秋田の温泉宿おすすめ10選|乳頭から鹿角・男鹿へ巡る旅

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※本記事ではアフィリエイトリンクを使用しています。Amazonのアソシエイトとして、旅っ温泉旅館は適格販売により収入を得ています。記事見出し・キャッチコピー・紹介文には、当サイト独自の編集表現を含みます。最新情報は公式サイト・各予約ページ等をご確認ください。

秋田の温泉、乳頭温泉郷も男鹿も気になるけれど、エリアが広くてどこから決めればいいのか分からなくなってきました……。

管理人

秋田は山側の秘湯と日本海側の湯とで、雰囲気がまるで違う県です。田沢湖を起点に鹿角・大館、男鹿半島、小安峡と回ってみると、あなたの好みに近い一軒がきっと見つかりますよ。

秋田県には、乳頭温泉郷の混浴露天や夏瀬温泉の一軒宿が集まる田沢湖エリア、開湯800年の温泉が息づく鹿角・大館、なまはげ伝説が残る男鹿半島、そして小安峡温泉まで、性格の異なる温泉地が点在しています。この記事では、田沢湖から鹿角・大館、男鹿半島、小安峡へと巡る旅の道すじとして、10軒の宿を紹介します。

気になる宿がすでにある方は、比較表からそのまま詳しい記事へ進めます。まだ決めきれていない方は、次の章から旅の順番どおりに読み進めてみてください。旅は、田沢湖の駅前でバスに乗るところから始まります。

※本記事に掲載した宿の特徴は、各宿の公式サイト・楽天トラベルの掲載情報をもとに構成しています(26年9〜10月時点)。運営者自身が宿泊した体験ではありません。最新の設備・料理内容は、予約ページでご確認ください。

気になる宿は、宿ごとの記事で客室・お風呂・食事を読んでから選べます。空室を確かめたい宿が決まっている方は、下のボタンから予約ページへ進めます。

\ 気になる宿が決まったら /

10軒のうち1軒(蔵サウナと文化財の宿 森長)は天然温泉ではなく、蔵サウナと水風呂で楽しむスタイルの宿です。行きたい宿がすでに決まっている方は、下の早見表からどうぞ。

この記事でわかること
  • 田沢湖から鹿角・大館、男鹿半島、小安峡へとめぐる旅の道すじと、各エリアの温泉・宿の個性
  • 10本の宿紹介記事から拾える、湯・食事・雰囲気・向いている人のポイント
  • 目的別(秘湯を味わいたい/記念日に贅沢したい/文化財の蔵サウナを楽しみたいなど)に合う宿の選び方
目次

序章|秋田の湯の旅へ、乳頭の七湯から谷底の噴湯まで

秋田の湯の旅は、秋田新幹線の田沢湖駅から始まります。駅前から羽後交通の乳頭線バスに乗ると、向かう先は乳頭山麓。乳頭温泉組合の案内によると、乳頭温泉郷は十和田・八幡平国立公園の乳頭山麓に点在する七湯の総称で、それぞれが独自の源泉を持ち、源泉は10種類以上にのぼります。

田沢湖から北へ進むと、鹿角と大館です。開湯800年の大湯温泉、湯瀬温泉、そして秋田犬が迎える小さな宿。旅は、乳頭の山の湯から県北の湯へ移ります。

旅の中ほどで、日本海側の男鹿半島へ渡ります。男鹿のなまはげは国の重要無形民俗文化財で、ユネスコ無形文化遺産にも登録されていると、森長の公式サイトは紹介しています。この半島には、自家源泉の宿と、最上階から海を望む展望風呂、そして駅前の文化財の蔵でサウナに入る宿があります。

旅の終点は、県南の小安峡です。湯沢市の公式ページによると、皆瀬川の急流が長い年月をかけて両岸を削ってできたV字谷で、冬には峡谷に大きなつらら「しがっこ」が下がります。谷の底では、熱湯と蒸気が激しく噴き出す小安峡大噴湯が見られ、市は蒸気や熱水がたまる地熱貯留層の亀裂が露出した、世界でも珍しい地形だと紹介しています。江戸時代の紀行家・菅江真澄も、この地で湯が噴き出すさまを、雷神のひびきのような音と日記に書き残したと伝わります。

