
- 混浴の露天風呂に入りたい旅。露天は2つあり、混浴の露天風呂があります
- 囲炉裏のそばで夕食をとりたい旅。本陣のほか、新本陣5番と東本陣1番・5番の部屋です
- 一人で湯治部屋に泊まりたい旅。二号館は六畳一間で、一人でも泊まれます
電波・冷暖房・冬の費用
- 携帯電話:送受信は「△」です
- 冷房とエレベーター:守る会の表示は「×」です。暖房は「◯」です
- 冬の暖房費:大体10月から5月まで、部屋ごとにかかります
基本情報|所在地・客室・湯・行き方・予約
所在地と客室、お風呂、行き方、予約の方法です。内容は26年10月時点です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 秋田県仙北市田沢湖田沢字先達沢国有林50 |
| 客室 | 34室。1号館、2号館、本陣、新本陣・東本陣の棟があります |
| 風呂 | 内湯8、露天2(日本秘湯を守る会の表示)。混浴露天風呂があります |
| 食事 | 山の芋鍋と岩魚の塩焼き。二号館以外は部屋出し |
| 行き方 | JR田沢湖駅から羽後交通の乳頭線バス。バスの時刻を電話で伝えると、バス停まで宿の送迎車が迎えに来ます |
| 営業 | 通年営業 |
| 予約 | 電話の0187-46-2139か、日本秘湯を守る会のWebサイト。メールでの対応はありません |
よくある質問
予約、送迎、日帰り入浴、携帯電話、カード、冬の暖房費など、着く前に確かめたい点に答えます。
- 予約はどうすればいいですか?
-
電話の0187-46-2139か、日本秘湯を守る会のWebサイトで受け付けています。メールでの対応はしていません。
- 田沢湖駅から送迎はありますか?
-
田沢湖駅までではなく、アルパこまくさバス停までの送迎です。乗る乳頭線バスの時刻を電話で伝えると、送迎車が迎えに来ます。送迎は、鶴の湯と山の宿、アルパこまくさバス停の間だけです。
- 日帰り入浴は、月曜でも入れますか?
-
公式サイトと乳頭温泉組合のページで案内が違います。公式サイトは月曜は日帰り入浴が休み、組合のページは月曜は露天風呂が不可です。出かける前に電話で確かめましょう。
- 携帯電話はつながりますか?
-
日本秘湯を守る会のページでは、携帯電話の送受信は「△」です。
- クレジットカードは使えますか?
-
使えます。日本秘湯を守る会のページには、VISAとMASTERが載っています。公式サイトでは、支払いはフロントで現金かカードです。
- ペットは泊まれますか?
-
泊まれません。日本秘湯を守る会のページで、ペットは「×」です。
- 冬に泊まるときの注意点はありますか?
-
冬の期間は、一部屋ごとに暖房費が別にかかります。時期はその年の気温で前後し、大体10月から5月までです。
- ほかの乳頭温泉郷の湯にも入れますか?
-
乳頭温泉組合の湯めぐり帖があります。組合に加入する鶴の湯、妙乃湯、蟹場、大釜、孫六、黒湯、休暇村の7軒の入浴が可能で、宿泊客だけに販売され、各施設のフロントで買います。支払いは現金のみです。
参考資料
鶴の湯温泉 公式サイト、乳頭温泉組合、日本秘湯を守る会 鶴の湯温泉の宿ページ
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