乳頭の10を超える源泉に始まり、谷底で湯が噴き上がる小安峡で終わる。秋田の旅は、湯の湧きかたをたどる道でもあります。このあとは、田沢湖、鹿角・大館、男鹿半島、小安峡の4つの舞台を、旅の順にたどります。

鹿角・大館から男鹿半島までは、県内でも距離のある移動になります。無理に一日で回ろうとせず、旅程を分けて考えるのがおすすめです。

第一章|田沢湖と乳頭、バスに乗って旅を始める3軒

旅の最初の舞台は田沢湖です。乳頭山麓の混浴露天の宿、周囲に宿のない一軒宿、客室ごとに専用ダイニングが付く宿と、同じエリアでも滞在の質は大きく違います。

鶴の湯温泉|混浴露天風呂と茅葺きの本陣

JR田沢湖駅の駅前から、羽後交通の乳頭線バスに乗ります。バスは1時間に1本。乗る便の時刻を宿へ電話で伝えておくと、バス停まで宿の送迎車が迎えに来ます。乳頭温泉組合の案内では、駅からバスで約50分です。

着いた「鶴の湯温泉」は、公式サイトが乳頭温泉郷でも最も古くからある温泉宿と紹介する宿です。茅葺き屋根の本陣は、かつて警護の者が詰めた建物で、今は鶴の湯を代表する建物になっています。湯は、半径50m以内に湧く白湯・黒湯・中の湯・滝の湯の4つの源泉。混浴の露天風呂があり、浴槽は内湯8、露天2、源泉かけ流しで加水ありと表示されています(日本秘湯を守る会)。

膳は、鶴の湯オリジナルの味噌仕立てで出る山の芋鍋と、岩魚の塩焼きなど。二号館以外は、部屋で食べます。雨や雪の日は、笠をかぶって膳が運ばれると公式サイトは案内しています。

白湯・黒湯・中の湯・滝の湯。名前の違う4つの湯のうち、どれから入るかを考える時間も、この宿の夜の一部になりそうです。

選ぶ前に:予約は電話か日本秘湯を守る会のWebで、メールでの受け付けはありません。混浴以外の浴槽の有無と入浴できる時間は、予約の電話で聞いておくと安心です。二号館の湯治部屋はトイレと洗面所が共同で、冷房とエレベーターはなく、守る会のページでは携帯電話の送受信は「△」です。冬期は部屋ごとに暖房費がかかり、大体10月から5月までと公式サイトは案内しています。滝の湯(打たせ湯)は冬季休みです。

鶴の湯温泉の客室・お風呂・食事の詳細はこちらで、混浴露天風呂や棟ごとの客室も読めます。

夏瀬温泉 都わすれ|周囲に宿のない一軒宿と、全10室

田沢湖から角館に出て、角館駅からは車で約30分。無料の送迎車があり、要予約で、角館駅発は1日2便です。江戸時代から薬湯として親しまれてきた夏瀬温泉の一軒宿「夏瀬温泉 都わすれ」は、客室全10室(26年10月時点)。宿の説明では、周囲に民家も旅館もありません。

湯は、宿の説明で源泉かけながし100%。泉質は弱アルカリ泉・カルシウム・ナトリウム硫酸塩泉で、大浴場と露天風呂があり、入浴は夜通しできます。夕食と朝食は、レストラン(ダイニングルーム)でいただきます。じゃらんの掲載プランは、客室露天風呂付きです。

民家も旅館もない場所で、夜通し入れる湯につかる。この宿で過ごす時間は、そこに尽きるのかもしれません。

選ぶ前に:楽天トラベルでは、26年10月5日時点で予約可能な部屋が表示されていません。営業と予約の可否は、予約ページか宿で確かめてから計画を立ててください。冬期は市道の夏瀬線に交通規制がかかり、車で来る人も指定の場所で送迎車に乗り換えます。送迎はどの季節も要予約です。

夏瀬温泉 都わすれの客室・お風呂・食事の詳細はこちらも参考にしてみてください。

花心亭しらはま|全室専用ダイニングと秋田の郷土会席

田沢湖駅から車で約12分。無料の送迎は、前日までの完全予約制です。「花心亭しらはま」の客室は15室で、すべての部屋の向かい、廊下をはさんだ場所に専用ダイニングルームがあり、夕食も朝食もそこでいただきます。

夕食は、秋田ブランド黒毛和牛・錦牛の陶板焼きなど。宿の案内では、食材はすべて東北産です。地酒は常時20種以上が揃うと公式サイトは案内しています。朝食は、あきたこまちの一汁一菜。

湯は天然温泉の田沢の湯(ナトリウム-塩化物泉)で、大浴場の露天風呂には十和田石が使われています。約20畳の和室小あがりがある貸切家族風呂は無料で、入口で空室を確かめて鍵を受け取ります。

部屋のすぐ向かいで、東北産の食材の膳を。移動の多い旅の途中で、席を立たずに過ごせる夜の一泊です。

選ぶ前に:夕食は、最終の開始時刻を過ぎると召し上がれず、返金もされません。到着が遅くなる日は、予約前に宿へ連絡してください。アレルギーは9品目までの対応で、ほかは対応していません。入湯税は別途かかります。

花心亭しらはまの客室・お風呂・食事の詳細はこちらで、部屋タイプごとの眺めも確認できます。

第二章|鹿角と大館、北へ向かう湯と秋田犬の3軒

田沢湖から北へ向かいます。渓流の宿、開湯800年の大湯温泉の宿、秋田犬のいる小さな宿。県北の3つの顔を順にたどります。

湯瀬ホテル|男女別の露天風呂と郷土料理のビュッフェ

JR花輪線の湯瀬温泉駅から、歩いて約5分。夜間や悪天候、荷物が多いときには、駅から送迎車も出ます。「四季彩り 秋田づくし 湯瀬ホテル」は本館と別館をもつ宿で、湯瀬温泉の湯はアルカリ性単純泉、公式サイトの分析表の見出しは「天然温泉 かけ流しの湯」です。

男性の大浴場「仙人の湯」の露天風呂は、湯瀬渓流のせせらぎを聞く造り。女性の大浴場の露天風呂は、自然庭園を眺める造りです。2024年4月に開いた「瞑想 森の湯」は、18歳未満は入れず、少人数で入る湯です。

夕食は和食中心のビュッフェで、比内地鶏のきりたんぽ鍋が付きます。公式サイトによると料理は35種類以上で、集客の状況によっては、和食膳での提供になる日もあります。

渓流の音を聞く露天風呂と、きりたんぽ鍋の夜。湯瀬の一夜は、その二つを軸に流れていきます。

選ぶ前に:ビュッフェは和食が中心で、和・洋・中が揃うわけではありません。刺青(タトゥーを含む)のある方は大浴場に入れず、深夜と早朝は入浴できません。11月から雪になることがあり、車はチェーンかスタッドレスタイヤが必要です。

湯瀬ホテルの紹介記事では、大浴場・瞑想 森の湯・ビュッフェを詳しく読めます。

ホテル鹿角|開湯800年の大湯温泉と、雑木の山を望む露天風呂

東北自動車道の十和田ICから、国道103号で車約12分。十和田湖までは車で約30分、ホテルの真向かいには道の駅があり、十和田湖や八幡平アスピーテラインへ向かうドライブの拠点になります。JR十和田南駅と高速バスの停留所からは、無料の送迎バスがあり、完全予約制で2日前までの申し込みです。

鹿角市の大湯温泉に立つ「ホテル鹿角」の大浴場には、開湯800年の歴史を持つ大湯温泉の湯(ナトリウム塩化物泉)が引かれています。露天風呂は、雑木の山が水面を彩ると公式サイトが表す造りです。夕食は、きりたんぽ発祥の地の鍋がつく和食会席膳のコース。朝食はバイキングで、日によって和食のお膳になります。

ロビーは広く、ソファが並びます。館内には、四季で表情の変わる中庭もあり、食事の前後を過ごす場所に困りません。

選ぶ前に:じゃらんには「大湯温泉(循環ろ過)」と載っています。かけ流しの湯を重視する方は、予約前に宿の案内と見比べてください。桃豚のしゃぶしゃぶときりたんぽ鍋を選べるプランなど、夕食の中身はプランごとに違います。

ホテル鹿角の客室・お風呂・食事の詳細はこちらもあわせてご覧ください。

ふるさわおんせん|秋田犬の親子と源泉掛け流しの湯

JR大館駅から車で約7分。大館市新綱の「ふるさわおんせん」は、客室全8室の小さな一軒宿です。玄関で迎えるのは、秋田犬の温と華の親子。宿の公式サイトは、おもてなしスタッフと紹介しています。日帰りのふれあいは電話での予約が必要で、宿泊の人には、時間を区切ったふれあいが案内されています。

湯は天然温泉100%の源泉掛け流しで、泉質はナトリウム硫酸塩泉(芒硝泉)。無色透明で、温度はぬるめです。夏の限定で、外気温が26度以上の日に源泉33度の湯を掛け流す「ぬる湯」もあります(6月中旬から9月末)。夕食は、比内地鶏の出汁で炊くきりたんぽ鍋(季節メニュー・要予約)が看板です。

秋田犬の親子に会い、ぬるめの湯に入り、きりたんぽ鍋を囲む。8室の宿のなかで、その3つがひと晩に収まります。

選ぶ前に:客室は全室和室・布団で、客室にトイレと風呂はありません。駐車場は普通車25台で、無料ですが予約制です。きりたんぽ鍋は季節メニューのため、泊まる日に出せるかを予約のときに聞いてください。

ふるさわおんせんの客室・お風呂・食事の詳細はこちらで、犬との会い方や夕食の予約のことも読めます。

第三章|男鹿半島、日本海へ出て出会う3軒

鹿角・大館から日本海側へ、旅の舞台を大きく移します。自家源泉をかけ流す宿、最上階から海を望む展望風呂の宿、男鹿駅前で文化財の蔵がサウナになっている宿。半島の3軒は、湯のかたちがそれぞれ違います。

男鹿温泉郷 元湯雄山閣|なまはげの吹き出し口と石焼料理の実演

JR男鹿線の羽立駅から路線バスで、約40〜45分(楽天は約45分、じゃらんは約40分)。JR男鹿駅からは無料の送迎が1日1便あり、完全予約制です(予約の期限は楽天が3日前、じゃらんが2日前)。男鹿市北浦湯本草木原の「男鹿温泉郷 元湯雄山閣」は、全12室(26年10月時点)の小さな和風旅館で、ロビーでは、なまはげが迎えます。

自慢は、自館専用の源泉。宿の案内では、毎分200リットルの天然温泉が、男女の大浴場と露天風呂の4つの浴槽にかけ流されます。浴槽の吹き出し口はなまはげで、湯は普段は茶褐色。日によって緑色や白色に変わる日があります。

夕食では、漁師料理が原型の男鹿の名物石焼料理を、食事処で目の前で作る実演が見られます(「石焼付き」のプラン)。宿の案内によると、なまはげ館までは車で約15分です。

吹き出し口のなまはげが、どんな勢いで湯を出すのか。湯の色が、その日どちらに傾くのか。入る日にならないと決まらない湯が、この宿には湧いています。

選ぶ前に:館内にエレベーターはなく、大浴場へは階段を下ります。石焼料理が付くのは、石焼付きのプランです。食事処は、椅子とテーブル席で個室ではありません。

男鹿温泉郷 元湯雄山閣の客室・お風呂・食事の詳細はこちらで、なまはげの吹き出し口の様子も確認できます。

男鹿観光ホテル|最上階の展望大浴場と、プランで選ぶ石焼料理

同じ男鹿温泉郷でも、本館と潮見館に90室がある「男鹿観光ホテル」は、公式サイトが男鹿で最大規模と表す宿です。羽立駅からは路線バスで約40分(公式サイト。楽天トラベルは約45分)。JR男鹿駅からは、予約制の無料送迎バスが出ます(2日前までの申し込み)。

最上階8階の展望大浴場「満天の湯」は、日本海でありながら日の出が見られる朝の景色を、公式サイトが見どころに挙げる風呂です。露天浴場「樹海の湯」もあります。源泉は姉妹館「男鹿ホテル」の「石山の湯」から引き込み、かけ流しで、海水に似た塩分を含むと公式サイトは案内しています。

石焼料理は、焼いた金石(溶結凝灰岩)で生の魚介を急速に加熱する男鹿の漁師料理です。夕食のバイキングは約50種の和洋中が並ぶと、楽天トラベルのプラン説明にあります。

日の出を湯から見るか、石焼の実演を目の前で見るか。海のそばの90室は、朝の使いかたで表情が変わります。

選ぶ前に:石焼料理は、プランによって付くか、追加のオプションになります。夕食の会場もプランで変わります。入浴は午後から深夜までと早朝で、毎日5時間ほど、男女を交代して清掃します。JR男鹿線の設備メンテナンスで一部運休があり、無料送迎バスの時刻が変わっていると、公式サイトが26年9月30日にお知らせしています。出発前に最新の案内をご覧ください。

男鹿観光ホテルの客室・お風呂・食事の詳細はこちらもあわせてご覧ください。

蔵サウナと文化財の宿 森長|男鹿駅前、文化財の蔵がサウナの宿

JR男鹿駅から、歩いて約1分。船川港の通りには、男鹿の昔ながらの商店や居酒屋が軒を連ねると、公式サイトは案内しています。「蔵サウナと文化財の宿 森長」は、築約100年の旧旅館を改装した宿で、個室10室とドミトリー1室。本館・離れ・土蔵の3棟が、国の登録有形文化財です。

主役は、文化財の土蔵がまるごとサウナになった蔵サウナ。内装は青森ヒバ、サウナストーンは男鹿の「金石」で、セルフロウリュもできます。水風呂は、男鹿の名水「滝の頭」を掛け流した木桶です。本館にもサウナがあり、蔵と本館のどちらでも、なまはげをイメージしたサウナハットをかぶって入ります。

夕食は事前申込みの「森長御膳」で、秋田の発酵食や山菜、男鹿の海藻が中心です。朝食も予約制で、味噌は徒歩10分の醸造元のものと公式サイトは案内しています。夕食なしの日は、徒歩圏の居酒屋や寿司店を案内してもらえます。

駅を降りて1分で、旅の荷をほどける。男鹿の旅の終わりを、サウナで締めたい人に向く宿です。

選ぶ前に:この宿に天然温泉と大浴場はありません。湯船に浸かりたいときは、時間制の貸切ファミリーバスを使います。客室にシャワー・トイレ・洗面はなく共用で、エレベーターもありません。外気浴は水着かポンチョの着用が必要で、貸出があります。温泉の湯めぐりが目的の旅には向きません。

蔵サウナと文化財の宿 森長の客室・サウナの詳細はこちらで、蔵サウナの様子も確認できます。

第四章|小安峡、谷の湯煙に着く旅の終点1軒

男鹿半島からさらに南、県南部の小安峡温泉が、この旅の終点です。序章で触れた皆瀬川のV字谷には、春は新緑、秋は紅葉、冬は大きなつららが下がると湯沢市は紹介しています。

旅館 多郎兵衛|秋田杉の梁の大浴場「薬師の湯」

JR湯沢駅から路線バスで約50分(湯沢市の案内では約55分)、「元湯」で降りるとすぐです。湯沢駅の東口からは、宿の送迎も前日までの予約で受けられ、冬は遅れることがあります。「旅館 多郎兵衛」は、公式サイトによると当代で十二代を数える湯宿で、客室は全19室です。

大浴場「薬師の湯」は、樹齢100年、全長50メートルの秋田杉の梁を見上げる造りで、床には阿蘇の石が敷かれ、薄暗い作りです。ほかに、宮城県栗原市の栗駒焼を敷き詰めた「陶喜の湯」、唯一の露天風呂「風の湯」、離れの「三宝の湯」、貸切の「子宝の湯」があり、湯は全部で5つです。風の湯は、朝に男女が切り替わります。

夕食は、女将が手づくりする山菜や渓流の魚の膳です。栗駒山麓育ちの皆瀬牛のステーキ付きプランもあります。朝食は、女将の漬物や煮物が並ぶ「ちょこっとバイキング」です。

5つの湯を、夜と朝にどう回るか。宿から谷へ歩いて大噴湯を見に行くか、湯に戻るか。小安峡の滞在は、そんな順番の選び方で変わります。

選ぶ前に:三宝の湯は11月中旬から3月まで閉鎖されます。陶喜の湯と風の湯には洗い場がありません。和室10畳+次の間は階段のみでエレベーターがなく、和室12畳(ベランダ付)の1階を望むときは、前もって宿へ連絡します。小安峡大噴湯は、宿の公式サイトでは宿から500m・徒歩8分ほどの案内で、散策路は11月中旬から4月中旬まで冬季閉鎖です。湯沢市の案内では、大噴湯の遊歩道は片道約30分、階段は上流側302段、下流側406段で、冬期と増水時は通行止めになることがあります。そのときは、河原湯橋の上から眺められます。

旅館 多郎兵衛の客室・お風呂・食事の詳細はこちらで、薬師の湯の様子も確認できます。

終章|秋田の湯の旅、迷ったらこの4軒から

10軒を読んでも決めきれないときは、旅の目的から1軒を選ぶ手もあります。宿名を選ぶと、予約ボタンの一覧へ戻れます。

旅の始まりの乗り物は、田沢湖駅から乳頭へ向かう1時間に1本のバスです。乗る便の時刻を宿に電話で伝えれば、バス停には送迎車が来ます。終点の小安峡では、風の湯の男女が切り替わる朝を迎え、谷の大噴湯へ歩く道が待っています。バスの時刻を決めるところから、秋田の湯の旅は動き出します。

この記事のまとめ

秘湯の湯治情緒を味わいたい:乳頭温泉郷の鶴の湯温泉。
周囲に宿のない一軒宿で過ごしたい:夏瀬温泉 都わすれ。
食事の時間をゆっくり過ごしたい:専用ダイニングつきの花心亭しらはま。
大浴場とビュッフェで温泉をたっぷり楽しみたい:鹿角の湯瀬ホテル・ホテル鹿角。
秋田犬の親子と、きりたんぽ鍋を味わいたい:大館のふるさわおんせん。
なまはげの湯や海の景色、蔵サウナを楽しみたい:男鹿半島の元湯雄山閣・男鹿観光ホテル・森長。
秋田杉の梁の大浴場で、趣の違う湯を巡りたい:小安峡温泉の旅館 多郎兵衛。

宿選びの前に、温泉旅そのものの準備を整えておきたい方はこちらもあわせてどうぞ。

秋田の温泉宿おすすめ10選|10軒の特徴と予約先を一望する

旅の道のりはここまで。ここからは、旅の順番(田沢湖→鹿角・大館→男鹿半島→小安峡温泉)に沿って10軒を並べた比較表です。宿名から各宿の詳しい記事へ進め、行き先がもう決まっている方は表の下の予約ボタンから、そのまま空室状況を確かめられます。

スクロールできます
宿名エリア湯・雰囲気の特徴向いている人予約
鶴の湯温泉乳頭温泉郷混浴露天風呂と茅葺きの本陣秘湯・湯治情緒を求める人予約ボタンへ ↓
夏瀬温泉 都わすれ田沢湖・角館周囲に宿のない一軒宿と、全10室周囲に宿のない一軒宿で過ごしたい人予約ボタンへ ↓
花心亭しらはま田沢湖全室専用ダイニングと秋田の郷土会席食事の時間を部屋の前でゆっくり過ごしたい人予約ボタンへ ↓
湯瀬ホテル鹿角・八幡平男女別の大浴場と露天風呂、和食中心の郷土料理ビュッフェ温泉と食事を両立したい人予約ボタンへ ↓
ホテル鹿角鹿角・大湯温泉開湯800年の大湯温泉と、雑木の山を望む露天風呂大浴場と郷土の夕食をゆっくり味わいたい人予約ボタンへ ↓
ふるさわおんせん大館秋田犬の親子と、源泉掛け流しの芒硝泉秋田犬の親子に会いたい人予約ボタンへ ↓
男鹿温泉郷 元湯雄山閣男鹿温泉郷なまはげの吹き出し口と石焼料理の実演本物の湯力を求める人予約ボタンへ ↓
男鹿観光ホテル男鹿温泉郷最上階の展望大浴場と、プランで選ぶ石焼料理眺望と名物料理を楽しみたい人予約ボタンへ ↓
蔵サウナと文化財の宿 森長男鹿・船川文化財の蔵サウナ(温泉なし)サウナ好き・文化財に泊まりたい人予約ボタンへ ↓
旅館 多郎兵衛小安峡温泉秋田杉の梁の大浴場と5つの湯趣の違う湯を巡りたい人予約ボタンへ ↓

比較表と同じ順番で、宿ごとの予約先を並べました。楽天トラベルとじゃらんの両方に載っている宿は、好きな方を選べます。宿名の横の「宿の記事を読む」からは、客室・お風呂・食事の紹介へ進めます。

鶴の湯温泉

夏瀬温泉 都わすれ

花心亭しらはま

湯瀬ホテル

ホテル鹿角

ふるさわおんせん

男鹿温泉郷 元湯雄山閣

男鹿観光ホテル

蔵サウナと文化財の宿 森長

旅館 多郎兵衛

秋田の温泉宿|よくある質問

秋田の宿選びで迷いやすいポイントを、Q&A形式で整理しました。

秋田県で温泉宿を選ぶなら、田沢湖と鹿角のどちらがいい?

乳頭温泉郷や夏瀬温泉など秘湯の情緒を求めるなら田沢湖エリアが向いています。開湯800年の大湯温泉の宿や渓谷リゾートでゆったり過ごしたいなら、鹿角エリアの宿がおすすめです。どちらも田沢湖からのアクセスがしやすいため、旅程を組み合わせるのもよいでしょう。

男鹿半島まで足を延ばす価値はある?

男鹿半島は鹿角・大館から見ると日本海側へ大きく移動する道のりになりますが、なまはげの吹き出し口の湯や石焼料理は男鹿まで足を延ばした先にあります。本記事で紹介した3軒のように、自家源泉の湯や最上階の展望風呂、蔵サウナを目当てに旅程へ組み込めます。

紹介されている宿は、すべて天然温泉?

いいえ。蔵サウナと文化財の宿 森長は天然温泉の大浴場を持たず、蔵サウナと水風呂で楽しむスタイルの宿です。残る9軒は自家源泉や引き湯を使う温泉宿です。気になる宿が決まったら、公式ページや予約ページで最新の泉質・設備情報もあわせて確認しておきましょう。

鶴の湯温泉の混浴風呂に抵抗がある場合はどうすればいい?

日本秘湯を守る会の宿ページには、混浴露天風呂の写真があります。混浴以外の浴槽の有無と入浴できる時間は、予約の電話で確かめてください。

雪の季節に行くなら|足もと・寒さ・濡れ物の備え

冬に温泉街を歩くなら、足もとと寒さ、湯上がりの濡れ物の備えがあると身軽です。持ち物の一例です。

  • 靴に付ける氷雪用ソール: 靴の裏に取り付けるタイプ。サイズが分かれているので、靴に合うものを選んでください。(Amazon/楽天市場)
  • 貼るカイロ: 衣類に貼るタイプ。桐灰の商品ページでは14時間持続と案内されています。(Amazon/楽天市場)
  • 濡れたタオルを入れるポーチ: 止水ファスナー付きで、24×17cmの大きさと案内されています。(Amazon/楽天市場)

※商品の内容は各ページでご確認ください。雪道は、靴の備えがあっても足もとに気をつけて歩いてください。

秋田で紹介している宿|10軒の記事一覧

このページで取り上げた宿のほかにも、秋田の宿をそれぞれの記事で紹介しています。宿の名前から、くわしい記事へ進めます。

参考資料
各宿の公式サイト・楽天トラベル掲載ページ、日本秘湯を守る会、乳頭温泉組合、湯沢市公式ページ(小安峡)。26年9〜10月時点の情報をもとに構成しています。

物語で読んでみたい温泉旅館があれば、お問い合わせから宿名を教えてください。公式サイト・楽天トラベル・じゃらんで確かめられる宿だけを書くので、必ずお書きできるとは限りません。一棟貸しや休業中の宿も対象外です。

紹介をご希望の旅館さまも、同じお問い合わせからどうぞ。掲載は無料です。内容は公式サイトと予約サイトで確かめられる事実だけで書き、宿泊や料金をいただいて書くことはしません。将来そうする場合は、記事に「PR」と明記します。情報の誤りのご連絡も、こちらで受け付けています。

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